【スキー場リゾバ体験談】パトロールの仕事内容、給料、資格などについて詳しく紹介

スキー場リゾバ
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スキー場のリゾバをチェックしていて「パトロール」の求人が気になったんだけど、どんな仕事をするのか詳しく知りたいな。

そんなあなたに向けて、現在(2022-23シーズン)スキー場でパトロールスタッフをしている筆者が、仕事内容や一日の流れ、パトロールスタッフになるための資格についても詳しく紹介します。

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スキー場のリゾバは3回目ですが、パトロールスタッフに挑戦するのは今回が初めてです。

先輩方に教わりながら、日々業務に励んでいます。

私が働いたことのあるスキー場は、北海道のニセコ、キロロ、そして今回の岐阜のスキー場です。

それぞれのスキー場の特徴や生活環境などをまとめた体験談もあるので、そちらもぜひ覗いてみてください。

スキーパトロールの仕事内容

スキーパトロールの仕事内容は大きく分けて5つあります。

  • ポールやネットの設置・補修
  • ゲレンデの巡回
  • 落とし物拾い
  • 怪我人の搬送・応急手当
  • 待機

ポールやネットの設置・補修

スキー場に行けば、コースを区切るためのネットやポールがいたる所に設置されているのを見かけると思いますが、あれはパトロールスタッフの重要な仕事のひとつです。

シーズン初めに設置して終わりではなく、お客さんが突っ込んでしまって曲がったり緩んだポールやネットは巡回中にその都度直します。

積雪状況により設置する位置を変えたり、融雪が進んで穴が開いてしまった場合にも下の画像のように危険テープなどで区切って、お客さんが入り込まないようにします。

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事故を未然に防ぐために、ポールやネットの適切な設置はとても重要な仕事です。

ポールやネットはスノーモービルで一気に運ぶ場合もありますが、パトロールスタッフが肩に担いだまま滑って運ぶ場合もよくあります。

ゲレンデの巡回

パトロールスタッフは、ゲレンデ内に危険な箇所がないかを、一日に何度も巡回しながらチェックしていきます。

前述したように、ポールやネットが正しく設置されているかなどはもちろん、コースの真ん中で座り込んで邪魔になっているグループはいないか、怪我をして動けなくなっている人はいないかなど、ゲレンデを広く見渡してチェックしていきます。

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ペットボトルや煙草の吸殻などがよく落ちているので、ゴミ袋を持って行ってついでに拾います。

落とし物拾い

パトロールスタッフの仕事で意外に多いのが、落とし物拾い。

特にリフトに乗っている間に物を落とす人がとても多く、そうなるとお客さんの立ち入り禁止エリアになることが多いので、パトロールスタッフが代わりに拾いに行きます。

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リフト下は圧雪もされていないし、斜面が急峻ででこぼこしているので、滑るのが特に難しいです。

スマホなど、雪にすっぽり埋もれてしまうと見つけるのが困難なものもあります。

確実にあそこにある!と見えるものは良いですが、リフト上から目視で確認出来ない落とし物は、見つからなくても諦めて頂く場合があります。

ええー!スマホなんて諦めきれないよ。

自分で探しに行っちゃ駄目なの?

パトロールスタッフも出来る限り見つけられるように努力しています。
それでも見つからない場合、たとえお客さんが自分で探しに行ってもまず見つかりません。

一度雪に埋もれてしまったものは、よほどピンポイントで場所を特定できない限りはまず見つかりません。

滑りだす前には、ポケットのチャックがきちんとしまっているか今一度確認してから滑りましょう。

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リフト上では不用意に物を出し入れせず、リフトに乗る前または降りてから、ゆっくりと準備してください。

怪我人の搬送・応急手当

パトロールスタッフの仕事として、一番想像しやすいのは、おそらくこの怪我人の搬送と応急手当ではないでしょうか?

