
スキー場のリゾートバイトに興味があるんだけど、いったいどんな感じの生活になるのか知りたいな。
過去に北海道のニセコとキロロ、岐阜県のスキー場でリゾバ経験のある筆者が、スキー場リゾバの生活(メリット・デメリット)について詳しく紹介します。

スキー場リゾバは、無料でリフト券がついてきて滑り放題、友達や恋人が出来やすいリゾバとしても人気が高く、楽しいリゾバがしたい人にはとてもおすすめです。
スキー場リゾバは早いところだと8月末くらいから募集がかかり始め、条件の良い求人はほとんど年内に埋まってしまいます。
しかし、コロナ禍で低迷していたリゾバ需要が一気に復活した2022-23シーズンは、どこのスキー場も逆に人手不足になっています。
2022-23シーズンのスキー場リゾバは、年明けから探してもまだ条件の良い求人がかなり残っているので狙い目です!

スキー場リゾバに興味がある人は、今すぐにでも派遣会社に登録して、担当者に希望の
条件を伝えましょう。
リゾートバイトは派遣会社を通して働く方が条件が良い場合が多いので、出来る限り派遣会社経由で行きましょう。
派遣会社によって提携しているスキー場が違うし、時給や待遇もかなり違うので、いくつかの派遣会社に登録して、自分好みの求人を見つけてください。

私も実際に登録・利用しているおすすめの派遣会社は以下の5社です。
それぞれの特徴やメリット・デメリットは人気記事で詳しく解説しています。
スキー場リゾバのメリット
スキー場リゾバは、滑るのが好きな人はもちろん、今までスキーやスノボをやったことがない人にも十分おすすめできる要素がたくさんあります。

すべてを詳しく紹介すると長くなりすぎるので、特におすすめな理由を3つに絞りました。
①たくさんの職種の中から選べる

- チケット
- インフォメーション
- レンタル
- リフト
- レストラン
- 売店
- レジャー施設
- ホテル
- インストラクター
- パトロール
スキー場のリゾバは、ざっと挙げただけでも上記のようにたくさんの職種があるので、自分好みの求人が見つけやすいです。

私はニセコではゲレンデ食堂、キロロでは<レア求人のアニメーター>という職種を選びました。
2022-23シーズンは<パトロールスタッフ>に挑戦しています。

リゾートバイト初心者にはどんな職種がおすすめ?
スキー場リゾバは、シーズンが終われば解散して、また次のシーズンに募集をかけるリゾートバイトなので、基本的にどの職種でもそれほど難しい仕事は求められません。
インストラクターやパトロールはある程度スキーやスノボが上手でないと務まらないので応募条件が決められていますが、特に応募条件が記載されていない職種ならどれに応募しても大丈夫です。
その中でも特に楽というか、単純作業で済むのは【チケット】【リフト】【売店】【レンタル】です。
スキー場リゾバならではのメリットは、万が一選んだ職種が合わなかったとしても、他の部署に異動できる可能性もあることです。
もし「この仕事向いてないな」「相性が悪いスタッフがいて嫌だな」と感じたら、派遣会社の担当者かスキー場の人事に相談してみましょう。
②スタッフがたくさんいる

スキー場リゾバは、特別小さなスキー場を選ばない限りは、優に100人を超えるスタッフが働いています。
だいたい30%~50%は地元のスタッフで、あとは全国(または海外)からのリゾートバイトスタッフです。

同じ部署に配属されたスタッフはもちろん、他の部署でも社員食堂や寮などでよく顔を合わせるので、話しかければすぐに仲良くなれます。

私はあんまり人付き合い得意じゃないから…。
スキー場リゾバは、毎年新しいスタッフが来るので、同じ新人として協力し合いながら仕事を覚えるうちに仲良くなりやすいです。
たくさんのスタッフがいるので、人付き合いが得意じゃない人でも、誰かしら気の合う人が見つかるはずです。
スキー場リゾバは、無料でリフト券がついてくるので、ぜひともスキーかスノボに挑戦して欲しいです。
おしゃべりで仲良くなるのが苦手でも、「滑るのを教えて欲しい(または教えてあげる)」といった展開で、一緒に滑っているうちに仲良くなりやすいです。
もし気の合う人が見つからなくても、一人を好んでいつも一人でいる人も割と多いので、それほど気にする必要はありません。

私も実はいつも誰かと一緒にいるのは得意ではありません。
スキーもプライベートでは一人で気ままに滑ることの方が多いです。
スキー場リゾバは恋人が出来やすいリゾバでもあるので、リゾバに出会いを求めている人にもおすすめです。
リゾバの恋愛事情・恋人を作るための秘訣などはこちらの記事で紹介しています。
③バイターの受け入れ体制が整っている

