- これからリゾートバイトを始めてみたい
- 経験のない職種について詳しく知りたい
そんな人たちに向けて、リゾバによくある職種の仕事内容や一日の流れ、メリット・デメリットを全てまとめました。
私の実体験+リゾバ仲間から直接聞いたものを合わせると、おおよそリゾバによくある職種はすべて網羅されています。本記事では23職種を紹介!
この記事を読めば、リゾバをする上でどの職種がどれくらい大変(または楽)で、どの職種にはどんな人が向いているか、さらにどの職種を選べばどんな毎日になるかまで、すべて分かります。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
その他のSNSでの発信はこちらにまとめてあります→インスタ・Tiktok・Youtube
使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
まだ派遣会社に登録していない人は先にこちらをどうぞ
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リゾートバイトの始め方。派遣会社の登録方法を画像付きで丁寧に解説!
リゾートバイトに関する情報を発信していく中で、どんな内容が参考になるかリゾバ仲間に相談したところ、こんな貴重な意見をいただきました。
私の場合は、なんかこう…ぱっと見で仕事の難しさとか、向いてる人とか、そういうのが分かる表みたいのがあったら嬉しいな。
ということで、作りました一覧表はこちら>
今回は、リゾバによくある「職種」の実態について、私+経験者のリアルな体験談をまとめました。
※私やリゾバ仲間の経験を元にした内容であり、全国各地にある数千ものリゾバ施設で、「この職種を選べば絶対にこうだ!」とは言い切れません。あくまで「参考」にどうぞ。
「勤務地選び」で迷った際はこちらの人気記事を参考にしてください
↓↓↓↓↓↓↓
リゾートバイト職種別の評価一覧表
リゾバの大変さ(楽さ)は人によってかなり感じ方が変わります。
また働く時期やその時の職場の状況によっても変わるので、「一概に言えない」のが正直なところですが、おおむね一年を通した平均、また多くのリゾバ施設の平均として考えて、「体力」「スキル」の面から「初心者難易度」を割り出し、「一言で言うならどんな感じ?」を添えました。
初心者難易度の評価で☆4つ以上の職種は、初めてのリゾバで選ぶと大変な思いをするかもしれないと思っていただいて良いです。
閑散期では☆一つ分くらいは余裕で下がるので、興味ある職種に初めて挑戦する際は、GW・夏休みなどの大型連休を外した閑散期にやってみると良いでしょう。
スキー場のリゾバ(特にゲレンデ)の求人は、仕事内容が簡潔で覚えやすいので、初心者におすすめな職種がたくさんあります。
まだ始める時期を決めていない人は、まずはスキー場リゾバから初めてみるのもひとつの手です!
リゾバによくある職種19選
表は横にスクロールできます👆
職種 | 体力 | スキル | 初心者難易度 |
---|---|---|---|
調理 | 調理経験者じゃないなら辞めておくのが無難 | ||
調理補助 | 指示に従ってテキパキ・丁寧に動ける人はOK | ||
レストランホール | 臨機応変に動き・料理やお酒の説明なども必要 | ||
バイキングホール | レストランホールを易しくした感じ | ||
中居 | やること・覚えることが多く、接客も必要で、リゾバ最難レベル | ||
洗い場 | 1人黙々作業が得意な人はOK 食洗機の熱気で暑い | ||
フロント | 接客・パソコン・金銭取り扱い・電話対応と幅広く、難しい職種 | ||
ベル | お客様の手助けがメインで、重い荷物があると大変 | ||
清掃 | 流れを覚えたら単純作業だが、スピード・体力が結構必要 | ||
売店 | 基本ゆるい 金銭の取り扱いだけ注意 | ||
館内業務全般 | 小さなホテル・民宿に多く、覚えることは多いが、シンプルな感じ | ||
プール監視員 | 基本ゆるい 屋外プールでは日差しで体力を消耗する | ||
アクティビティ | 常に元気に明るく振舞える人には楽しい職種 | ||
受付・チケット販売 | フロントを易しくした感じ | ||
キャンプ場・グランピング施設 | 「館内業務全般」と似ているが、仕事内容はもっと幅広い | ||
山小屋 | 生活環境が厳しく、労働時間が長い | ||
農業 | 作業は単純だが重労働 外作業が好きな人はOK | ||
工場 | 黙々作業が得意な人はOK ポジションによって体力面はかなり変わる | ||
リゾキャバ | 普通のキャバクラより和気あいあい ノルマなどは無し |
人気リゾバ地「スキー場」ならではの職種も、下の表にまとめました。
スキー場ならではの職種4選
表は横にスクロールできます👆
職種 | 体力 | スキル | 初心者難易度 |
---|---|---|---|
リフト | 基本ゆるい 降雪が激しいと少し大変 | ||
レンタル | 流れを覚えれば簡単 一日の中で緩急差がある | ||
ディガー | パークが好きなら楽しめる | ||
パトロール | 救急に関わる責任重大な仕事 |
リゾートバイト職種別の仕事内容・一日の流れ・メリットデメリット
リゾートバイトでよく募集のかかる職種の仕事内容や一日の流れ、メリット・デメリットを紹介していきます。
自身の長年の経験に加えて、経験豊富なリゾバ仲間たちから直接聞いた話を元に書いているので、かなりリアルな情報となっているはずです。
同じ職種の中でも、どんな施設を選ぶと働きやすいか、どんな点に注意すべきかなど、私なりの意見をお伝えします。
調理
体力 | |
スキル | |
難易度 | 調理経験者じゃないなら辞めておくのが無難 |
調理のリゾバは、調理経験者でないのならそもそも応募資格すらないところがほとんど。
たとえ求人票に「未経験OK」と書いてあったとしても避けるのが無難です。
仕事内容は、仕込みからオーダーに合わせて調理、盛り付けまで。
リゾバと言えども、それなりのクオリティが求められる場合が多いので、遊び半分の気分で行くと痛い目をみます。
リゾバで調理の職種に応募したいなら、まずはこの次に紹介する「調理補助」で、ある程度のスキルを身につけてから挑戦するのがおすすめです。
どの程度の調理経験があれば応募できるの?
ホテルや旅館・レストランの質によって必要なスキルレベルも変わってきます。
「調理師免許必須」とか「○○年の調理経験」などと予め書いてあることもあります。
「調理師免許」を持っていれば、時給交渉に使えるので、高時給を狙う人にはおすすめ。
調理のメリット・デメリット
調理のリゾバは他の職種よりも高時給の場合が多いです。
その分大変ですが、一気に稼ぎたい人にはおすすめ。
高級ホテルや旅館でも、リゾート地にあるせいで人手不足に陥っている施設もあり、そういうところは経験値が足りなくても採用される可能性があり、スキルアップを狙えます。(大変だけど)
まるで正社員で働いているかのようなクオリティや責任を求められることもあり、「リゾートバイトで来ているのになあ…」なんて愚痴もちらほら。
飲食経験者なら分かると思いますが、調理人はけっこう癖の強い人が多いので、うまく職場に馴染めないと悲惨な生活になります。
調理の一日の流れ
朝食も提供しているホテルや旅館なら朝早いです。
だいたい5:00~7:00の間くらいで出勤になる施設が多いです。(さらに早い施設もあります)
ほとんどの施設は、朝食はほぼ出来合いの物やカットフルーツ、サラダなどを並べるだけのバイキング形式ですが、目の前でオムレツを作ったり、料理をよそって手渡したりするハイクラスの施設もあります。
ランチは仕込みをしながら、オーダーが入り次第対応というパターンが多いです。
ランチ営業する施設は、シフト制で基本は休憩時間が確保されていますが、仕込みが間に合わないと休憩時間が削られることもあります。
温泉旅館など、ランチ営業の無い施設なら中抜けで4~6時間休憩になることが多いです。
ディナーもバイキング形式なら、でかいフライパンや鍋、フライヤー、オーブンなどで大量に作ってはウォーマーに並べていきます。
旅館では一皿ずつ同じ盛り付けを大量に繰り返していきます。料理をしているというよりほぼ工場。
オーダー形式なら、普通のレストランと同じです。
施設によっては結婚式やパーティーをするところもあり、そういう日は本当に慌ただしいです。
ディナーの営業時間にもよりますが、早めにオーダーストップがかかる施設でも20:30くらいまで料理を作り続け、その後片付け清掃、翌朝の準備をして、だいたい22:00~23:00頃に退勤になります。
リゾバで調理の職種を選ぶなら、出来る限り席数が少なく、そこそこ質の高いホテルやレストランに応募するのがおすすめ。
何百人も相手にするような大型ホテルで、しかもオーダー形式も混じってくるレストランでは忙しさが半端ないです。
調理補助
体力 | |
スキル | |
難易度 | 指示に従ってテキパキ・丁寧に動ける人 |
調理補助のリゾバは、経験が必要な施設もありますが、「未経験OK」の求人が多いです。
体育系の部活経験者だったり、テキパキ動ける人ならだいたい大丈夫。
基本的な作業は調理のリゾバと変わりませんが、社員や上の立場の調理スタッフの指示で動きます。
口答えせず、とりあえず「はい!」と返事して元気よく働いていればOKです。
長く働くとある程度仕事を任され始めるので、もし延長するなら時給交渉すると良いでしょう。
「未経験OK」は、包丁握ったことないレベルでも可能なの?
施設によって、またその時の施設の人員状況によっても求められる人材が変わってきます。
「未経験OK」と書いてあっても、いざ応募するとなったら経験の有無で落ちる可能性もあります。
調理に興味が無いのに、高時給だけに惹かれて応募すると、「こんなに忙しいと思わなかった…泣」なんて失敗に繋がります
調理補助のメリット・デメリット
調理補助のリゾバは、他の職種よりも高時給の場合が多いです。
基本的に指示で動き、言われたことを的確にこなせば良いので、それほど難しくはありませんが、ある程度のスピードが求められるので、慣れるまでは苦労すると思います。
大型の施設では、同じようにリゾバでくる調理補助スタッフも多く、スタッフ間の連携が欠かせない職場なので、その分仲良くなりやすいです。
クソな職場に当たってしまうと、社員や他の調理スタッフから「なんでも屋」のようにこき使われる可能性があります。
調理補助は「なんでも屋」的な一面は確かにありますが、パワハラ的な感じの命令は絶対に許せません。(即!派遣会社に通告しましょう)
飲食経験がないのにハイレベルな調理場に行ってしまうと、向こうのスタッフも一から教えてる暇がないからと放置プレイされる可能性もあります。
(多少なりとも経験があれば、それなりに周りの動きを見て今何をするべきか分かる)
飲食未経験の人は、慣れるまで切り傷・火傷などの怪我をしやすいので、忙しくても十分に注意して作業してください。
調理補助の一日の流れ
調理補助リゾバの一日の流れは、<調理リゾバの一日の流れ>と同じなので省きます。
実際の調理に入るとしたら、揚げ物やサラダなど、比較的簡単で失敗しても損失の少ないメニューになるでしょう。
洗い場の人員を個別に雇っていない施設では、洗い場も兼任することが多いです。
長く働くにつれて任されることが増えていくので、次第に「調理」と何が違うの?時給上げてくれ、なんて不満も出るかもしれません。
調理補助のリゾバは、たぶんすぐ慣れてきて任されることが増えてくるので、まず1~2ヶ月程度の短期で入り、延長のタイミングで時給交渉がおすすめです。
リゾバで調理補助の職種を選ぶなら、リゾバで働いているスタッフが多い大型施設に応募するのがおすすめ。
忙しくても同じ立場のスタッフが多ければ、協力し合いながら頑張りやすいです。
調理人は癖のある人が多いので、職場の雰囲気(調理場の責任者の人柄)がどんな感じなのか確認しておくと良いでしょう。
調理補助ついては、私の体験談をより詳しくまとめてあります。
リゾバで調理補助の求人を検討中の人はぜひご覧ください。
レストランホール
体力 | |
スキル | |
難易度 | 臨機応変に動き・料理やお酒の説明なども必要 |
レストランホールのリゾバは、求人票には「未経験OK」と書いてあることが多いですが、経験者じゃないのなら避けるのが無難。
視野を広く持ち、客の様子と調理場の様子どちらも把握しながら臨機応変に対応しつつ、料理やドリンクを持って動き回るのでかなり大変です。
未経験者だとトレンチ(料理やドリンクを運ぶお盆)の扱いに慣れるだけでも数週間かかります。
客から料理の内容や合うお酒について聞かれるので覚えることが多いし、常ににこやかさを保ちつつ客の要望に応える接客スキルも必要です。
レストランホールの中でも比較的簡単な施設の特徴とかあるの?