怪我をした本人が現場から電話してくることもあれば、たまたま見かけたお客さんがパトロール室まで知らせに来てくれることもあります。

スタッフは詳しい場所や怪我人の状況などを聞きだしていち早く現場へ向かいます。

怪我人を発見したら、止血が必要な場合はその場で止血をし、あとはモービルやボートに乗せてパトロール室まで運び、そこで応急手当をします。

怪我人を乗せたボートを滑り下ろすのは基本的に一人ですが、怪我人が使っていたスキーやボードの板を運んだり、搬送時に道を開けてもらうために声をかけながら先に滑り降りたりするスタッフも必要なので、だいたい3~4人で現場に向かいます。

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スタッフは全員トランシーバーを持っていて、全員が常時情報を共有してやり取りします。

それほど重傷でなければ、パトロール室で応急手当の後、一緒に来ている仲間や家族へ迎えに来てもらって送り出すことになりますが、救急車を呼ぶような大きな怪我もたまに起こります。

私はまだ経験がありませんが、AED(心肺蘇生装置)を使ったり、ドクターヘリを呼ぶこともあるそうです。

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自分の技量に合ったコース選び、スピ―ド調整で無理せず安全に楽しんでくださいね♪

待機

実際に働いてみて知ったのですが、パトロールスタッフは意外と待機の時間も多いです。

広いゲレンデ内で、巡回中にタイミングよく怪我の場面に出くわす確率はそれほど高くなく、パトロール室に待機している方が、連絡が入ったときに現場へ早くたどり着ける場合が多いのです。

ゲレンデの中腹にもパトロールスタッフの小屋があり、土日祝日などお客さんが多い日は、そちらでも数名待機していて、さらに早く対応できるようにしています。

待機中はみんなどんなことしてるの?

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待機中は割と自由で、パトロール室にあるテレビを観ている人もいれば、スマホでスキーの動画を観ながら滑りを研究している人もいます。

トイレに行くときなどもトランシーバーを常に携帯し、怪我人が出たらすぐに情報を受け取れるようにしておきます。

あとは備品の整理をしたり、スタッフ同士で応急手当の練習をしたりしています。

スキーパトロールの一日の流れ

私がパトロールスタッフとして働いている鷲ヶ岳スキー場では、土日祝日は早朝営業やオールナイト営業があるので変則的なシフトになりますが、まずは平日の基本的な一日の流れを紹介します。

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スキー場によって、出勤時間や退勤時間、一日の流れは違う可能性があります。

6:30~7:30起床・仕事の準備朝食)
7:40寮からスキー場への送迎バス
7:45~8:00出勤・着替え
8:00始発パトロール
8:30~待機・巡回等のパトロール業務
12:00頃昼食(弁当)
16:00~終了パトロール
17:00着替え・退勤
17:10スキー場から寮への送迎バス
20:00夕食時間終了

一日の始まりは、まず始発パトロールから。
リフトの営業は8:00からですが、パトロールスタッフはそれより少し前にリフトに乗せてもらって山頂まで行き、手分けしてゲレンデ内のコースを隈なくチェックしていきます。

夜の間にどれくらい雪が積もったか、圧雪状況はどうか、雪の硬さや滑りやすさ、ポールやネット、危険箇所など、見落としがないように注意深く見渡しながら滑っていきます。

その後の日中の主な業務については、<パトロールの仕事内容>の項目で説明した通りです。

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お客さんが少ない日は、周囲に気を配りつつですが、滑走技術の向上も兼ねて割と自由に滑る時間もあります。

リゾバスタッフは寮への送迎バスが17:10のため、基本的には16:20で終了となるリフトのコースをチェックするところまでで勤務終了になります。

地元在住のパトロールスタッフは、一番最後まで動いているリフトの終了時間(17:45)まで残り、一番最後にリフトに乗って、ゲレンデ内のお客さんが全員下まで滑り終えるのを見送ってから、一日の仕事を終えます。

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送迎バスには乗れなくなりますが、滑りたいスタッフは退勤後滑っていくことも出来ます。
スキー場から寮までは歩いても10分程度です。

早朝・ナイター勤務

鷲ヶ岳スキー場は、土曜日は早朝営業で朝6:00からリフトが動き出します。

土曜日はそのままオールナイト営業です。
夜中22:30~24:00まではゲレンデ整備のため一旦リフトが止まりますが、その後は日曜日の夕方17:45までぶっ続けで営業します。

この早朝・オールナイト営業に対応するため、パトロールスタッフの勤務が少し変則的になります。

真夜中23:00~次の日の朝までは、ナイター専用に地元のパトロールスタッフが勤務してくれるので、リゾートバイターは、「早朝5:00~17:00までの班」と「8:00~夜23:00までのナイター班」に分かれて勤務します。

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早朝班は、いつもの勤務の前に3時間ほど増えます。

ナイター班はいつもの勤務の後に、さらに6時間長く勤務します。

ナイター班は16時間も働くの?!