スキー場リゾバは、リゾートバイトという働き方が今のように世間に浸透する前から、冬だけ住み込みで働く人を長年雇ってきた歴史があります。
そのため、バイターを受け入れる体制(寮の設備やまかない等)がきちんと整っているスキー場が多いです。

リゾバは仕事内容だけでなく、生活面での条件がとても重要です。
私が働いたことのある「ニセコ」「キロロ」「岐阜のスキー場」は全て個室、大浴場、社員食堂、職場や最寄りスーパーまでの送迎バス付きでした。

至れり尽くせりじゃない!どこのスキー場もそんなに待遇良いの?
私はじっくりと条件等を確認してから応募したので、待遇の良いスキー場を選べました。
リゾバは本当に様々な条件があるので、どんな求人を選べば良いか迷いますよね。
よくある失敗例とその解決策をまとめたので、応募の前に一度読んでみて、自分にはどんな求人が合うかの参考にしてください。

スキー場は特に山奥のリゾバになるので、車を持ち込まないのであれば、スーパーなどへのアクセスがどうかを担当者に確認しておきましょう。
スキー場リゾバのデメリット
スキー場リゾバは、おすすめできるメリットがたくさんありますが、いくつかのデメリットもあるので、しっかりと把握した上で応募してください。

デメリットの多くは、派遣会社の担当者にしっかりと確認することでだいたい防げます。
①スキー場は寒い

スキー場リゾバは、当たり前といえば当たり前ですが、外はとても寒いです。
寒いのが苦手な人、雪なんて見るのも嫌という人には向いていません。

雪国で生活した事ないからあまり想像できないんだけど、どんな服を持って行けば良いの?

寒いのは外だけで、室内は暖房がしっかりと効いているので、リフトなどの外仕事でなければそれほどがちがちに防寒する必要はありません。
スキー場の持ち物(服装など)についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
②寮が古いスキー場もある

スキー場リゾバは、住み込みバイトを長年雇ってきた経験から、設備自体は充実しているスキー場が多いですが、その設備が古い場合もそれなりに多いです。
色褪せた畳、剥げかけた壁紙、和式のトイレなど、田舎のじいちゃん・ばあちゃん家を懐かしめるような人なら気になりませんが、「綺麗な寮じゃないと無理!」って人は、寮の写真をしっかり確認してから応募しましょう。

ニセコとキロロは割と綺麗な洋室でしたが、現在(2022-23シーズン)の岐阜のスキー場はまさに実家の和室の雰囲気でした。笑
スキー場によっては寮がいくつか分かれている場合もあります。
新館の綺麗な寮は、働く期間の長い人・先に入寮できる人から埋まっていきます。
現在働いている岐阜のスキー場も、先に入寮していたスタッフはとても綺麗&広い部屋でした。

スキー場リゾバは相部屋が多いって聞いたけど、実際どうなの?

他のリゾバに比べると、確かに相部屋の求人は多いです。
しかし、バイターが不足している2022-23シーズンは、今までは相部屋だった求人も個室対応になっているところが多いです。
私が現在働いている岐阜のスキー場でも、繁忙期は相部屋になることもあると聞かされていましたが、結局一人でずっと使うことになりそうです。
岐阜のスキー場の寮を紹介した動画です👇(途中から何故か荷物の紹介が混じってきます。笑)
③交通アクセスが悪い

スキー場リゾバは、基本的に山奥なので交通アクセスが悪いです。

最寄りスーパーまで片道車で30分以上は当たり前、歩きではとうてい買い物に向かえません。
リゾバではAmazonなどの通販を利用する人が多いですが、ちょっとしたお菓子やお酒などはわざわざ通販というよりは、やはりスーパーやコンビニで買いたいですよね。
スキー場の中には、最寄りのスーパーまで買い出し用のバスを出してくれるところもあるので、車を持ちこまない人は、そういうサービスがあるか確認しておきましょう。

車を持ち込んでいるスタッフと仲良くなれば、買い出しだけでなく、観光も一緒に出来てよりリゾバ生活が充実します。
買い出しに出るのが難しいスキー場に決めてしまった場合には、Amazonプライムの30日間無料体験を使えば、細々とした通販も送料無料で便利です。