座席数が少なく質の高いレストランなら、動き回るより丁寧な接客が好まれるので、体力的にはまだマシです。(その分サービスの質は高くなるので、未経験だと厳しい)
【簡単さ】を求めるなら、この次に紹介する「バイキングホール」がおすすめ。
英語力に自信があるのなら、外国人がよく来る施設を選んで時給交渉しましょう。
レストランホールのメリット・デメリット
レストランホールのリゾバは他の職種よりも高時給の場合が多いです。
体力・スキル共に必要なので大変ですが、客の反応を直に受けるのでやりがいがあります。
調理場と客の間に立ち、客の要望通りにタイミングよくサービスできるかどうかが自分の力量にかかってくるので、うまく回せた日は達成感が大きいです。
客と調理場の板挟みになるのでストレスが溜まりやすく、革靴(パンプス)でレストラン中を動き回るので足が棒になります。足馴染みの良い靴を買いましょう。
レストランホールは、身だしなみにうるさい施設が多いので、髭・髪型・化粧・制服と仕事前の準備も多いです。
レストランホールは、革靴やパンプス(女性)を持参する職場が多いです。
女性は特にパンプスで足が痛くなる人が多いので、私のリゾバ仲間に良いパンプスを教えて頂いたので共有しますね!
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これですかね🤔?
確かに口コミにも履きやすいとか長時間はいても疲れないとかありますね✨
ありがとうございます🙇♂️
パンプスの靴擦れ対策に、<こちらの記事>で紹介している皮膚保護クリームもおすすめです。
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ホテルフロント3ヶ月+レストランホールで2ヶ月フルに使った後の状態です↓
まだまだ余裕で使えるので、もし次に革靴使うリゾバをある時もこのまま持って行きます。
レストランホールの一日の流れ
朝食も提供している施設なら朝早いです。
調理や調理補助よりは少し遅い場合が多いですが、それでも営業開始30分~1時間前には出勤になります。
朝食はバイキング形式の施設が多く、営業中は皿やカトラリーの準備、客の案内、食べ終わったテーブルからどんどん片付けてまた次の準備と朝から結構忙しいです。
ランチは比較的ゆったりしていますが、その分人員も削減されているので、受け持つ範囲は広くなります。
この間にディナーの予約確認や準備をすすめていきます。
ランチ営業する施設は、シフト制で基本は休憩時間が確保されていますが、人員不足の施設では早出・残業になるケースも多いです。(閑散期は逆に遅出・早上がりで短時間になることも)
ランチ営業の無い施設なら、朝食の片づけが終わった10:00~11:00頃から、中抜けの長い休憩に入り、ディナーの30分~1時間前くらいにまた出勤してきます。
ディナーは客のお迎えから席への案内、オーダー取り、サービス、会計、片付け。
普通の飲食店のホールとやることは変わりません。
リゾバならではなのは、施設や周辺観光地についてあれこれついでに聞かれる場合があること。
レストラン内だけでなく、ある程度幅広い情報を仕入れておく必要があります。
施設によっては結婚式やパーティーをするところもあり、慣れてくるとそちらに駆り出されることもあります。
ディナーの後片づけと共に、次の日の朝食の準備もしていく施設が多いです。
だいたい22:00~23:00頃退勤になります。
リゾバでレストランホールの職種を選ぶなら、結婚式やパーティーなどを行っていない、大きすぎない施設の方がまだ楽です。
調理場、ホールどちらのスタッフとも短期間に良好な関係を築く必要があるので、明るく社交的な人におすすめ。
レストランホールスタッフについては、私の体験談をより詳しくまとめてあります。
リゾバでレストランホールの求人を検討中の人はぜひご覧ください。
バイキングホール
体力 | |
スキル | |
難易度 | レストランホールを易しくした感じ |
バイキングホールのリゾバは、基本的にどの施設も「未経験OK」です。
仕事内容的に特別なスキルは必要ありません。
広い視野を持ってホール全体を見渡すのはレストランホールと同じですが、基本は客の案内と後片付け、皿やカトラリーの補充、料理の残量をキッチンに伝えるのが仕事です。
個別にオーダーを取ったり、トレンチで料理を運ぶことはありません。(施設によっては、ドリンクオーダーあり)
多少は客とのやりとりがありますが、レストランホールのような接客スキルは必要ありません。
バイキングホールは初心者におすすめ?
一度流れをつかんでしまえば、それほど難しい作業はないので、初心者でも慣れやすい職種だと思います。
バイキングホールのまかないは、バイキングの残りを自由に取って食べるスタイルのところが多いので、食べ物の好き嫌いがある人には良いかも。(まかない条件は要確認!)
バイキングホールのメリット・デメリット
バイキングホールのリゾバは作業内容が難しくないので、慣れるまでが早く、すぐに自信を持って働けるようになるはず。
閑散期はけっこう突っ立ってるだけの時間も多いです。
バイキングの残りがまかないになる施設では、本来そこそこの値段するはずの料理を、何でも好きなだけ食べ放題なので気をつけないとすぐに肥えます。笑
繁忙期はたくさんの客でごった返し、これはなんだとか、○○はどこだとか、色々聞かれることが増えます。
客の民度が低いと料理やドリンクをこぼしてあちこち汚しまくるので苦労します。
閑散期は、客の入りが悪いと遅出になったり早上がりになることがよくあります。
安定して一定額稼ぎたい人は、そういう可能性がどの程度あるのか前もって確認しておきましょう。
バイキングホールの一日の流れ
バイキングホールリゾバの一日の流れは、<レストランホールの一日の流れ>と同じなので省きます。
朝食とメニューは変わりますが、ディナーも基本的に同じ作業になります。(慣れるのが早い)
朝昼夜すべてバイキング営業する施設はまずないので、基本は中抜けスタイルで、朝食の片づけが終わった10:00~11:00頃から、長い昼休憩に入ります。
通常のランチ営業をしている施設では、バイキングホールという契約で雇われても、ランチの勤務も込み(シフト制)とされていることがあります。(勤務時間帯・仕事内容は要確認!)
施設によっては団体予約ばかり取るところがあるので、そういう施設は民度が低く、客もうるさいことが多く大変になりやすいです。
リゾバでバイキングホールの職種を選ぶなら、高級ホテルを選ぶと客層が良いので失敗が少ないです。
いかにも年配のツアー客が好みそうなホテルはめんどくさいことが多い。
まかない条件をよく確認して、バイキングの残りを食べる施設なら、ホームページなどでどんなメニューかチェックすると楽しみが増すかも?
中居
体力 | |
スキル | |
難易度 | やること・覚えることが多く、接客も必要で、リゾバ最難レベル |
中居のリゾバは、あらゆるリゾバ職種の中でも覚えることが多く、体力的にも厳しいので、よほど仕事大好きマンでないのなら、初めてのリゾバで挑戦するのはおすすめしません。
着物での作業も慣れないと動きづらいし、一日に何度も同じ客と顔を合わせることになるので、接客が嫌いな人には向いていません。
(初めのうちは着物を着るだけで30分以上余裕でかかる = 休憩時間が減る)
大変な分やりがいは大きく、良い働きをすると客から直接「心づけ」を頂戴することもある、リゾバの中ではかなり特殊なメリットがあります。
中居は「ザ・女の世界」って感じがするけど、男の中居求人はないの?
数は多くありませんが、男の中居求人もあります。
力仕事もそれなりにあるので重宝されますよ。(作務衣なので着替えは楽)
中居のリゾバなら、中居求人の多い「アルファリゾート」が断然おすすめ。
※未経験者でも1,230円以上。経験者だと、一定の条件を満たす人は1,350円以上の高時給補償。(実際はもっと高い求人も多い)
中居のメリット・デメリット
繁忙期はもちろんですが、中居の仕事の性質上もともと長時間勤務になりやすく、さらに客からの心づけがあったりして、リゾバの職種の中では特に稼ぎやすいです。
(友人は心づけだけで月3万円超えたこともあるとのこと)
「中居」は日本独自の職業で、客との距離感がホテルよりも近く、やりがいはとても大きいです。
特別な資格が要らず、誰でも挑戦できる職業でありながら、海外の客からは「中居 = 超cool!!」みたいな眼差しを浴びます。
館内寮や敷地内の寮、さらにまかないが豪華、温泉大浴場つきなど、生活が充実する求人が多いです。(つまり金もよく貯まる)
中居は動きにくい着物で館内を何度も行ったり来たりするし、重い布団を運んだり、客の前では膝をついて接客したりと、とにかく体を酷使します。
覚えることもたくさんあるので、慣れるまでに時間がかかります。
仕事の特性上、基本的に中抜けスタイルとなり、朝早くて夜も遅いので、一日中働いてばかりのような気分になりやすいです。
男性の中居も多少はいますが、基本は女社会です。
うまく馴染めれば楽しく働けますが、いったん悪い印象を持たれると挽回はかなり厳しいので、最初の1~2週間はとにかく頑張って仕事を覚えることに専念しましょう。
中居の一日の流れ
中居リゾバの一日の流れは、施設によって変わることがあまりなく、ほぼだいたいどこも同じです。
朝は6:00~6:30くらいの間で出勤が多いです。
びしっと着物を着て、化粧・髪を整えて出勤します。
朝食はそれぞれの客室にお膳やお盆を運ぶ旅館と、朝食会場を設けて、起きてきた客から順次席についてもらって提供 or バイキングスタイルの旅館に分かれます。
朝食の片づけがある程度終わったら、自分たちの朝ごはんの時間です。(食べるのが遅い客は後で片付ける)
バイキングスタイルの施設では、片付ける前に自分たちも残り物で朝ごはんを食べるところが多いです。
残りの片づけをしている間に客が帰り始めるので、自分の担当の客がチェックアウトする時はお見送りに出て行きます。
見送りがすべて終わった後、11:00頃~15:00頃までは長い休憩(中抜け)。
慣れるまではそっこーで寝て体力回復に努めるのがおすすめです。
15:00頃に再度出勤したら、自分の担当の客の情報や特別対応、注意事項などを確認します。(メモ必須!)
客室をチェックして、客の到着を待ちます。
客が来たらお迎えして、荷物運びをしつつ、館内案内。
お茶出し、自己紹介、部屋の設備案内、食事の時間やアレルギーの確認、その他確認事項、客からの質問に答えるなど。
18:00~20:00頃が夕食の時間帯です。一皿ずつ or お盆・御前を客室に運んで料理の説明をします。
お盆や御前であっても、それにプラスで客の食事ペースに合わせて順次運ぶ料理があったりします。
お酒の追加や、その他様々な要望をしてくる客の相手をしながら、ひたすら行ったり来たりします。
夕食の時間帯が一番慌ただしく、慣れないうちは何がなんだか分からなくなります。笑
夕食の片づけが終わったら、客が風呂に入っている間に布団を敷きます。(裏方がやってくれる施設もあります)
食事前に風呂を済ませている客が部屋にいる場合は、客の話し相手をしながら布団を敷いていきます。
全てのお客様の夕食の片づけと布団敷きが終わり、翌日の朝食の準備まで終われば退勤です。
早ければ21:30頃、遅いと23:00を超えるときもあります。
リゾバで中居の職種を選ぶなら、派遣会社と提携して長い施設、なおかつ満了率の高い施設を選ぶと良いです。
昔ながらの「見て覚えろ」的な悪習が濃く、きちんと教えてもらえない施設ではめちゃくちゃ苦労します。
洗い場
体力 | |
スキル | |
難易度 | 1人黙々作業が得意な人。食洗機の熱で暑い |
洗い場のリゾバは、「未経験OK」な仕事の中でも特に仕事内容が単純なので、色々覚えるのが苦手な人・接客が苦手な人におすすめです。
仕事内容は、客が使った食器やグラス、料理に使った鍋やフライパンを洗って、所定の場所へ戻すだけ。
他のスタッフとの連携があまり必要ないので、日本語が得意ではない外国人のスタッフが働いている施設も多いです。
仕事内容は単純でも、決して「楽」というわけではなく、むしろ大量の洗い物をほぼすべて1人、または少人数で処理しなければいけないのでスピード・体力勝負です。(食洗機の熱もあり、夏場は汗だくです)
とりあえず食洗機に詰め込めばいいんでしょ?楽勝楽勝!