大変すぎない?

あくまで私の体感ですが、週に一回なので、それほど辛くは感じません。
その分、残業代が割増しでもらえると思えば十分頑張れます。

スキーパトロールのメリット・デメリット

パトロールスタッフ一年目の私が感じる、メリット・デメリットを紹介します。

スキーパトロールのメリット3選
  • 人助けのやりがい、感謝される喜びがある
  • パトロール業務に関するあらゆる技術が身につく(滑走・応急手当など)
  • チームワークで業務をこなす楽しさがある

私はそもそもスキーが大好きなので、仕事で給料をもらいながらスキーが滑れるというのも大きなメリットでした。

もちろん仕事なので、いつも自由に滑れるわけではありませんが、朝早くまだ誰も滑っていないゲレンデを滑れたり、普段立ち入ることの出来ないリフト下などにも行けるのは嬉しいです。

鷲ヶ岳スキー場のパトロールスタッフは本当にみんな仲が良く、分からないことは聞けばすぐに教えてくれるので、とても働きやすいです。

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スキー場パトロールに興味がある人は、鷲ヶ岳スキー場のパトロールスタッフ、自信を持っておすすめします!

スキーパトロールのデメリット3選
  • お昼がお弁当になる
  • 明確な休憩時間は無い
  • 一気に忙しくなることもある

鷲ヶ岳スキー場のリゾートバイトは、まかないが美味しいのも魅力のひとつなのですが、パトロールスタッフになると、いつ怪我人が出てもすぐ対応できるように、お昼は毎日お弁当になります。

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早朝・ナイター勤務の場合は、朝食や夕食もお弁当になります。

お弁当も十分美味しいんですけどね。

ゲレンデ内では、いつ怪我人が出るかは誰にも分かりません。
パトロールスタッフは待機の時間が休憩も兼ねているような感じなので、勤務時間内は勝手にどこかへ行ったりは出来ず、明確な休憩時間、まとまった自由な時間はありません。

時には立て続けに怪我人の連絡が重なり、さらに落とし物拾いの連絡が入ったりして、一気に忙しくなる時もあります。

どんなに忙しくても、慌てず正確な情報を共有し、適切な対応が出来るように心がけます。

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経験豊富な先輩方を見習って日々精進です。

スキーパトロールになるには

スキーパトロールというと、何か特別な資格が必要かと思われそうですが、実際は一年目からパトロール資格を持って勤務している人はあまりいません。

求人欄にも、だいたい以下のように書いてあることが多いです。

  • スキー検定1級程度のスキル&体力ある方
  • 日赤救急法、SAJスキーパトロール等有資格者手当別途あり

スキー検定1級程度のスキル&体力ある方

スキー検定で有名なのはSAJ(全日本スキー連盟)のスキー検定です。
5級から1級、さらに上のテクニカル、クラウンでレベル分けされています。

1級を取るにはどれくらいのスキルが必要なの?

1級を持っていないと応募出来ないの?

SAJスキー検定1級というと、運動神経の良い人なら2シーズンくらいスキー場でバイトして毎日2~3時間しっかりと練習すれば取れるかな?という感じです。

「1級程度の」と書いてあるように、1級を持っていなくても応募することは出来ますし、採用される可能性も十分にあります。

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働きたいスキー場の、全てのコースをある程度スムーズに滑り下りるだけの技術があれば、とりあえず日々の仕事はこなせます。

