貯金額ひと月30万円以上が4ヶ月!
私の数多いリゾバ経験の中で【稼げるランキング1位】となった、西表島製糖工場でのバイト体験談です。
とにかく短期間でがっつり稼ぎたい人にはもってこいのリゾバです。
私は旅に出てから初めて貯金残高が100万円を超えて、うはうは気分で旅の道具を新調し、また次の目的地へ進むことが出来ました。
<旅の資金はリゾートバイトで貯める!がっつり稼げる求人5選を紹介>にも書いてますが、製糖工場のバイトは、特に濃い旅人が集まりやすいリゾバでもあります。
私は昼夜2交代制の勤務スタイルが体に馴染まず、生活面ではなかなかきついバイト体験となりましたが、作業自体は特に難しいこともなく、淡々とこなせる人なら向いていると思います。
西表島の製糖工場は、2020年にバイター寮が新築され、生活環境が格段に向上しました。
私が働いた時は、6畳の和室に4人が並んで寝るスタイルで、プライベートなんて1ミリもない掘っ立て小屋でした。笑
※本記事内に載せた現在の寮の写真は、西表製糖工場のホームページからお借りしました。
私が働いたのは10年以上前ですが、最近まで毎年通っていた知人に確認したところ、作業内容や一日の流れなどはそれほど変わっていないとのこと。
西表島のリゾバを検討中の人、がっつり稼げるリゾバを探している人の参考になれば幸いです。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
その他のSNSでの発信はこちらにまとめてあります→インスタ・Tiktok・Youtube
使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
西表島のリゾバってどんな感じ?
西表島概要
西表島には空港がないため、まずは石垣島へ行く必要があります。
石垣島からは1日5~7往復のフェリーがあり、片道40~60分ほどです。
このワンクッションがあるために、観光客でごった返すようなことがほとんど無く、沖縄の中でも特にのんびりした雰囲気が島全体に漂っています。
石垣島へはちょっと隣町へバスで向かうくらいの時間感覚で行けますが、フェリー代が結構高いので、リゾバ中に行き来すると割と痛い出費です。
フェリー料金、運行時間は2023年時点。最新情報は八重山観光フェリーで確認してください。
石垣⇔大原 | 石垣⇔上原 | |
---|---|---|
片道 | 1,830円 | 2,390円 |
往復 | 3,500円 | 4,570円 |
波照間島(要予約)・竹富島・小浜島・鳩間島・黒島へのフェリーも、1日1、2便と本数は少ないですがあります。
時刻 | 片道料金 | |
---|---|---|
大原⇔波照間 | 大原発 12:30 波照間発 13:15 | 1,800円 |
大原→竹富島 | 大原発 12:30 | 1,690円 |
大原→小浜島 | 大原発 14:00 | 1,460円 |
小浜→竹富島 | 小浜発 14:00 15:20 | 1,200円 |
大原⇔黒島 | 黒島発 8:15 16:30 大原発 8:55 17:00 | 870円 |
上原⇔鳩間島 | 上原発 9:30 鳩間発 16:05 | 900円 |
西表島だけを目的に来る人よりも、周辺の島も含めて観光していく人が多いです。
西表島は一周約130km。
私の感覚では屋久島にちょっと近くて、海岸沿いに一本のメイン道路が伸びていて、数十キロごとに集落が点在しています。
島の内陸部はほぼジャングルなので、トレッキングやカヤックツアーなどで行くことはありますが、例えば車で南北をまっすぐ突っ切ったりは出来ません。
西表島の西側は、昔の集落の跡はありますが現在は無人エリアになっていて、道路も通っていないので、島をぐるっと一周するのは、大学のワンダーフォーゲル部とかそういうのが好きな人だけです。
西表島を観光しようとすると、島の東半分の海岸沿いを行ったり来たりすることになります。
西表島でリゾバをするとどんな生活になる?
西表島はバスが片道1日4便ずつしかないので、レンタカーをしないと自由に移動するのは難しいです。
リゾバ中はもっぱら職場や寮周りの散歩が一番の息抜きになるでしょう。
海に出たり、トレッキングやカヤックで島の内側へ入りこんでいけば、西表島ならではのダイナミックな自然を体感できますが、普段の生活はただの田舎生活です。
サトウキビ畑や海を眺めて、のんびりまったりするのにはもってこいです。
※台風時期や冬場は天候や高潮などによりフェリーが頻繁に欠航します。
島のスーパー(というか商店)は、フェリーが欠航するとすぐに品切れになるので、生活に必要なものは余裕を持って買っておきましょう。
特に食品関係は、台風一発で清々しいほどに棚がすっからかんになります。笑
宮古島ですらこの感じ↓
より物資の少ない西表ではどうなるか想像つきますね?