こびりついた鍋やフライパンは当然手洗いだし、割れやすいお皿やグラスは丁寧に扱わないといけないので、ばんばん詰め込めばOKってイメージだと苦労するかも。
洗い場はスキルアップに繋がる職種ではないので、経験があっても時給アップは難しいです。
洗い場のメリット・デメリット
洗い場のリゾバは、特別なスキルや経験が必要ないので、誰でも応募可能で不採用になることがまずありません。
客の目に触れる仕事ではないので、茶髪やタトゥーなどで他の求人に応募出来ない人でも採用されやすいです。
基本的に一人作業、数人でやる場合にも自分の持ち場をこなすだけなので、チームワークや人付き合いが苦手な人でもなんとかなります。
毎日ひたすら洗い物を続けるだけなので、飽き性の人には向いていません。
他のスタッフとの連携もほとんど無いので、一人で黙々と作業するのが苦手な人は避けましょう。
大型施設では洗い物の数も半端なく多いので、「ただ洗うだけだから楽」と高をくくっていると予想以上に大変さを感じると思います。
きちんと出来て当たり前を求められるので、戻す場所を間違えたり、洗い残しがあると厳しく指摘されることも。
調理補助の紹介で、<「なんでも屋」のようにこき使われる可能性があります。>と書きましたが、何故か洗い場も調理場の中では下に見られることが多く、雑な扱いを受けやすいです。
洗い場だっていなくては困る大切なポジションなんですけどね…。
「誰でも出来る簡単な仕事」と捉えて、横柄な態度で接してくるアホなスタッフがたまにいます。
一日中水仕事になるので手が荒れやすく、ハンドクリーム必須です。
赤切れや切り傷等、手に怪我をしてしまうとなかなか治らないので十分注意しましょう。
洗い場の一日の流れ
洗い場の一日の流れは、レストランの営業時間に沿って進んでいきます。
調理やホールなどと違い、仕込みや事前準備はないので、営業時間に合わせて出勤になります。
出勤したら、まず仕込みに使ったフライパンや鍋、タッパー、トレー等がシンクに大量に重なっているので、それらを洗って片付けます。
そうこうしているうちに、客が使ったお皿やグラス、カトラリーも下げられてくるので、ひたすら洗っていきます。
ゴミや食べ残しはそれぞれのコーナーに落として、軽く手洗いしてから食洗機に入れる施設が多いです。
いかに手早く、洗い物を溜め込まずに食洗機を効率よく回していけるかがポイントです。
ランチやディナーも作業内容は同じです。
一日中オープンしている施設ならシフト制勤務になりますが、営業時間のトータルが8時間以内なら、休憩時間を挟みつつ、一人で回す可能性が高いです。
洗い場は、ゴミ出しや厨房の掃除も兼務する場合があります。
洗い物を全て片付けて、最後に食洗機とシンクを洗い、ゴミ出しすれば終了です。
だいたい22:00~23:00頃退勤になることが多いですが、数組の客だけがいつまでも残っているような状況だと、先に退勤し、少しの洗い物はまた翌日というパターンもあります。
リゾバで洗い場の職種を選ぶなら、大きすぎない施設を選ぶと洗い物もそれほど多くないのでまだマシです。(でも「洗い場」の求人を専属で設けるような施設はたいてい大型)
身長によっては中腰姿勢が長時間続くこともあるので、手荒れだけでなく腰も注意してください。(腰痛持ちは避けるのが無難)
フロント
体力 | |
スキル | |
難易度 | 接客・パソコン・金銭取り扱い・電話対応と幅広く、難しい職種 |
フロントのリゾバは、ホテル業経験者や接客業経験者が条件となっている求人が多いですが、未経験でも応募可能な求人もあります。
ニセコや白馬、東京や京都など外国人に大人気のエリアでは、「日常英会話レベルが必須」になっている施設もあります。
仕事内容は幅広く、接客スキルはもちろん、ある程度のパソコンスキル、電話対応、各部署との連携、金銭取り扱い、施設内・周辺地域の観光・交通情報など、覚えることが山ほどあります。
いきなりフロントは難しそうだなと感じる場合は、次に紹介する「ベル」でホテル業の仕事の流れを掴んでから挑戦すると良いでしょう。
やっぱ嫌な客とか多いのかな?ストレスやばい?
確かにクレーマーと呼ばれるような悪質な客もいるにはいますが、きちんとホテルごとの対応マニュアル的なものがあるので、それに沿って対応すれば大丈夫ですよ。
フロントのリゾバは「外国語」が出来ると重宝されるし、時給交渉にも使えるので、フロントに興味がある人は語学力も鍛えるのがおすすめです。
フロントのメリット・デメリット
フロントのリゾバは接客がメインなので、客の要望に応えることにやりがいを感じる人は楽しい仕事になります。
客の質問に答えるために色々調べるので、「リゾバ = 旅」的な気分でリゾバに来ている人にとっては、その土地をより深く知れるメリットがあります。
外国人観光客の多い施設を選べば、仕事をしながら外国語の勉強に繋がるので、ワーホリを考えている人にとっては最高の環境です。
フロントはとにかく覚えることが多く、業務の幅が半端なく広いです。
数ヶ月間のリゾバでは、おそらく「ようやく慣れてきた頃に終わっちゃった」という感じになるでしょう。
フロントは、ちょっとしたミスでもすぐに客のクレームに繋がるし、自身のミスでなくとも代わりに謝ったり対処する機会がたくさんあります。
いちいちイライラして「なんだあの客!」なんて心を乱されてしまう人には向きません。
フロントの一日の流れ
フロントは基本的にシフト制です。
早番・中番・遅番みたいな感じで、日によって勤務時間帯が変わる施設が多いです。
フロントリゾバの一日の流れは、勤務時間帯によって業務内容が違うので、ホテルの一日の流れを紹介する方が早いかなと思います。
7:00~
ナイトフロントからの引継ぎ、チェックアウトの準備、朝食会場の案内など
早い施設では6:00~のところもありますが、だいたい7:00がフロントの早番の出勤時刻になります。
この時間帯はまだまったりとしていて、フロントが混み合うことはありません。
9:00~(朝のピーク)
チェックアウト対応、会計、観光案内など
チェックアウト時刻の1時間くらい前から、一気に混み合います。
客は少しでも早く外に出かけたいため、ここで会計やその後のフォローをスムーズに出来ないと、それまでのホテルの努力が一気に水の泡となり、客は悪いイメージを持ったままホテルを去ることになります。
ネットでの事前決済やチェックイン時に会計を済ませてしまう客も多いので、鍵を受け取って終わりの場合もありますが、周辺観光や交通情報を訊ねてきたり、荷物を宅配便で送りたい客もいたりします。
チェックアウト時に待たされると不機嫌になる客が特に多いので、何か分からないことが出たり失敗してしまったら、すぐにきちんと対応できる先輩スタッフに代わってもらうのがおすすめです。
10:00・11:00~
チェックアウト終了、チェックインの準備、昼の締め作業
だいたい10:00か11:00をチェックアウト時刻を設定している施設が多いです。
チェックアウトが終わったらいったん落ち着つくので、これくらいの時間からスタッフが順番に休憩に入ります。
昼にいったん売り上げやレジ内金額のチェックをして、チェックアウト時の会計ミスが無かったか確認します。
13:00~
仮チェックイン・荷物預かり
本来のチェックインは14:00か15:00に設定している施設が多いですが、様々な事情により、必ずそれより前にチェックインしたいとやってくる客がいます。
まだ部屋の清掃・準備が出来ていないので、チェックイン時刻より前に着いてしまった客へは、チェックインの手続きだけしたり、スーツケースなどの大きな荷物を預かったりします。(客はその間観光へ)
15:00~
チェックイン開始(夜のピーク)
チェックイン開始から2時間ぐらいが夜のピークです。
チェックイン時は施設内の説明はもちろん、客からの質問や要望を一番たくさん受けるので、それにも丁寧かつスピーディーに応えなくてはいけません。
大きな施設では、ホテルと提携しているレストランやアクティビティの予約を代わりに取ったり、そこまでの送迎をしたりもします。
18:00~
チェックイン落ち着く、客の要望への対応
チェックインの忙しさが落ちつくと、ルーム内線電話や直接フロントに要望を伝えに来る客がわらわらと出てきます。
要望の内容は、「部屋が気に入らないから変えてくれ」とか「鍵を中に入れたままオートロックしてしまった」とか「○○はないか?」「○○はどこだ?」などなど、実に様々です。
あらゆる要望に素早く応えられるように、日々、物の場所や対応の方法を先輩スタッフから聞いて確認しておくと良いです。
21:00~
チェックイン後の処理、翌日の準備
21:00頃になれば客の対応もだいぶ落ち着いてきて、チェックインもすべて完了するので、チェックイン後の処理や翌日の準備をしていきます。
具体的には、パソコン内のデータと客の予約情報・要望の擦り合わせ、各部署への伝達などです。
ナイトフロントのスタッフが21:00か22:00時頃に出勤してくるので、ナイトフロントに引継ぎ連絡が済めば退勤となります。
リゾバでフロントの職種を選ぶなら、あまり客室数が多すぎない施設や、泊まる以外のサービスを色々やっていないホテルを選べば、作業内容もシンプルになります。
100室を超えるような大型ホテルや、クーポンその他有料・無料サービス、イベント等、色んなことをやっているホテルはその分覚えることも作業も多くなり大変です。
フロントスタッフについては、私の体験談をより詳しくまとめてあります。
リゾバでフロントの求人を検討中の人はぜひご覧ください。
ベル
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難易度 | お客様の手助けがメインで、そこそこ体力が必要 |
ベルのリゾバは、接客経験者が好ましいですが、「未経験OK」の求人がほとんどです。
簡単にいうと客の手助けみたいな仕事で、それほど大きくない施設ではフロントがベルも兼ねている場合が多いです。
ベルの業務はフロントと違い、カウンターの内側での接客ではなく、カウンターの外側、より客に近い立ち位置での接客になります。
ベルはどんな人が向いているの?
ベルの業務は幅広く、良く言えばマルチプレイヤー、悪く言えば雑用処理員です。
接客が好きで、なおかつある程度の体力がある人におすすめです。(重い荷物は大変)
リゾバでベルのポジションを個別に用意するような施設は、その時点で100室を超えるような大型ホテルか、ある程度高級なホテルに限られてくるのが特徴です。
ベルのメリット・デメリット
ベルのリゾバはフロントよりもさらに客との距離が近いので、接客が好きならやりがいがあります。
チップ文化のある外国の客の対応をすると、たまにチップをもらえることがあります。
フロントのように金銭の取り扱いやチェックイン・チェックアウトの業務がないので、少し簡単です。
その場で対応出来そうにないことはすぐにフロントスタッフへ引き継ぎましょう。
ベルは客の荷物を車からフロントへ、そして部屋へと一日何十個も運んだり、さらに内線電話で要望のあった貸し出し備品を部屋に届けたりと、割と一日中動きっぱなしです。
施設によっては、クソ重いスーツケースを持って階段を登り下りします。
ベルの一番最初の業務は客を迎え入れることなので、エントランスの外に出る機会が多く、夏は暑く、冬は寒いです。
そもそもベル用カウンターが外に設けられていて、基本的に外待機の施設もあります。
ベルの一日の流れ
ベルの一日の流れは<フロントスタッフの一日の流れ>と似ていて、忙しい時間帯もほぼ同じです。
基本的な業務は、以下の通りです。
- 客を迎え入れて荷物を代わりに運びながらフロントカウンターへ案内
- チェックインが終わった客の荷物を運びながら部屋まで案内
(施設や部屋の設備の説明) - ロビーで困っている様子の客に話しかけて、要望に答える
(フロントスタッフが他の客の対応をしていると、待てない客はすぐベルスタッフに近寄ってくる) - 内線電話で受けた要望を解決にしに各部屋へ出向く
「部屋に鍵を置いたままオートロックしてしまった」とか「○○の貸し出しはないか?」とか「○○の調子がおかしいから見てくれ」などなど。 - その他の業務(預かり荷物・宅配便の管理、タクシーの手配など)
ベルは荷物運びだけでなく、フロントと同様、客からあれこれ色んな質問・要望をされるので、さっと応えられるように日頃から情報を蓄えておくのがうまく働くコツです。
ベルの対応だけで済めば、フロントスタッフも楽になるし、客もいちいち待たずに済むのでホテルの印象が良くなります。
適当な受け答えをしてしまうと後々大問題にもなったりするので、特に金銭関係や予約関係など、分からないことはすぐにフロントスタッフに引き継ぎましょう。
ベルの業務はフロントスタッフとの連携が欠かせません。
リゾバでベルの職種を選ぶなら、建て増しや別棟の多いホテル、ヴィラタイプのような施設は移動距離が長くなるので避けるのが無難です。
とは言っても、そういう施設にこそ「ベル」が求められるので、ベルをやろうとすると必然的に動き回ることになるでしょう。
清掃
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難易度 | 流れを覚えたら単純作業だが、スピード・体力が必要 |
清掃のリゾバは、「未経験OK」の中でも自由度が高い職場が多いので人気の職種です。
いったん仕事の流れを覚えてしまえば、他のスタッフとの連携もそれほど必要ないので、日本語が苦手な外国人スタッフもよく働いています。
よく求人に載る「清掃」の仕事内容は主に客室の清掃ですが、大浴場やプール、館内全体の清掃が対象になっている求人もあります。
清掃ってやっぱり体力勝負?