スキー場のパトロールに挑戦したいけれど、スキー技術に少し不安がある人は、なるべく急な斜面の少ない、規模の大きくないスキー場を選ぶと良いでしょう。

パトロールスタッフは、すぐに作業できるように基本的にストックを使わずに滑るので、ストックなしだと滑れないという人は厳しいです。

日赤救急法、SAJスキーパトロール等有資格者手当別途あり

スキーパトロールの資格は、SAJのものと各県のスキー連盟(岐阜ならSAG)のものがあります。

SAJのスキーパトロール資格を取れば、全国でスキーパトロールの有資格者として働くことが出来ます。

各県のスキー連盟のパトロール資格は、その県のスキー場でならパトロールの有資格者として働けます。

SAJスキーパトロールの資格を取るには、まず以下の申し込み条件をすべて満たして、さらに2日間にわたるパトロール検定会に参加して、試験に合格しなければなりません。

パトロール検定の受験申込条件
  • 本連盟登録会員または登録予定の者
  • 級別テスト1級以上の者
  • 赤十字救急法救急員認定証(有効期間5年)の交付を受けているか検定会までに取得見込みの者※1、または救急Ⅰ課程修了者(消防学校において、135時間以上の教育を受けた者),または医師・看護師・准看護師・救急救命士いずれかの資格を有する者
  • 受検する年度の4月1日時点で20歳以上
  • 加盟団体が実施するスキーパトロール養成講習(以下,養成講習)を修了し,修了証(有効期間3年)によって証明された者,または修了見込みの者。ただし,2020年度養成講習修了者は有効期限を4か年とする(特別措置)
パトロール検定会の試験内容
  • 理論試験
  • 実技テスト(搬送種目)
  • 実技テスト(基礎種目)
  • 実技テスト(ロープ操法・救急法テスト)
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より詳しい試験内容は<公認スキーパトロール検定情報 >に載っています。

まずはSAJスキー検定1級程度の滑走技術を目指して、その後はパトロールスタッフとして働きながら経験を積んでパトロール資格を取得する人が多いです。

スキーパトロールの給料

スキーパトロールって稼げるの?

ひと月の給料はどれくらい?

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私はまだパトロールの資格は持っていないので、資格手当はなく、時給は1,100円でした。

スキーパトロールの時給はスキー場によって多少違いますが、同じスキー場の中では、他の求人に比べて時給が高めに設定されていることが多いです。

鷲ヶ岳スキー場でリゾバをしてパトロールに就く場合は、週に一度の早朝・ナイター勤務以外は基本的に残業がないので、一日あたりは1,100円×8時間で8,800円です。

休日は自己申告制で、「だいたい週に一度は休むようにして欲しい」と言われていて、1月は3日休みました。

一ヶ月の給料は所得税等を差し引いておよそ25万円くらいでした。

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鷲ヶ岳スキー場は寮費・食費等が一切かからないので、ほぼ全て貯金に回すことが出来ます。

スキーパトロール求人の探し方

スキー場パトロールの求人を探す際は、直接ひとつひとつのスキー場に問い合わせるよりも、リゾートバイト専門の派遣会社を活用するのが断然効率が良いのでおすすめです。

リゾートバイトは、仕事内容だけでなく、寮の設備や食事条件等によって、生活の快適さがかなり変わります。

派遣会社によって提携しているスキー場が違うので、1社だけで探すよりも、いくつかの派遣会社に登録して探す方が、より理想の条件のスキー場を見つけやすいです。

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私は以下の5社すべてに登録して、それぞれの担当者とやりとりして決めました。
それぞれの特徴やメリット・デメリットは人気記事で詳しく解説しています。

現在働いている鷲ヶ岳スキー場のパトロールの求人は、リゾートバイト.com(グッドマンサービス)で見つけました。

他の派遣会社では、鷲ヶ岳スキー場自体と提携していなかったり、鷲ヶ岳スキー場の求人はあってもフロントやレストランの求人しかありませんでした。

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他のスキー場のパトロール求人もいくつもありましたが、担当者とよく話し合い、じっくりと検討を重ねてから選んだおかげで、鷲ヶ岳スキー場は大正解でした。

まとめ

スキーパトロールについて、現在スキー場でパトロールスタッフとして働いている経験を元に詳しく紹介しました。

スキー場によって仕事内容や一日の流れなどは多少違いがあると思いますが、スキーが好きな人にとっては、とてもやりがいのある仕事なので、もし興味を持ったならぜひ挑戦してもらいたいです。

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ちなみに、スキーだけでなくスノボでも、パトロールスタッフとして働けるスキー場もあります。

男性だけでなく、女性のパトロールスタッフも重宝されます。

パトロールスタッフに限らず、まず「スキー場のリゾバってどんな感じなんだろう?」という人は、スキー場リゾバならではのメリット・デメリットをまとめた<こちらの記事>もぜひ読んでみてください。

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