台風前のスーパーの様子@宮古島サンエー
— けんのリゾバ旅 (@rezoba_ken) August 1, 2023
パン類、玉子、乾麺、🍖が品切れ続出でした。
昨日、たまたま退勤時間が同じだった新卒社員が買い出し一緒に乗せてってくれた🚗ありがたい😭 pic.twitter.com/I5ZrJfEvef
当たり前ですが、Amazonなどで通販しても、フェリーが欠航になってしまうと荷物は届きません。
西表島でのリゾバ生活を簡単にまとめると、不便がゆえに半ば強制的にゆったりとした生活になります。
いろんな刺激が欲しい人、あれこれ楽しみたい人には向いていません。
基本的に3食支給のリゾバになりますが、自炊の求人は他の条件が良くても避けた方が無難です。
西表島のリゾートバイトの探し方
一般的なリゾートバイトの探し方
一般的なリゾートバイトなら、派遣会社に登録して探す方が条件が良いことが多いし、断然効率が良いのでおすすめです。
私のおすすめ派遣会社の中では、「リゾートバイトダイブ」で西表島の求人が多かったです。
「アルファリゾート」でも何件か見つかりました。※2024年7月
夏季の募集が多く、冬は少なくなります。
下の人気記事は、私の数多いリゾバ体験をもとに、さらに徹底調査・ランキング付けをして、おすすめできる派遣会社を5つにまで絞って各社の特徴などをまとめたものです。
※定期的に再調査&記事内容更新しています
派遣会社選びの決定版となる記事です。ぜひ参考にしてください。
製糖工場の求人の探し方
本記事で紹介する西表島製糖工場の求人は、リゾートバイトの派遣会社では扱っていない求人です。
私が働いた時はまだインターネットやスマホが普及していない時代だったので、シャケバイで会った旅人に教えてもらって一緒に向かいました。
今は工場のホームページに詳細が載っているので、直接問い合わせ、応募するのが手っ取り早いです。
製糖工場バイトのメリット5選
とにかく稼げる
基本時給は920円~と、最近のリゾバ時給の高騰ぶりからすると決して高くはない(むしろ激安)ですが、残業・深夜・休日出勤等の色んな条件が勝手にプラスされるので、結果的に沖縄の求人としてはかなり高時給になります。
所得税や保険料などを引いて、ひと月30万円をちょっと超えるくらいの手取りと考えておけば間違いありません。
早出、残業は一切なし
残業がないという表現が合っているのかは分かりませんが、普通のリゾバみたいに、突発的に「あと30分残って欲しい」とか、「明日ちょっと早出して欲しい」なんてことは一切ありません。
工場が24時間稼働している中で、2グループが12時間勤務を交代で行います。
基本が8時間労働と考えると、製糖工場は12時間働くので毎日残業みたいなものですが、急に勤務時間が変わることが無いので、いつ終わるのか分からないというストレスはありません。
作業は簡単
製糖工場には色んな部署がありますが、私は「詰め場」と呼ばれる部署に配属されました。
「詰め場」は、出来上がった黒糖を段ボールに詰めていく仕事で、工程の最終段階の部署です。
淡々と仕事をこなせる人なら、誰でも問題なく出来ます。
「詰め場」以外の部署に配属されても、基本的にモニターを見てるだけの部署や、ごみが入り込まないようにチェックする部署など、特別なスキルが求められる仕事はありません。
まかないが美味しい
他の島の製糖工場は分かりませんが、西表島の製糖工場は、普段は町中で飲食店を経営しているプロの料理人が、期間中ずっとまかないを作ってくれます。
献立もバイターが飽きないようにと考えて色んなメニューを作ってくれているので、バイターからも「まかないが美味しい」と評判です。
ご飯・汁物はお代わり自由。
まかないは仕事のモチベーションに大きく関わるので重要ですよね!