和室の場合は布団の上げ下げがあるので腰に結構きますね。(by腰痛持ち)
でも丁寧さも必要なので、それほど「おらおら!急げ急げ!」って体育会ノリではないですよ。
「清掃」は接客要素が無いので、身なりにうるさいのが嫌いな人にもおすすめです。
清掃のメリット・デメリット
清掃のリゾバは、作業の流れを覚えれば毎日同じことの繰り返しです。
すぐに独り立ちして任されるようになるので、いかに早く綺麗に「完成形」に仕上げていけるか、自分なりに工夫して働けるので自由度が高いです。
客がチェックアウトしないと清掃に入れないので、朝は8:00~10:00時の出勤で、他の職種に比べて遅めが多いです。
夜も客が部屋で寛ぐ時間帯にどたばた出来ないので、遅くとも18:00時には退勤になる施設が多いです。
清掃のリゾバは外国人スタッフが働いている施設も結構多いので、外国人の友達が欲しい人にはチャンスかも。(台湾・フィリピン・タイあたりが多いイメージ)
施設によっては2人一組で部屋を仕上げていくスタイルの場合もあるので、一緒に働く人との相性が悪いとやりづらさを感じるかもしれません。
清掃のリゾバは、その日に清掃する場所が終わり次第退勤となるので、閑散期はすぐ仕事が終わってしまったり、逆に繁忙期は残業続きとなったり、勤務時間が安定しない場合が多いです。
チェックイン時までに確実に部屋を用意しておかなければいけないので、部屋の稼働率が高い繁忙期は時間に追われて急かされる可能性もあります。(人手不足度による)
清掃の一日の流れ
清掃のリゾバは基本的に朝はそれほど早くなく、8:00~10:00の間くらいで出勤が多いです。
その日の掃除部屋と出勤スタッフの人数から、どの部屋を自分が担当するか、またどの部屋を優先的に清掃していくかなどの計画が立てられているので、それに従って準備していきます。
清掃の手順は施設によってまちまち(人によっても結構違う)ですが、結局やることは同じで、部屋をチェックインするときの綺麗な状態に仕上げていくだけです。
ゴミ出し、タオル・館内着等回収、シーツ剥がし・回収、掃除機がけ、水回り清掃、拭きあげ…など、ひと通り掃除が終わったら、次にシーツがけ、備品整理・補充など。
最後に全体チェックをしたら一部屋完了です。
折り目の向きとか、並べる順番とか結構「細かっ!」て思うようなことがあるので、忘れそうなところははじめにスマホで写真撮ったりメモっておくと良いですよ。
人手が十分にあれば普通に12:00頃に昼休憩を取れますが、繁忙期でチェックインまでに部屋が仕上がらなそうなときは、そこまで一気に働いてその後休憩になる場合が多いです。
部屋の清掃が終わったら、ゴミやタオル・シーツをまとめて指定の場所に運びます。
翌日の作業がしやすいように、リネン室にまた新しい備品等を補充して、遅くとも18:00には退勤になると思います。(フロントやレストランのように21:00・22:00までなることはまずない)
清掃のリゾバはシフト制じゃないので、生活リズムを安定させやすいのもメリットですね。
リゾバで清掃の職種を選ぶときは、稼ぎたいなら繁忙期、たまに早上がりも嬉しいって人は閑散期に応募するのがおすすめです。
小さな施設では、部屋の掃除だけでなく、廊下や風呂など、館内全体の清掃も業務に含まれている場合が多いので、事前に担当者に確認しておくと「え?そこも私の担当なの?!」なんて不満は避けられます。
売店
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難易度 | 基本ゆるい。金銭の取り扱いだけ注意 |
売店のリゾバは、接客経験者がより好ましいですが、ほとんど「未経験OK」の職種です。
あらゆるリゾバ職種の中でも特に人気が高いので、募集が出るとすぐに埋まりますし、経験者と未経験者が同時に応募した際には、経験者が優遇されることによって不採用になる場合もあります。
仕事内容は、土産物だけを売る職場と、なにかしらホットフード・ドリンクなども売る職場で少し変わってきます。
土産物だけ売る店は、商品陳列と整理、レジ会計、在庫チェック、発注業務がメインです。
自ら客に声をかけていき商品を売り込むような職場はほとんどありません。
ホットフードやドリンクなども売る職場では、売店の職種の中では業務内容が少し多い職場になります。(とは言っても簡易調理なので難しいことはありません)
リゾバで売店の職種を考えているなら、とにかくこまめに求人をチェックし、募集が出たらいち早く応募するのがおすすめです。
売店って女性のスタッフが多い気がするんだけど、男でも応募できるの?
もちろん男性でも応募は可能です。
が、売店スタッフの採用率が高いのは女性ですね。(何故なんだ…)
「売店」はとにかく楽っていうイメージがあるようですが、「暇すぎて逆に辛い」「時間が経つのが遅い」なんて意見もあるので、やはりどんな仕事でも合う・合わないがありますね。
売店のメリット・デメリット
売店のリゾバは、他のどんな職種よりも体力的にもスキル面でもゆるいです。
忙しすぎてしんどいとか、難しくてうまく出来なかったなんて話は、一度も聞いたことがありません。
勤務は基本的にシフト制で、繁忙期であっても早出や残業になることはまずないので、プライベートの時間をきっちり確保したい人にとっては大きなメリットです。
客からご当地名物やおすすめ商品を聞かれるので、説明するために覚えることで、いつの間にかご当地名物にすごく詳しくなってます。
売店は、あまり客の入らない店だと本当にやることが少ないです。
ちゃきちゃき働くのが好きな人にとっては、やりがいが無く、つまらないと感じるかもしれません。
基本ずっと立ちっぱなし+あまり動き回らないので、足(特に足裏)が痛くなりやすいです。
商品搬入時や棚卸しの日は、店内と倉庫と行ったり来たりするので少し大変です。
とは言っても、敢えて挙げるなら、という感じで、他の職種に比べたら断然楽です。
売店の一日の流れ
売店のリゾバは基本シフト制で、早番・遅番みたいに分かれています。
朝は売店の営業開始時刻にもよりますが、だいたい7:00~8:00の間に出勤になります。
レジ金の準備、商品の陳列・整理などがありますが、それほど作業量は多くありません。
ホットフードやドリンクも売る職場では、その準備も加わります。
日中は接客業務がメインですが、ほとんどの客は自由に見るのが好きなので、何か聞かれたりしなければ、こちらから声をかけることはまずありません。
ホテルや旅館内の売店では、チェックイン前後とチェックアウト前後が一番混み合い、それ以外は一人も客がいない時間帯も結構あります。
暇なときはとりあえず商品の補充や、綺麗に並べ直したりしておけばOKです。
繁忙期でもそれほど忙しくはならないので、休憩はきっちりシフト通りに取れます。
配達業者が商品を届けてくれたら、サインして中身のチェック、台帳記入やパソコン入力し、所定の位置に仕舞います。
新しい商品が届いた場合には、商品棚のレイアウト、POP作りなんかもします。
たいていの商品はそのまま陳列できる状態で届きますが、ひとつずつラッピングしたり、いくつかを組み合わせてセット販売するものもあります。
早番のスタッフはまだ店を開けている時間に退勤になるので、レジ締めはありません。
遅番のスタッフは、店の閉店時刻になったら、最後にレジ締め、店内消灯して退勤になります。
クレジットカードで払う客がほとんどなので、現金が合わないことはめったにありません。
ホテルや旅館では部屋付けにして、チェックアウト時に精算にする客も多いです。
支払方法が多様化してるので、ポイント払いとかクーポンとか色々対応している店だと、覚えるまではちょっと面倒です。
勤務時間は店の営業時間によるので、一概に言えませんが、ホテルや旅館ならだいたい20:00~22:00頃に退勤になります。
リゾバで売店の職種を選ぶなら、土産物だけを扱っている施設、なおかつホテルや旅館内の売店(あまり大きくない)を選ぶと一番楽(やることが少ない)です。
やりがいを感じたいなら、路面店、人気店、ホットフードやドリンクを多く扱う売店求人に応募するのがおすすめです。
(スタッフも多くわいわいとした雰囲気があります)
館内業務全般
体力 | |
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難易度 | 小さなホテル・民宿に多く、覚えることは多いが、シンプルな感じ |
館内業務全般のリゾバ求人には、2パターンあります。
1つ目は、あまり大きくないホテルや旅館によくある求人で、ここまでに紹介してきた職種(フロント・清掃・売店など)をすべてを含む職種になります。
ホテルや旅館全体の仕事を広く体験でき、一日中同じことを続けるのが苦手という飽き性にはもってこいの職種かも知れません。
2つ目は、大きなホテルや旅館だけど、その時の施設の状況に応じてあっちに行ったりこっちに行ったりする、つまり何でも屋みたいな働き方です。
館内業務全般と言いつつ、いざ行ってみたらずっと調理補助だったりとか、朝晩は洗い場で昼間は清掃とか、こちらのパターンは色んな場合があるので一概に言えません。
色んなことしてみたい気持ちはあるけど、リゾバ未経験だと難しいかな?