よくある質問
リゾバや旅のTwitterアカウント けんのリゾバ旅(@rezoba_ken)でよくいただくスキー場リゾバについての質問の回答をいくつか紹介します。
スキー場リゾバは、色んなスキー場、色んな職種で募集があるので、どのスキー場のどの職種に応募すれば良いか迷ってしまう人も結構いるようです。
基本的には自分が行きたいスキー場、やってみたい職種に応募すれば良いと思いますが、スキー場の選び方や職種によってはあまり滑る時間が取れなかったり、同年代のスタッフが少なくてつまらなかったりすることもあります。
私もさすがにすべてのスキー場の実態を把握しているわけではないので、あくまで参考程度に捉えてもらえたらありがたいです。
滑る時間が多いスキー場・職種は?
たくさん滑りたいのなら、基本的にナイター営業のあるスキー場を選びましょう。
ナイター営業がないスキー場だと、営業時間がそのまま自分の働く時間と同じになってしまい、昼休憩を削るか、休日しか滑れません。
ナイター営業のあるスキー場なら、ナイター前に仕事が終わる職種(例えばゲレンデ食堂など)なら毎日ナイター滑り放題です。
リフト係など、ナイター営業中も仕事になる場合でも、早番、遅番などのシフト制勤務になる可能性が高いので滑る時間が確保できます。
職種による、滑れる時間の多さと理由を表にまとめました。
職種 | 滑る時間の多さ | 理由 |
---|---|---|
ホテル内レストラン | △ | 中抜けシフトが多い(仕事→滑り→仕事がめんどくさい) |
ゲレンデ食堂・カフェ | ◎ | 夕方で閉まるので、ナイターは確実に滑れる |
ホテルのフロント | 〇 | シフト制勤務が多いので、シフトによる |
ホテルのナイトフロント | ◎ | 昼夜逆転の生活になるけれど、日中は一番自由に滑れる |
ホテルの清掃・裏方 | ◎ | 清掃は朝から勤務で、終わり次第終了が多い |
チケット・レンタル・売店 | 〇 | シフト制勤務が多い。暇な時間帯に中抜けさせてくれるスキー場もある |
リフト係 | ◎ | ゲレンデ内なのでちょっとした空き時間にも滑れる(滑れないスキー場もある) |
パトロール・インストラクター | ◎ | 仕事も兼ねてなので常に自由にではないけれど、とにかくよく滑る |
※中抜けシフトは、いちいち着替え直す面倒さはあるものの、ナイト勤務以外の職種では昼間に自由に滑る時間を一番長く取れます。

2022-23シーズンは人手不足のスキー場が多く、シフト制に出来ずに残業で働くスタッフも多いようです。
稼げはしますが、滑り目的で来てる人には辛い状況ですね。
若いバイターが多くワイワイした雰囲気のある職種は?
スキー場リゾバは、大学生や就職後2~3年で退職した20代前半が、スタッフのおよそ半分を占めます。
残り半分はスキー・スノボ大好き組(年齢問わず)と、あとは地元のおじちゃんやおばさんがスタッフバスで通ってきます。
スキー場リゾバは、若者がワイワイ楽しそうに働ける場所というイメージが強いので、そういうのを求めて来るなら、仕事中も出来れば若いスタッフの多い職種を選びたいですよね。
若いスタッフが多い職種は、【インフォメーション】【チケット】【レンタル】【レストラン】です。
スタッフの多い部署ほど、自然と若いスタッフの人数も多くなるので、ワイワイとした雰囲気が好きなら特に【レンタル】と【レストラン】がおすすめです。

仕事の楽さではリフト係が人気ですが、基本的に2~4人でずっと同じ管理室に籠ってるので、気が合えば楽しいですが、当たり外れは大きいかも知れません。
スキー場リゾバはどれくらい稼げる?
スキー場リゾバは、デメリットとして取り上げる程ではないですが、近年のリゾバ時給の高騰ぶりからすると、時給がそれほど高くありません。
さらに、スキー場によっては寮費がかかったり、食費がかかったりするので、リゾバならではのメリットが無いスキー場も割と多いです。
シーズン券が無料でもらえるので、その分を差し引けば十分だと私は感じますが、特に滑るのが好きではない人にとっては、給料面ではイマイチと感じてしまうかしれません。
私の今までのスキー場リゾバ経験での給料と支出を表にして紹介します。
スキー場リゾバのメリット・デメリットまとめ
本記事では、スキー場リゾバが大好きな筆者が、スキー場リゾバならではのメリット・デメリットと共に、どんな点に注意すれば楽しいリゾバ生活を送れるかを紹介しました。
スキー場リゾバは、リゾバ初心者にこそおすすめしたいメリットがたくさんあるので、「リゾバ楽しい!」「またリゾバしたい!」と思えるような素敵な体験が出来るでしょう。

スキー場リゾバに少しでも興味がある人は、まずは派遣会社に登録して、担当者に色々質問しつつ、自分好みの求人があるか探してみましょう。
派遣会社に登録しても、気に入る求人が見つからなければ働く必要はありません。
リゾバはタイミングが重要です!
気に入った求人が見つかってから登録→面接としているうちに他のバイターで埋まってしまわないように、とりあえず登録と面接だけは済ませておきましょう。
派遣会社への登録、面接の流れは以下の記事で詳しく解説しています。
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