髪型・髪色・タトゥーなどが自由
一般的なリゾートバイトでは、髪型や髪色・タトゥーの有無などが制限されている求人が多いですが、製糖工場ではそれらは問題になりません。
食品を扱うので、髭もじゃだけはNGです。
製糖工場バイトのデメリット3選
勤務時間が長い
基本的な12時間勤務だけでも長いですが、1週間に1度、昼夜を交代する日は18時間勤務になります。
作業自体はそれほど疲れることはないのですが、18時間はさすがに長いなと感じます。
その分仕事終わりの解放感は半端ないです!笑
作業が飽きやすい
製糖工場の仕事は特別な技術を必要とせず、誰でもすぐに出来ます。
その代わり、作業内容の変化がほとんどなく、とにかく毎日同じことを同じように繰り返すので、飽きやすい人には少しきついかもしれません。
黙々と同じ作業を繰り返すのが得意な人にとっては、すごく向いている仕事です。
睡眠サイクルが乱れる
一週間ごとに昼夜逆転するので、睡眠サイクルが乱れるのが一番しんどかったです。
私は特に2交代制の勤務スタイルが苦手だったようで、うまく寝付けない日はかなりストレスでした。
作業自体で体力的にきついと思ったことは一度もありませんが、なんだか頭がぼんやりしてうまく仕事に集中出来ないことがありました。
昼夜2交代制の勤務じゃなければ、もっと働きやすかったんだけどな。
製糖工場バイトの一日の流れ
7時 起床(朝食)
西表島の日の出は本州よりだいぶ遅く、1月頃だと起床時にはまだ薄暗いです。
寮内の食堂で各自まかないを食べて、仕事の準備をします。
寮は工場の敷地内にあるので、8時ちょっと前に歩いて工場に向かいます。
ちょうどそれくらいの時間帯で朝日が昇ってくるので、毎朝眩しさに目を細めて歩いていったのを覚えています。
8時 仕事開始
夜勤をしていたグループから仕事を引き継ぎ、それぞれのポジションにつきます。
仕事内容は部署によって違いますが、私は「詰め場」に配属されて、出来上がった黒糖を段ボールに詰めていく作業を行いました。
甘~い香りがたまらん!
12時~ お昼
12時~はお昼です。
石垣島のHottoMottoのお弁当が毎日フェリーで運ばれてきます。
「詰め場」では、自分の休憩が周ってきたタイミングでお弁当を食べます。
工場は常に稼働しているので、まかないを食べに行くと人がいなくなってしまうためお弁当なのです。
20時 仕事終わり(夕飯)
20時になると、夜勤グループがまた出勤してくるので、仕事を引き継いで終了です。残業は一切ありません。
寮に戻りまかないを食べたら、後は自由時間です。
晩酌する人もいるし、リビングでテレビを見たり、すぐに部屋に籠ったり、人それぞれです。
私はよく音楽を聴きながらぶらぶらと散歩して星空を眺めていました。
夜勤
夜勤の時は、昼勤務のスケジュールを丸ごと12時間ずらした勤務になります。
仕事前に夕飯を食べ、24時頃から夜食を食べ、仕事終わりの朝8時に朝食を食べて自由時間です。
外が明るいとついつい寝るのが遅くなりがちなので、睡眠不足にならないように気を付けていました。
昼夜交替日
昼夜交替日の18時間勤務は、夜勤務の最終日が先に行います。表ではBグループ。
夜の20時から仕事を始め、次の日の昼14時まで仕事して、Aグループに引き継ぎます。
それまで昼勤務だったAグループは昼の14時から、次の日の朝8時まで18時間勤務をして、夜勤の側に回ります。
Aグループ(昼勤から夜勤へ) | Bグループ(夜勤から昼勤へ) | |
---|---|---|
月 | 8:00 ~ 20:00 | 20:00~ |
火 | 8:00 ~ 20:00 | ~8:00 20:00~ |
水 | 8:00 ~ 20:00 | ~8:00 20:00~ |
木 | 8:00 ~ 20:00 | ~8:00 20:00~ |
金 | 8:00 ~ 20:00 | ~8:00 20:00~ |
土 | 14:00~ | ~14:00 |
日 | ~8:00 20:00~ | 8:00 ~ 20:00 |
月 | ~8:00 20:00~ | 8:00 ~ 20:00 |
製糖工場の仕事内容
製糖工場には色んな部署がありますが、初年度はほぼ確実に「詰め場」と呼ばれる部署に配属されるようです。
「詰め場」は、出来上がった黒糖を段ボールに詰めていく仕事で、6人くらいで30分ごとにポジションを交代しながらの作業になります。
どの作業も特別難しいことはなく、体力的にしんどいことも、時間に追われるようなこともありません。
この黒糖が全国各地へと運ばれて行くんだなあ…なんて思いながらやっていました。
「詰め場」のポジションはおおむね6つに分かれていて、以下のような流れになります。
2~3時間に一度30分の休憩が周ってくるので、12時間勤務といっても実際に作業している時間はもっと短いです。
1 | 管から流れてくる出来立てほやほやの黒糖を、鉄板の上でまとめて隣の人へ渡す |
2 | まとめられた黒糖を段ボールの中に落とし入れる |
3 | 段ボールに入った黒糖を、隙間が出来ないように金属の棒でつつく |
4 | ベルトコンベアに乗って運ばれてきた段ボールを計量して蓋を閉じる |
5 | 段ボールを作る |
6 | 休憩 |
2番目の黒糖を段ボールに入れるポジションが、唯一ちょっとコツのいる作業で私は好きでした。
2番目があまり上手じゃないと、3番目の金属の棒の人がせっせと突かなければいけなくなるので、ちょっと大変になります。
現在の寮の様子
西表糖業のホームページの載っていた新築寮の写真をいくつか載せておきます。
シャワーは7室、浴槽も1つだけですがあります。
私が働いた時は6畳に4人というタコ部屋状態でしたが、今は個室でベッドやエアコン、Wifiまでついています!