覚えることが多いので、1ヶ月みたいな短期だと、覚えるだけでいっぱいいっぱいになってしまうかもしれません。
館内業務全般なら、3ヶ月ぐらいの長期で応募するのがおすすめですね。
館内業務全般に応募する際は、「実際の仕事内容・一日の流れはどんな感じになるか」を事前に担当者から施設に確認をとってもらうのがおすすめです。
館内業務全般のメリット・デメリット
館内業務全般のリゾバは、小規模の施設が募集をかけている場合が多く、スタッフの人数も少なめなので、仲良くなるのが早いです。
みんなでBBQとか、休みの日にドライブに連れていってくれるとか、何かと気にかけてくれるのは小規模の施設に多いです。
スタッフが少ないので、ひと通り教えてもらったら、一人で任される時間帯・業務も多く、自分なりに工夫して働くのが好きな人にとってはやりがいがあります。
館内業務全般は、その名の通り「全般」なので、実際に現地へ行って説明を受けるまでは、いったいどんな業務があるのかはっきりとしないのがデメリット。
事前に担当者から確認してもらうのがおすすめですが、それでもすべてとは限りません。
「え?こんなこともやらされるの?」なんてマイナスイメージを持ちやすい人には向いていません。
小規模の施設が多いので、場合によってはリゾバで来ているのは自分だけなんてこともあります。
リゾバ仲間が多く、同じ立場でわいわいとしたい人はアテが外れるかも。
館内業務全般の一日の流れ
館内業務全般のリゾバの場合、「実際に何をやるのか」で出勤時間や退勤時間も大幅に変わってきます。
ホテル業によくある職種についてはすでに紹介してきているので、求人票の内容や担当者へ確認して、一日の流れ、実際の業務内容をよく確認しておきましょう。
繁忙期・閑散期などによっても働き方が変わってくるので、「何時から何時はこれ」とか「休憩は何時から」とかきっちりと決まっていない場合もあります。
早出や残業、逆に早上がりなどにも、柔軟に対応できる人が向いています。
リゾバで館内業務全般の職種を選ぶなら、想像していた働き方、生活スタイルにならなかったとしても、「それはそれで」と気持ちを切り替えて楽しむくらいの心の余裕があると良いですね。
プール監視員
体力 | |
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難易度 | 基本ゆるい。屋外プールでは日差しで体力を消耗する |
プール監視員のリゾバは、夏がもっとも多く求人が出ますが、リゾートホテル内のプールでは冬も募集がかかります。
「未経験OK」の求人が多いですが、接客経験が必要だったり、体力のある人、全く泳げないのはNGな求人も中にはあります。
仕事内容は募集している施設によって幅広く、ほぼずっと椅子に座ってプールを見渡して終わるところもあれば、スライダーの誘導・注意説明、パラソルの設置や浮き輪の貸し出し、売店業務を兼任する施設もあります。
施設の規模によって業務内容が変わってくるので、なんとなく「楽そう!楽しそう!」なイメージだけで選ぶと失敗するかもしれません。(まあ、基本はゆるいんですけどね)
溺れている人を助けなきゃいけないんでしょ?
体力のある男性や元水泳部しか採用されないのかな?
危険行為を事前に注意して、そもそも溺れるような人を出さないための仕事です。
マッチョな男や元水泳部しか採用されないなんてことはありませんよ。
むしろ女性がいて欲しい場面もあり重宝されます。
「プール監視員」のリゾバは、派遣型ではなく「紹介型」で直接雇用となる求人が多いです。
「派遣型」「紹介型」の違いはこちらをチェック >
プール監視員のメリット・デメリット
プール監視員のリゾバは、基本的にゆるいです。
屋外のプールだと日差しで体力が奪われますが、仕事内容自体は重労働の部類ではありません。
営業時間が決まっているので、早出や残業がほとんど無いのもプール監視員の特徴です。
元水泳部や、救急法などの免許・資格がある人は、積極的に時給交渉しましょう。
屋外のプールの場合、一日中太陽にさらされるので、日焼けは避けられません。
熱中症などの危険もあるので、水分補給をしっかりとして、無理は禁物です。
プールの消毒の為の塩素は強力で、基本サンダルで監視するスタッフは足の裏がプールの水で濡れた状態が続くので荒れやすいです。
「リンデロン」というドラッグストアで買える薬でケアします。
レジャープールは羽目を外して騒いでいる人も多いので、注意しても聞いてくれない、逆に難癖つけて絡んでくる輩もたまにいます。
プール監視員の一日の流れ
多くのプール施設は8:00くらいからの営業となるので、出勤は7:00~8:00の間くらいになる施設が多いです。(営業時間による)
水質チェックやゴミ拾い、パラソルや貸出品の準備等をして、客が入ってくるのを待ちます。
日中の業務は「プール監視」がメイン。
ずっと椅子に座っていることもあれば、施設内を巡回しながら広く見渡していくスタイルもあります。
危険行為を見つけたら、早め早めに注意して防ぎます。
時間でポジションを交代しつつ、休憩は他の職種よりもこまめに取ることが多いです。(ずっと炎天下にさらされていると危険なので)
休憩所は冷房の効いた室内で体を休めつつ、スタッフとおしゃべりして過ごします。
(ずっとスマホでゲームしていたり、youtubeを観ている人もいます)
大きなプール施設では落とし物の管理や、怪我人の救護もそこそこ多く、休憩しつつも客が来たら対応することになります。(専用の救護室がある場合もある)
屋外のプールは日暮れ前に営業終了となることが多く、残業はほぼないので、片付けなどをしても営業終了から30分以内には退勤になります。
ホテル内のプールだと夜遅く22:00頃まで営業している施設もあります。
夜に自由時間が欲しい人はプールの営業時間、勤務時間帯は要チェックです。
沖縄などのリゾートホテルでは屋外でもナイトプールで夜遅くまで営業していることもあります。
プール監視員は屋内か屋外かで体力の消耗がかなり変わります。
屋外の大型の施設では、仕事内容そのものではなく、暑さによって疲弊します。
たくさん稼ぎたくて、昼間はプールの監視員をやって、夜は別部署(調理補助・洗い場など)で働く体力おばけみたいな人もたまにいます。
(紹介型の直接雇用の場合は、就業先の人事と相談)
プール監視員については、私の体験談をより詳しくまとめてあります。
リゾバでプール監視員の求人を検討中の人はぜひご覧ください。
アクティビティ
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スキル | |
難易度 | 常に元気に明るく振舞える人には楽しい職種 |
アクティビティのリゾバは、「未経験OK」の求人が多いですが、接客が好きな人・明るく元気のある人・体力のある人がおすすめです。
お客様に楽しんでいただくのに、スタッフが明るく元気じゃないと盛り上がりませんからね!
アクティビティの職種は幅広く、以下のものはすべてアクティビティスタッフ、またはガイド・インストラクターと呼ばれる仕事になります。
- アスレチック・ジップライン・ゴーカートなど
- ハイキング・乗馬・星空ツアーなど
- シュノーケル・ダイビング・サップ・カヤック・バナナボートなど
- スキーインストラクター・スノーハイクガイドなど
- その他各種体験教室
もともと経験のあるアクティビティなら仕事に慣れるのも早いですが、経験が無くても興味があるアクティビティなら、仕事として学びつつ自分も楽しめるのが大きなメリットです。
自分も楽しみながら給料ももらえるなんて最高の仕事だね!
自分の接客・仕事ぶりが客にダイレクトに伝わり、客が楽しんでくれている様子が直に感じられるので、やりがいがとても大きいです。
入り口がリゾバでも、そのまま「好き」を極めて資格を取ったり、経験を積んで本業にする人もたくさんいます。
アクティビティのメリット・デメリット
アクティビティのリゾバは、何といっても楽しいのが一番!
稼ぎだけを目的としてアクティビティのリゾバを選ぶ人はあまりいないと思います。
客が楽しむ姿を見て自分も楽しいし、もっと喜んでもらうにはどうすれば良いだろうと日々勉強するので、やればやるほどスキルアップしていけます。
アクティビティのリゾバは、「好き」でその仕事を選ぶ人が多く、給料や待遇についてはイマイチの場合が多いです。
そもそもの時給が低い求人が多いし、準備や片づけの時間が時給対象に含まれないなども割とよくあるので、そういうところでモヤモヤしてしまう人は続けていけないかも。
楽しみにきている客に対して思うような接客が出来ないとクレームに繋がったり、アクティビティの種類によっては、思わぬ怪我やそれ以上の大きな事故に繋がる危険性もあるので、正しい知識と技術を身につけないといけません。
アクティビティの一日の流れ
アクティビティの内容によって、一日の流れは様々です。
夜明け前から準備に取り掛からないといけないようなアクティビティも中にはあるし、星空ツアーなんかは日の入り後からが仕事時間になります。
天気が悪ければ中止にすることもあるし、閑散期には一人もお客さんがいないなんてこともあります。
安定した給料・生活リズムを求める人には、アクティビティのリゾバは向いていません。
繁忙期にはどれほど連勤や残業になってもバシバシ働いて、それ以外の閑散期には自分の楽しみにじっくりと時間を使う、そんな生き方に魅力を感じる人はアクティビティのリゾバからやがて本業を目指すのがおすすめです。
給料面のリスクを無くしつつアクティビティのリゾバをするには、なるべく一年中安定して客がやってくる施設を選ぶか、夏は海で冬はスキー場のように、常に忙しいシーズンに身を置くことです。
体力も知識も技術も必要で、その上生活は安定しにくい、それでも「好き」だからやっていけるのが、アクティビティのリゾバです。
単純に自分が楽しみたいだけなら、リゾバしつつ休日に遊ぶくらいで十分かなと思います。
アクティビティのリゾバは何といっても体が資本です。
他のリゾバよりもハードに体を使うので、一日の終わりはしっかりとストレッチや癒しの時間を作って、翌朝に疲れを残さないのが大切です。
リゾバでアクティビティの職種を選ぶなら、まずはスタッフが多く、運営体制が安定している施設の求人を選ぶと失敗が少ないです。
客の口コミなどでも評価の高い施設なら、きっと働いていても楽しく働けると思いますよ。
アクティビティに近い職種として、私はキロロスキー場で子供向けのスキースクールのお手伝いみたいなリゾバをしたことがあります。
他ではあまり見かけない特殊な仕事内容でしたが、毎日子供たちと戯れてとても楽しいリゾバだったので、下の体験談にまとめました。
石垣島リゾバのときに仲良くなったスタッフから、マリンアクティビティの体験談も聞けたので紹介しておきます。
受付・チケット販売
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難易度 | フロントの優しいバージョン |
受付・チケット販売のリゾバは、接客経験がある方が好ましいですが、基本「未経験OK」です。
仕事内容は簡単なフロントみたいな感じで、接客要素はありますが、説明する内容が多くないのでそれほど難しくはありません。
受付やチケット販売の求人がよくあるのは、テーマパークやスキー場ですね。
人気の施設ではオープンと同時に長蛇の列になることもありますが、一日中ひっきりなしに人がやってくることはあまりありません。
受付・チケット販売のリゾバは初心者におすすめ?
ひと通り金額やプランの違いを覚えれば、後は同じことの繰り返しなので、難しくて出来ないなんてことはまずないと思います。
受付・チケット販売のリゾバは基本室内で、椅子に座っての業務が多いので、体力に自信が無い人にもおすすめです。
受付・チケット販売のメリット・デメリット
受付・チケット販売のリゾバは他の職種よりも体力面で楽なことが多いです。
作業は基本的に室内だし、一日中椅子に座ったままの職種のリゾバはあまり多くありません。
接客要素やパソコン入力・金銭の取り扱いなど、フロントと同じような仕事内容ではあるものの、ホテルのように色んな部署に連絡を取ることがないし、客からの質問内容もかなり限られてきます。
施設によっては一気に長蛇の列になって、スピーディーな対応が求められることもありますが、せいぜい1,2時間くらいの間で、割と暇になる時間も多いです。
一日何十人、何百人に同じ説明・やり取りを繰り返すので、喋り疲れもありますし、飽きやすい人は向いていません。
中には「なんで○○は駄目なんだ」とか「この前は○○だったのに」とかめんどくさいことを言ってくる客もいるので、そういう相手にも丁寧に対応する忍耐力は必要です。
受付・チケット販売の一日の流れ
受付・チケット販売の出勤は、施設の営業時間によります。
スキー場の早朝営業とかでもなければ、それほど朝早い施設はないので、だいたい7:00~8:00の間くらいで出勤になると思います。
受付・チケット販売は、ほとんどの施設が営業開始から1,2時間が一番のピークです。
受付を開ける前から長蛇の列が出来ていてうんざりすることもあるでしょうけれど、とりあえずそこまで一気に対応すれば、後はまったりなことが多いです。
ホテル内のスパやジム・ちょっとしたアミューズメントエリアの受付なんかは、そのピークすら無く、一日中まったりなこともあります。
受付・チケット販売のリゾバは、暇な時間帯は他の部署の手伝いも兼ねていることがあります。
業務内容は事前に要確認!
受付・チケット販売のリゾバは、大型テーマパークやスキー場以外だと、スタッフ数が少ないのも特徴で、1人でぽつんと座ってひたすら誰か客が来るのを待っているだけみたいな職場もあります。
あと特徴としては、リゾバスタッフだけでなく、地元のおじちゃんおばちゃんがスタッフにいることも多いです。
わいわいとみんなで仲良く働きたい人は、受付・チケット販売のリゾバは「なんか思ってた感じと違う…」ってことになるかもしれません。
テーマパークやスキー場では、施設の営業時間よりも少し前に受付やチケット販売が終了になることが多く、その後集計・レジ締めをして退勤になります。
施設の営業時間にもよりますが、ナイター券がない施設ならそれほど遅くなることはありません。
※ホテルのスパなどは22:00頃までなることも
リゾバで受付・チケット販売の職種を選ぶなら、その施設がどれくらい集客がありそうか、また、営業時間はどれくらいかをチェックすることで、だいたいの職場の雰囲気・一日の流れが分かります。
施設によっては掃除や売店なども兼任することがあるので、業務内容はしっかりと確認しておきましょう。
チケット販売+売店としては、私の初めてのリゾバがそれに当たるのかなと思います。
派遣会社を通して見つけた仕事ではないので、最近のリゾバ事情とは少し異なりますが、売店やチケット販売の仕事のゆるさ具合は伝わるかなと。
キャンプ場・グランピング施設
体力 | |
スキル | |
難易度 | 「館内業務全般」と似ているが、仕事内容はもっと幅広い |
キャンプ場・グランピング施設のリゾバは、「未経験OK」の求人が多いですが、接客業経験者や体力のある人が向いています。
数年前まではグランピング施設という存在自体があまり一般的ではなく、リゾバ求人として出回り始めたのはつい最近のことです。
施設の特性上、住み込みで働けるリゾバスタッフはかなり重宝されるはずですが、流行りにのってオープンしたものの、運営体制が安定しておらず、働きづらさを感じるスタッフも結構いるようです。
仕事内容は<館内業務全般>と同じように、予約からフロント業務、調理補助、清掃などなんでもありですが、コテージやグランピングテントは野外にあるので、その分広いエリアを動き回ることになります。
職場の雰囲気・実際の業務は、昔ながらのキャンプ場寄りの施設と、リゾート感を強くしたホテル寄りの施設でかなり変わってきます。
普通のホテルや旅館には無い野外イベントやサービスを売りにしているキャンプ場・グランピング施設も多く、アクティビティスタッフ的なスキルが必要な施設もあります。
若いスタッフが多く、わいわいとした感じで働けるのかなって思ってるんだけどどうかな?
昔ながらのキャンプ場寄りの施設では、スタッフの人数もそれほど多くなく、みんなで協力し合いながら働く感じになります。
リゾート感を強くしたホテル寄りの大型施設では、仕事も普通のホテルのようにポジションごとに分かれて働くスタイルが多いです。
キャンプ場・グランピング施設のメリット・デメリット
キャンプ場・グランピング施設は自然が豊かなところにあるので、山や川など、アウトドアが好きな人にとってはそれだけで幸せな環境です。
施設によっては、客に楽しんでもらうための様々なイベント・サービスがあるので、ただの宿泊業では物足りない遊び心のある人には楽しい仕事になります。
基本的に明るく元気なスタッフが集まるので、スタッフ間の距離が近く、よほど人見知りや人付き合いが苦手な人でなければすぐに仲良くなれると思います。
キャンプ場やグランピング施設は交通アクセスが良くない場所が多いので、車が無いと陸の孤島的な気分になることもあります。
寮の仕様も、相部屋必須だったり、シャワーしかなかったりと、施設によっては生活環境がかなり悪いです。(大型施設なら個室も多い)
広範囲に散らばったコテージやテントへ清掃やサービスの為に歩きまわることになります。(雨が降ると最悪)
BBQの準備やキャンプファイヤー、キャンドルサービス、天体観測など。施設によりますが、ただの宿泊業以外の幅広い業務をこなさなければなりません。
キャンプ場・グランピング施設の一日の流れ
多くのキャンプ場やグランピング施設は、ホテルのように夜間のフロント対応をしていません。
施設のフロント(売店)を開ける6:00~8:00くらいの間に出勤になる施設が多いです。
施設独自のイベントを抜かした基本的な流れは、多くのホテルや旅館と同じで、朝食サービスに始まり、チェックアウトが終わったところからどんどん清掃を始め、14:00~15:00からはまた新しい客のチェックイン対応になります。
昼間にもイベントをやっている施設では、宿泊業の運営スタッフとイベントスタッフに分かれて、イベントスタッフはその準備と客の対応になります。
グランピング施設によくあるのは、レンタル系(バイク・釣り竿)、アスレチック、動物ふれあい、調理体験、フルーツピッキングなどですね。
夕食にBBQやグランピングテントまで料理のお届けサービスを取り入れている施設は多く、一通りチェックインが終わったらそちらの対応になります。
BBQや食器の後片づけは翌日の清掃業務に含まれます。
夕食後はキャンプファイヤーや天体観測、ホタル観察などのイベントがあって、客は大満足して各自のテントやコテージに戻ります。
キャンプ場だけなら悪天候だとキャンセルが相次ぎますが、グランピング施設は雨でも客は快適に過ごせるのであまりキャンセルは出ず、しかしスタッフは雨の中の業務は大変な一日になります。
だいたい全てのイベント・サービスを終えると20:00~21:00くらいになり、その頃フロント(売店)も締めて、退勤となります。
リゾバでキャンプ場・グランピング施設の求人を選ぶなら、施設の規模や志向が自分の求めている働き方・リゾバ生活に合っているか十分に検討してから応募しましょう。
体力的にはハードですが、アウトドアが好きな人、体を動かして働くのが好きな人にとっては楽しいリゾバになると思います。
山小屋
体力 | |
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難易度 | 生活環境が厳しく、労働時間が長い |
山小屋のリゾバは、基本的に「未経験OK」ですが、体力のある人・協調性のある人におすすめです。
あらゆるリゾバの中でも、山小屋は仕事条件・生活環境共にかなり特殊なので、普通のリゾバに行く感覚で向かうと失敗する可能性が高いです。
やっぱ山好きしかいないのかな?
ごく稀に山好きでもないのに来てしまうよく分からない人もいますが、基本的に山好きしかいませんね。
趣味が合うのもありますが、食事も含めて一日中一緒にいるので、仲良くなるのがとても早いです。
金を使う場所がほぼ無いので、誘惑を絶ち、しっかりと貯金したい人には良い環境です。
山小屋のメリット・デメリット
日の出、雲海、そびえたつ山々、高山植物、あらゆる絶景がすぐそばにあります。
一日の終わりはぜひ外に出て空を見上げましょう。星空の美しさで、山小屋リゾバに勝る場所は日本にはありません。
40℃近い日本の猛暑も、山小屋リゾバなら気になりません。
真夏でも夜は10度以下になることも珍しくなく、むしろダウンジャケット必須です。
一日中(長時間)一緒に働き、食事の時間も一緒、寝るときも基本相部屋(雑魚寝)です。
時にはぶつかることもあるかもしれませんが、他のリゾバにはない濃い付き合いが山小屋にはあります。
仕事も生活も、すべて山小屋運営の一連の流れの中で決まっているので、自由な時間やプライベートな空間が無いと駄目な人には苦痛な環境です。
普通の社会の流れからは隔絶された世界にあり、テレビなんかもほとんどの山小屋では天気予報くらいしか見ません。
山小屋リゾバが終わった後は浦島太郎のようになった気分を味わえるでしょう。
山小屋の一日の流れ
山小屋リゾバの朝はとても早く、夜明け前4:00から、遅くとも5:00には仕事開始になります。
登山客に朝食を出すのですが、みんな一刻も早く登山に出発したいため、朝からいきなりピークの忙しさを迎えます。
7:00頃にはほぼ全ての登山客がいなくなり、自分たちの朝食時間になります。
8:00頃~10:00頃までは清掃。それぞれ担当のエリアに分かれて掃除します。
小休憩を挟んで、夕飯の仕込みに取り掛かります。
一日何百人もの食事を作るので、仕込みも大変です。
男のスタッフは登山道整備や小屋周りの修繕など外仕事に駆り出されることもあります。
昼頃になると前日他の山小屋に泊った客や、登山口から登ってきた客がやってくるので、昼に軽食営業をしている山小屋はそちらの対応もしていきます。
14:00頃になるとその日泊まる客が到着し始めて、チェックイン対応が始まります。
小屋の説明や夕食の時刻を知らせて迎え入れます。
早い山小屋では16:00頃から夕食の提供を始めていきます。
一度にすべての登山客を食堂に入れるのは無理なので、提供しては片付け、また次提供しては片付け…と何度も繰り返します。
すべての登山客に夕食の提供と片づけが終わると20:00くらいで、自分たちの夕食を食べたら仕事終わりです。
21:00には消灯になり、後は自由時間ですが、自分たちの部屋にも電気がないので、(というか疲れて)だいたいすぐ寝ます。
私はすぐ寝るのが惜しくて、晴れた日はだいたい30分~1時間くらいは、音楽を聴きながら星空を眺めていました。
リゾバで山小屋を選ぶ際は、普通のリゾバのように休憩時間が一時間取れてないとか、労働時間が長すぎるとか、そういうことには目をつぶるしかありません。
その代わり、他のどんなリゾバでも体験できない「山小屋リゾバの魅力」を味わうことが出来ます。
山小屋リゾバについては、3ヶ所の山小屋で働いた私の体験を元に、より詳しい内容をまとめているので、ぜひそちらもご覧ください。
農業
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難易度 | 作業は単純だが重労働。外作業が好きな人 |
農業のリゾバは、「未経験OK」ですが、基本的に重労働なので、体力に自信が無い人は避けるのが無難です。(特に腰が弱い人は要注意!)
だいたいは収穫時の人手不足を補う目的の求人で、ひたすら収穫と運搬を繰り返していきます。
有名なものでは、静岡・京都のお茶(4,5月)、北海道・長野の野菜(4~9月)、愛媛・和歌山のみかん(11,12月)、沖縄のさとうきび(12~4月)などです。
仕事は過酷ですが、外で汗をかきながら働く清々しさを気に入り、農業のバイトを繋ぎつつ転々としている人も結構多いです。
重労働ってことは男性の募集しかないのかな?
女性の募集もありますが、男性より時給が下がる場合が多いですね。
男と同じように重いものも運べるなら時給交渉しても良いと思います。
農家さん家の空き部屋に住んだり、バイターで一軒家をシェアハウスにして住むスタイルが多く、バイター同士や農家さんとは濃い付き合いになります。
農業のメリット・デメリット
農業のリゾバは、作業に支障が出なければ見た目はなんでもOKです。
長髪・髭・タトゥーなど、他のホテルや旅館のリゾバでは見た目で不採用になってしまう人も、農業系は問題になりません。
農業のリゾバは、難しい作業はまず無いので、ひたすら摘んでは運んでを繰り返します。
太陽の下体を動かして働くのは爽快感があり、体は辛くとも嫌なストレスは溜まりにくいです。
地元の農家さんは温かい人柄の方が多く、何かと世話を焼いてくれてありがたいです。
農家の家に住み込みで働けば、ただの雇用主と働き手以上の素敵な付き合いになるでしょう。
一日何十、何百と重いものを運ぶし、中腰での作業も多く、体を酷使します。
農業だけど体は全然疲れないなんて仕事はまずありません。
その上、収穫時期に一気に収穫してしまわないといけないため、雨の日以外は休みなし、気がつけば10連勤なんてことも少なくありません。
農業の一日の流れ
農業の朝は早く、日の出から(または日の出より前に)出勤します。
休憩は10:00と15:00に小休憩、お昼は1時間~2時間と長めが多いです。
小休憩は分単位でしっかりと管理する農家は少なく、なんとなく頃合いで休憩に入り、適当に休んでまた作業に戻ります。
住み込みの場合は農家さん家が3食用意してくれます。
シェアハウスのような感じだと朝晩は自炊で、昼は農家さんがお弁当を用意してくれるパターンが多いです。
食べ物の好き嫌いが激しい人は、農家さん家への住み込み&まかない込み求人は避けるのが無難です。
作業は午前も午後も同じで、ひたすら収穫と運搬を繰り返していきます。
日暮れ前に収穫作業は終わり、その日に採れた農作物を倉庫に運んで終了です。
(選別や洗浄作業が加わる農作物もあります。※農家さんによる)
農家のリゾバは仕事が終わってからの時間が楽しく、農家さん家に住み込みなら農家さんと、バイターでシェアハウスなら他のバイターと、酒を飲んだり語ったりします。
(初めの1週間くらいは疲れすぎてそっこー寝ることになるけど。笑)
こういう、働き先での出会いや交流こそがリゾバの醍醐味だなあって思います。
翌日の朝も早いので、楽しくてもあまり夜更かしすると次の日眠すぎて死ぬことになるので気をつけましょう。
リゾバで農業の職種を選ぶなら、私はまず愛媛や和歌山でよくある「みかん収穫」をおすすめします。
農業バイトの中でも特にリピート率の高い人気の仕事で、最高に美味しいもぎたてみかんが食べ放題だし、私の数多いリゾバの中でも特に楽しかった思い出深い仕事です。
愛媛のみかん収穫バイトについては、私の体験談をより詳しくまとめてあります。
農業リゾバやみかん収穫に興味のある人はぜひ覗いてみてください。
工場
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難易度 | 黙々作業が得意な人。ポジションによって体力面はかなり変わる |
工場のリゾバは、「未経験OK」ですが、体力のある人、黙々と同じ作業を続けられる人が向いています。
単に稼ぐだけなら、リゾバではなくトヨタやホンダなどの「期間工」の方が効率は良いです。
「期間工」は支度金や満了金なども出る求人が多いので、3ヶ月ぐらいで100万円貯められます。
リゾバ的な環境での工場で有名なのは、北海道の「シャケバイ」や沖縄の「製糖工場」です。
※「シャケバイ」は、漁獲量の減少や時代の流れもあって、今でも細々とは続いていますが、ほとんどバイターの募集はありません。
他のリゾバと違うのはどんなところ?