マジで綺麗!
製糖工場バイトやるなら西表島で即決ですね!
よくある質問
どんなバイターが多い?
一緒に働き生活を共にする仲間のことは気になりますよね。
西表製糖工場は、旅に慣れていてリゾバ経験も豊富なバイターが多い印象でした。
年齢層が高いこともありますが、自分の時間を大切にしている人が多く、他のリゾバのようにみんなでワイワイする雰囲気はそれほどありませんでした。
私が働いたのは21歳のときで、最年少でした。
決して雰囲気が悪いわけではなく、仕事中はお互いに助け合うし、みんなの旅の話を聞くのはとても楽しかったです。
この時出会った同じ登山好きの仲間とは、その後一緒にニセコのスキー場リゾバへ行ったし、今でも連絡を取り合っています。
寮費や食費はかかるの?
西表島の製糖工場では、寮費・水道光熱費はかかりません。
食費は一日あたり1,100円かかります。
1食300円以上と考えると、食費無料が多いリゾバの中でちょっと高いような気もしますが、普段は島の料理屋を営んでいる調理師さんが作ってくれるのでとても美味しいです。
西表島以外の製糖工場はどう?
製糖工場のバイトは西表島に限らず、周辺の離島でも募集しています。
「島の名前」+「製糖工場」+「求人」などと調べればいくつも出てきます。
直接工場へ問い合わせても良いですし、以下のサイトにも募集が載っています。
中には日勤だけだったり、3交代の工場もありますが、がっつり稼げるのは12時間勤務2交代の工場です。
西表島のおすすめ観光スポットは?
西表島は島のほとんどがジャングルで、特別これといった観光スポットがありません。
観光のメインはアウトドアアクティビティです。
唯一「由布島」へ渡る水牛車が観光らしいかなと思います。(水牛車に乗らなくても由布島へは歩いて行けます)
あとは船でしかいけない秘境ビーチ的な「イダの浜」や、潮の満ち引きで現れる「バラス島」
日本最南端の温泉「天然温泉 カンパネルラの湯 – ラ・ティーダ西表リゾート」もありますが、入浴料が1,800円もするので、私は入りませんでした。
アウトドアアクティビティは沖縄の離島の中でも特に種類が豊富です。
ジャングルトレッキングやキャニオリング、カヤック、釣り、シュノーケル、ダイビング等が楽しめます。
私はキャンプや登山が好きなので、バイトが終わった後に仲間と南風見田の浜のさらに奥、現在は無人のエリアへ探検して1週間ほどサバイバルキャンプをしたり、南北縦断ジャングルトレッキングをしたりしました。
西表島のおすすめグルメは?
西表島のグルメはあまり有名なものはありませんが、それなりにこの土地特有のものもあります。
ガザミ(ワタリガニ)、カマイ(琉球イノシシ)などは島の食堂に行けば食べられます。
特にカマイは狩猟期間が決まっているので(11~2月)、ぜひとも食べておきたいです。
まとめ
今回は自身の西表島製糖工場の体験談を中心に、現在の寮の様子や西表島全体の雰囲気・生活環境などを紹介しました。
12時間2交代の勤務はなかなかきついですが、その分の給料での見返りはとても大きいです。
がっつり稼ぎたい人はぜひ製糖工場へ!
製糖工場はきつそうだからやっぱり普通のリゾートバイトが良い人は「リゾートバイトダイブ」や「アルファリゾート」に登録してお気に入りの求人を見つけてください。
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