工場リゾバの特徴としては「濃い(変な)旅人」が集まりやすいところですね。
製糖工場は現在も沖縄の各離島でシーズン(12月~4月)に合わせて募集がかかります。
日勤だけの工場もありますが、24時間稼働で日勤と夜勤をローテーションする工場の方が稼げます。(生活リズムが乱れるので大変ですが)
工場のメリット・デメリット
工場のリゾバは、単純作業なので、難しくて出来ないことはまずありません。
黙々と確実に自分に与えられたポジションをこなしていれば、誰も文句を言ってはこないので、人と関わるのが苦手な人でも大丈夫です。
時給は他の高時給リゾバに比べると劣りますが、基本の勤務時間が長かったり、夜勤割増しになったりと、稼ぎやすい条件が揃っています。
ひたすら同じ作業を続けて、しかも時間帯によって忙しいとか暇とかの緩急もないため、とにかく飽きやすいです。
頭の中で全く別のことを考えても出来てしまうので妄想がはかどります。笑
稼ぐためには夜勤も含む工場に行かなければいけないので、生活リズムが崩れやすいです。
私はこの昼夜ローテーションが体に合わず苦労しました。
工場の一日の流れ
工場の一日の流れは、その他のリゾバよりもシンプルです。
- 起きたら朝ご飯を食べて工場に向かう
- 工場では任されたポジションに就き、黙々と作業をこなす
- 小休憩やお昼休憩を抜かして、一日中同じ作業を繰り返す(早出や残業はほぼ無い)
- 夕ご飯を食べて、ちょっとぐうたらして、寝る
協力しあってするような作業は工場には少なく、とにかく自分の役割をしっかりとこなすことが大切です。
休日はみんなで出かけることもありますが、マイペースな人が多いので、別に毎回はいいや、みたいな感じでさっぱりとした付き合いになります。
金を貯めることを一番の目的にしている人が多いので、無駄な出費を避ける意味も大きいと思います。
稼ぐだけなら圧倒的に「期間工」の方が効率が良いのですが、私が「シャケバイ」や「製糖工場」に行ったのは、北海道や沖縄の風景に惹かれた部分が大きかったです。
リゾバは金が貯まりやすい環境が揃っていますが、貯金だけを目的にするのはちょっと違くて、私はそれ以外の魅力「住んでみたい!やってみたい!」を期間限定でやれるのが好きなんですよね。
リゾバで工場を選ぶなら、リゾートバイト派遣会社以外の手段で探す方が色んな求人を見つけ出せます。
体験談などはあまり見つからないと思うので、自分の直感を信じて飛び込んでみましょう。
「シャケバイ」と「製糖工場」については、私の体験談を詳しくまとめてあります。
リゾートバイトという呼び方が広まるずっと前から、旅人たちによって支えられてきた日本の工場の仕事ぶりを覗いてみてください。
リゾキャバ
体力 | |
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難易度 | 普通のキャバクラより和気あいあい。ノルマなどは無し |
リゾキャバは、「リゾート」と「キャバクラ」を合わせた言葉で、いわゆる夜の仕事。女性限定のリゾバになります。
求人が多いエリアは石垣島や宮古島など沖縄方面で、派遣会社経由ではリゾートバイト.com(グッドマン)の求人が一番多いです。
都会と同じように「ガールズバー」「スナック」「キャバクラ」「高級ラウンジ」といくつかのパターンに分かれます。
一番稼ぎやすいのは「キャバクラ」です。
キャバクラと言っても、都会の人気店みたいにナンバーだのノルマだのと厳しくないので働きやすいです。
稼ぎよりも遊び半分で来ているスタッフが多く、ギスギスした雰囲気とは無縁で、仕事前や休みの日にも一緒に遊ぶことが多いです。
どんなスタッフが多いの?
旅好き、沖縄好きの人が多く、全国各地から集まってきます。
年齢層は店の雰囲気にもよりますが、夏休み中の大学生から30代半ばまでと幅広く、平均すると26歳くらいです。
指名料や同伴手当・ドリンクバックなど、時給以外にも報酬がある店が多いので、より稼ごうと思うなら店の給料システムは要チェックです。
リゾキャバのメリット・デメリット
リゾキャバは高時給で、働く時間も他のリゾバより短いことが多いので、自分の時間も確保しつつ効率良く稼げます。
特に昼間に自由な時間をたくさん取れるリゾバは多くないので、夜から勤務のリゾキャバは遊び目的としては最高です。(地元の人と仲良くなるので、色々連れて行ってくれます!)
ノルマが無いし、スタッフもゆるい感じで働いている人が多いので、初めて夜の仕事をする人でも挑戦しやすいと思います。
沖縄方面のリゾバは3ヶ月~の求人が多い中で、「リゾキャバ」は数週間の短期から募集があるのも大きなメリットです。
観光客は旅先なのでハメを外しがちだし、地元の人も「リゾキャバ」のスタッフは短期で帰ることを知っているため、強引に誘って来る人やセクハラも多いです。
そもそもリゾバは休みが少な目の求人が多いのですが、リゾキャバも週一休みの求人が多いです。
希望休がどの程度取れるのか、週休2日でも採用してもらえるのかなど、気になる事は事前に確認しておきましょう。
リゾキャバの一日の流れ
19:00~21:00の間でオープンの店舗が多いので、昼間は自由に過ごせます。
日勤のリゾバでは休日にしか行けないお店にもいくらでも行けるし、観光し放題です。
化粧や髪の毛のセットなどは他のリゾバに比べると時間がかかりますが、都会の本気キャバ嬢のように美容室でセットしてくるような人はいません。
仲の良くなった客に誘われて出勤前に一緒にご飯を食べたりもありますが、行く行かないは完全に自由です。
仕事内容は「ガールズバー」「キャバクラ」「スナック」「ラウンジ」と色んな形態があるものの、要は酒を作って客の相手をする、夜のお仕事です。
観光シーズンは観光客の割合が高くなりますが、地元の兄ちゃんやおじさんもそれなりにいます。
ナンバーやノルマがないので、色恋かけて貢がせるような働き方はしなくても良くて、客の取り合いも無くみんなでわいわい飲む感じです。
閉店は1:00~3:00の間で、アフターに誘われることがあればご飯やカラオケに行きますが、都会のようにいつでも開いている店は多くないので、だいたいいつも同じ店になります。
昼間にたくさん遊びたいなら、呑みすぎ・呑まされ過ぎに注意して、アフターもそこそこにして帰ってすぐ寝ることですね。
せっかくリゾート地に来ているのに、仕事メインになって遊べないんじゃもったいないですからね。
スタッフ同士でも遊びの計画がすぐ上がるので、短期のリゾバでも「ぼっち観光寂しい…」なんてことにはならず、みんなで楽しく過ごせますよ。
リゾキャバをするなら、店の雰囲気をよく確認して、自分が働きやすそうな(仲良くなれそうなスタッフが多そうな)店に応募しましょう。
リゾキャバで来ているスタッフが多い店の方が馴染みやすいです。
ドレスレンタル出来るのか、すべて持参なのか、服装はどの程度自由で良いのかなども、短期リゾキャバとしては重要ポイントです。
スキー場リゾバ職種別の仕事内容・一日の流れ・メリットデメリット
スキー場のリゾバは、リゾバ初心者にもおすすめ出来る点がたくさんあります。
特に時期を決めずに「なんとなくリゾバしてみたいなー」って思っている人は、まずスキー場リゾバから始めてみるのがおすすめです。
私はスキー場リゾバが大好きで、過去に3つのスキー場でリゾバしました。
スキー場リゾバのメリット・デメリットについては下の人気記事に詳しくまとめました。
リピーターの多い人気リゾバ勤務地である「スキー場リゾバ」の中でも、ホテル関係やレストラン関係の職種についてはすでに紹介してきました。
ここからは、「スキー場リゾバならではの職種」について、仕事内容や一日の流れ・メリットデメリットを紹介していきます。
リフト
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難易度 | 基本ゆるい。降雪が激しいと少し大変 |
リフトのリゾバは、あらゆるリゾバ職種の中でもかなり仕事が楽な職種のひとつです。
スピードの求められる仕事・体力が必要な仕事を避けたい人にはもってこいの職種です。
主な業務はリフト乗り降りのサポートと、トラブル発生時のリフト減速・停止・再開の操作です。
難しい作業は何も無いので、未経験でもまったく問題ありません。
外作業だから寒そうだけど大丈夫かな?
15分・30分ごとに、外でのサポートとリフト小屋内での操作業務を交代しつつ働きます。
リフト小屋の中は暖房ががんがん効いているので暖かいですよ。
リフトスタッフは人気が高く、条件の良い求人はすぐに埋まってしまうので、リフトスタッフを検討している人は早め早めに動きだしましょう。
※スキー場リゾバの募集がかかるのは、早いところで8月末ごろから。リフトスタッフに応募するなら、9月中には派遣会社への登録を済ませ、10月中旬までにはどこに応募するか決めたいところです。
リフトのメリット・デメリット
リフトのリゾバは、客がスムーズにリフトに乗れさえすれば何もすることがなく、客の様子を眺めているだけの仕事です。
リフトスタッフは、3つのポジションを4人で回すなどして、45分働いて15分休憩(待機)みたいなスタイルを取っているスキー場が多く、他の職種に比べて休憩(待機)時間が多いです。
降雪が激しくなると、リフトの座面を一つずつ雪払いしていくのでちょっと大変です。
とは言っても、数十分ごとに交代なのでたかが知れてますが。
同じリフト小屋に配属されたメンバーによっては、やりづらさを感じることもあります。
リフトの一日の流れ
リフトスタッフの出勤は、リフトの運行時間によって変わってきます。
早朝営業もしているスキー場なら、早ければ夜明け前4:30出勤などもあります。
普通は7:00~8:00の間で出勤になることが多いです。
朝はまず試運転とチェック、夜の間畳んでいた座面を戻す作業、もし雪が積もっていたら雪飛ばしをしていきます。
リフト運行時間になったら、時間ごとに区切ってポジションを替えつつ、リフト運行をしていきます。
初心者が多くやってくるリフトに配属されると、つきっきりでサポートしなければいけませんが、その他の多くのリフトでは1時間に数回リフト操作がある程度です。
降雪がなければ本当に楽な仕事です。
たまに落とし物を持ってきたり、ビンディング調整のためにドライバーを借りにくる客がいます。
昼ご飯は、社員食堂で食べるところと、弁当になるところがあります。
スキー場の上の方のリフトに配属されると弁当になる可能性が高いです。
とにかく滑りたい人は、昼休憩の間にも滑ったりします。
※休憩中に滑れるかどうかはスキー場の規定によります
リフト運行時間によりますが、ナイター営業がなければ17:00~18:00頃に退勤になります。
ナイター営業しているスキー場では、早番・遅番等シフト制の勤務になったり、人手が足りなければ残業になることもあります。
滑るのを目的としてスキー場リゾバをするなら、絶対にナイターのあるスキー場を選んでください。
ナイターの無いスキー所だと、リフト運行時間がそのまま勤務時間になって滑る時間が取れません。
ナイター営業のあるスキー場で、シフト制勤務なら、仕事前や後にすぐ滑りに行けます。
スキー場リフトスタッフについては、私の体験談をより詳しくまとめてあります。
リゾバでスキー場リフトを検討中の人はぜひご覧ください。
レンタル
体力 | |
スキル | |
難易度 | 流れを覚えれば簡単。一日の中で緩急差がある |
レンタルのリゾバは、朝と夕方が忙しいですが、それ以外はまったり時間の多い職種です。
スキー・スノボ用品の知識があればなお良いですが「未経験でもOK」。仕事をしながら知識・技術を身につけられて一石二鳥です。
重労働というほどではありませんが、一日何十個もスキー・スノボの板、ブーツ等をラックから出し入れするので、それなりに疲れます。
力仕事があるなら女だと働くのは難しいかな?
レンタルスタッフは男性の割合が多い職種ですが、女性でも働いている人はいますよ。
女性だから不採用になるってことはあまり無いと思います。
未経験でも採用されますが、ビンディングの調節やワックスがけも出来る人ならより重宝されます。
外国人の客が多いスキー場なら、英語を話せると時給交渉にも使えますね。
レンタルのメリット・デメリット
レンタルのリゾバは、未経験でも採用してもらえるスキー場がほとんどのため、仕事をしながら色んな知識・技術が身につきます。
レンタル業務は朝と夕方に客が集中するため、日中はスタッフ同士でおしゃべりしたり、裏の休憩室でのんびりできます。(中抜けで滑りに行ける可能性も)
レンタルのリゾバは未経験でも採用されますが、ずっと何も分からないままで良いわけではなく、働く上で必要な知識・技術は他の職種と同様覚えなければいけません。
道具の名前や扱い方、調整の方法など、あまり滑ったことが無い人にとっては馴染みがなく、最初は覚えるのに苦労するかもしれません。
外国人に人気のスキー場では、英語しか話せない客へのレンタルもあるので、英語が話せないと説明が難しい場面も出てきます。
レンタルの一日の流れ
レンタルスタッフの出勤は、基本はリフトの運行時間に合わせてなので、7:00~8:00の間で出勤になることが多いです。
早朝営業にも対応するスキー場と、基本のリフト運行時間のみで固定するスキー場に分かれるようです。
開店から2~3時間はもっとも忙しい時間帯で、受付・レジの係と、用品受け渡しの係に分かれてスムーズにレンタル貸し出しを行っていきます。
11:00頃になると客が落ちつくので、順番に昼休憩に入ります。
社員食堂はたいていレンタルコーナーと同じゲレンデ下部にあるので、直接社員食堂まで行って食べられます。
昼休憩後も引き続きレンタル業務ですが、日中の来客はまばらなので、スタッフ同士でまったり談笑して過ごします。
人員に余裕があれば、中抜けして滑りに行かせてもらえることもあります。
営業終了1時間前くらいからレンタル品の返却が始まるので忙しくなります。
破損や汚れ等をチェックしてラックに戻していきます。
朝ほどではないですが、返却の時間帯もそれなりにばたばたします。
リフト運行時間にもよりますが、ナイター営業が無ければだいたい16:00~17:00の間くらいで退勤になります。
ナイター営業に対応したレンタルだと帰りは21:00過ぎることもあります。
レンタルのリゾバは、スキー場ならではの職種の中では、忙しい時間帯と暇な時間帯、忙しい日とそうでもない日で結構ばらつきがあるのが特徴です。
レンタルのリゾバは割と若いスタッフが多いです。
大きなスキー場を選ぶとスタッフの人数も多いので、より賑やかな雰囲気で楽しく働けます。
スキー場のレンタルリゾバについては下の記事により詳しくまとめてあります。
ディガー
体力 | |
スキル | |
難易度 | パークが好きなら楽しめる |
ディガーのリゾバ求人は、パークのあるゲレンデに限られます。
未経験でもきちんとコースを滑り降りるだけの滑走スキルがあれば、パーク未経験でも採用してくれる可能性が高いです。
ディガーの仕事内容は、パークの運営。
キッカーやボックス等の設営はもちろん、危機管理としてコース内を一日何度も巡回しつつ、アイテムの調整を繰り返していきます。
特に大雪の日や、春先で融雪の進みが早い時期は、一日の中でもコンディションがどんどん変わるので忙しくなります。
パーク未経験の人はどんな作業を任されるの?
試しに飛んだり擦ったりが自分で出来ないだけで、作業内容はあまり変わりませんよ。
コースの開閉やアイテム前後の雪均しなど、やるべき作業はたくさんあります。
「ディガー」のリゾバは、リゾートバイト派遣会社ではあまり扱いがありません。
サイトで見つけても、派遣型ではなく「紹介型」で直接雇用となる求人がほとんどです。
「派遣型」「紹介型」の違いはこちらをチェック >
働きたいスキー場に問い合わせて、提携しているディガーの会社を教えてもらい、そこで求人があるかをチェック、直接応募するのが一般的な流れになります。
ディガーのメリット・デメリット
ディガーのリゾバは、一日中滑りながらパークのアイテムを管理するので、パーク好きにはこれ以上ない仕事です。
そんなに上手な人ばかりでもないので、スキルに自身が無くても臆することなく挑戦するべきです。
ディガーで働いている人は長髪や茶髪の人なども多く、身なりにはゆるい会社が多いです。
ディガーを選んで働くなら、やっぱり飛んだり擦ったりしたいですね?
しかし、通常のゲレンデと比べると、パーク内はどうしても怪我のリスクが高くなるのは避けられません。
骨折などの大けがをしてしまうと仕事が出来なくなるので、即下山(解雇)となります。
ディガーは他の職種に比べて、地元の(または移住した)スタッフがメインとなっている場合が多いので、スキー場によっては馴染みづらい雰囲気を感じることもあるでしょう。
ディガーの一日の流れ
ディガーの出勤はスキー場の営業時間に合わせて、7:00~8:00の間くらいで出勤になります。
パークは、早朝営業やナイター営業には基本対応していないので、早出や残業になることはほとんどありません。
出勤したら、まずはパークの巡回。
夜の間に積もった雪の状況を見つつ、アイテムを微調整して、準備が出来たところから順次オープンしていきます。
どこにどんなアイテムを置くかは、上からの指示があるので、初ディガーリゾバでそこまで意見を求められることはまずありません。
とりあえず先輩の言うとおりに作業していけばOKです。
キッカーの土台作りやアイテムの移動もリゾバレベルの仕事ではなく、基本は圧雪車のスタッフが夜間に行ってくれます。
トラブルが無ければ、昼休憩は普通に一時間取れます。
派遣会社からの派遣やスキー場の直雇用でなくても、社員食堂で食べられます。
午後も基本的には巡回と調整の繰り返しです。
パーク内なら、巡回という名目である程度自由に滑れます。
パークの上手なスタッフと仲良くなれば、トリックのコツなど教えてもらえるので上達が早いです。※怪我には要注意!無理は禁物です。
リフトの運行時間にもよりますが、ナイターでパークをオープンしているスキー場はほとんどないため、通常営業が終わる30分くらい前からキッカーやアイテムの前に竹竿を挿して入れないようにしていきます。
その後の片付けを含めても、17:00~18:00には退勤になります。
リゾバでディガーに挑戦するなら、完全未経験よりは、やはりある程度飛んだり擦ったり出来るようになってから応募するのがおすすめです。
派遣会社やスキー場の雇用ではないので、給料や条件等しっかりと確認してから応募しましょう。
パトロール
体力 | |
スキル | |
難易度 | 救急に関わる責任重大な仕事 |
パトロールは、スキー場内の安全を守る仕事です。
応募には特別な資格が必要かと思われそうですが、実際は一年目からパトロール資格を持って勤務している人はほとんどいません。
私が初めてパトロールとして働いた時も、同じ一年目のスタッフが4人いましたが、誰も資格は持っていませんでした。
応募資格には、「スキー検定1級程度のスキル&体力ある方」みたいに書かれていることが多いです。
滑走技術に不安があるなら、あまり急な斜面のない、大きすぎないスキー場を選ぶと良いです。
女でもパトロールのリゾバは出来るの?
女性の怪我人で、部位によっては女性が対応する方が好ましい場合もあるので、女性のパトロールスタッフも重宝されます。
女性のパトロールスタッフは、体力仕事ではなく、内勤といって電話対応や事務の仕事をメインにすることが多いです。
「日赤救急法」や「SAJスキーパトロール」等の有資格者には手当がつくので、パトロールの仕事に興味があるなら、ぜひ資格取得も目指しましょう。
パトロールのメリット・デメリット
パトロールは、覚えることが多く、時には人命にも関わる責任重大な仕事ですが、その分とてもやりがいがあります。
他のスタッフと協力して作業するのが好きな人に向いている仕事です。
仕事の一環としてスキー場内を隈なく滑れるので、滑るのが好きな人は最高の仕事です。
応急手当はパトロール以外でも重宝する知識・技術なので、実践を通してより学べるのも大きなメリットです。
私が働いたスキー場のパトロールは、待機時間に休憩も含まれていたので、完全に自由に過ごせる休憩時間はありませんでした。
怪我人の出やすい時間帯、ゲレンデコンディションというのがあり、次から次へと救急要請が入って一気に慌ただしくなることもあります。
パトロールの一日の流れ
早朝営業が無ければ7:00~8:00くらいに出勤します。
リフトは本来の営業時間のだいたい30分前から試運転を始めるので、それに乗って営業開始前のゲレンデを隈なくチェックしていきます。
日中はコース内の巡回、ロープやネットの補修、落とし物拾いなどをしつつ、救助要請が入ったらすぐに現場に駆けつけます。
パトロール室で待機している時間も長いです。
昼休憩は明確には決まっていません。
社員食堂に行っている間に救助要請が出たら対応が遅れるので、パトロール室にて交代で弁当を食べます。
15:00くらいが、客の疲れとゲレンデコンディションの変化が一番大きく、怪我人が出やすいです。
だいたいいつも忙しくなるのはこの時間帯です。
タイミングによっては、一年目であっても一人で現場に向かって対応しなくてはいけないときもあり、すごく責任重大だぞ!って思っていました。
ナイターのないスキー場なら、リフトの一番最後に乗ってまた頂上まで行き、全ての客をゲレンデ下まで見届けたら勤務終了です。
リフト運行時間によりますが、16:00~17:00で退勤になるスキー場が多いと思います。
パトロールはナイターも勤務になるため、ナイター営業のあるスキー場では、最後まで残るスタッフを交代で勤めることになると思います。
私が働いたスキー場は週に一度24時間オールナイト営業をしていたため、夜勤専用スタッフが22:00に出勤してきてバトンタッチとなりました。
リゾバでパトロールの職種を選ぶなら、スキー場の規模(最大斜度)を調べて、自分の滑走レベルでどのコースも問題なく滑り降りられるスキー場を選ぶのが無難です。
仕事は大変ですが、先輩の教えを吸収しながら真面目に働いていれば、きっと金の為だけでなく、やりがいを大きく感じられるリゾバになるでしょう。
スキー場のパトロールについては、私の体験談を下の記事により詳しくまとめました。
スキー場が好きで、パトロールの仕事にも興味がある人はぜひ読んでみてください。
まとめ
リゾバ求人を選ぶ際の「職種」について、初リゾバに挑戦する人、経験のない職種について詳しく知りたい人に向けて、参考となる内容をまとめました。
もう一度読みたい職種をクリックすれば、それぞれの職種の先頭にジャンプします。
リゾートバイト派遣会社で扱う職種だけでも、ひと昔前には考えられないほど種類が豊富になり、いろんな選択肢の中から選べる自由と引き換えに、逆にどれを選べば良いのか分からなくなってしまう人も多いと思います。
現在載せていない職種についても、また機会を作って少しずつ加えていけたら良いなと思っています。
自分の目的に合った職種選びの参考になれば幸いです。
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