
スキー場のリゾートバイトでチケット販売スタッフを検討中なんだけど、具体的な仕事内容やメリット・デメリットを教えて!
スキー場リゾバの中でも人気の職種、チケット販売。
実際働いてみるとどんな感じなんだろうって気になりますよね?
「室内で座ったままの仕事っぽいから、暖かいし楽ちんかな?」
「外国人の客にはやっぱ英語話せないと難しいかな?」
などなど。

今回はリゾバ中に仲良くなったカップルの彼女さん側、美雪さん(仮名20代)がチケット販売スタッフの経験者ということで、チケット販売スタッフの実態について詳しくお話を聞かせて頂きました。

志賀高原スキー場でチケット販売スタッフとしてリゾバしました。
私の体験がみなさんのスキー場リゾバ選びの参考になれば嬉しいです。
そもそもスキー場リゾバ自体が初めてで、スキー場リゾバのメリット・デメリットについて知りたい人はこちらの記事もおすすめです。

その他のスキー場リゾバ体験談は以下のリンクからチェック出来ます。
各スキー場の特徴なども紹介しています。

Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績470人以上。もちろん無料です。笑)
その他のSNSでの発信はこちらにまとめてあります→インスタ・Tiktok・Youtube
使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
チケット販売スタッフの仕事内容

スキー場チケット販売スタッフの仕事内容は大きく分けて以下の3つです。
仕事内容自体は、たぶんみんなが想像しているのとそう変わらないと思います。
欲しい種類のチケットを聞いて、レジに打ち込んで、お金を頂き、チケットを渡す、のワンセットをお客さんが来る限り繰り返します。

暇なときはチケットを整理したり、社員さんに頼まれた仕事の手伝いをしたりしますが、基本的には上記の販売の仕事がほとんどです。
チケット販売スタッフの一日の流れ
~8:00 | 起床・仕事準備・出勤 |
8:00~ | 開店準備 |
8:20~ | チケット販売開始 |
12:00 | 昼休憩(45分) |
午後 | チケット販売再開(社員さんの手伝いなども) |
16:30 | チケット販売終了、レジ締め、退勤(残業は基本無し) |

リフトが動きだす8時半から10時頃までが特に忙しく、午後は割とのんびり。
バイト同士でおしゃべりしたり、本を読んだりする時間もありましたよ。
ナイター当番の日

18:10~ | ナイター出勤、オープン準備 |
18:20~ | チケット販売開始 |
21:00頃 | チケット販売終了(20時以降はほとんど売れない) |
21:10頃 | 終了放送、レジ締め、退勤 |
志賀高原スキー場では、毎週水曜日〜土曜日(4日間)がナイター営業となっていて、大体週1日くらいの割合でナイター当番が周ってきます。

バイト同士で、今日はナイター滑りたいから等の理由で代わったりするのはOKでした。
チケット販売スタッフのメリット・デメリット
スキー場チケット販売スタッフのメリット・デメリットを紹介します。
いまや有名な日本のスキー場はどこも外国人率がかなり高く、ニセコや白馬ほどではないにしろ、志賀高原も接客系の仕事に就くと英語を使う機会がとても多いです。

私のリゾバ選びの条件が『英語が話せる環境』だったので、志賀高原スキー場は日本人6割、外国人4割と、かなり良い環境でした。

私もそうでしたが、リゾバ中に英語力アップして、ワーホリや留学に備える人けっこう多いですよね。
スキー場のチケット販売も英語力アップには良さそうです!
チケット販売スタッフは、販売する時間が決まっているため、基本的に残業になりません。
ナイターがある日は21時過ぎまでと遅くなりますが、給料は1.25倍になるので、稼ぎたい人には効率良いですね。

逆に暇な時には早上がりを勧められますが、強制ではないのでしなくても大丈夫です。
たくさん滑りたい人は希望して早めに上がる人もいます。

チケット販売が忙しい時間帯はどのスキー場でも大体同じなので、他のスキー場でもチケット販売スタッフは早上がり可能なところが多いのかも?(事前に要確認)
チケット販売は、たくさん滑りたい人にとっては穴場の職種ですね!

最初の頃は割引券や補助券などの種類が膨大で覚えるのに苦労しました。
割引券や補助券によって発券するリフトチケットが変わるので、間違えて発券しないようにダブルチェックしていたのが大変だったように思います。

私も<ホテルのフロントリゾバ>で経験がありますが、宿泊とセットになった○○プランとか、色々あるんですよね。
お金のやりとりで間違うと、機嫌が悪くなるお客さんがとても多いので特に気を使いました。
チケット販売は基本室内ですが、会計のときやチケットをお渡しするときは窓口から手を出すので、それが本当に寒いです!

(手袋とかもできないので…) お客さんが途切れればカイロや暖房で温められますが、繁忙期には3時間弱ずっと対応をしていたので、手がかじかみすぎてペンも握れませんでした…(笑)

チケット販売は寒さとは無縁の暖かい環境だと思っていたので、手が冷たくなるのは盲点でした!
どこの職種に就いても、やはり大変なことはありますね。
先ほど紹介したメリットと相反するようですが、英語での接客が苦手な人にとっては、外国人が多いスキー場での接客はデメリットとも取れます。

もちろん英語を話せた方がスムーズに接客できるし、海外の方とコミュニケーションも取れるので楽しいと思いますが、英語が苦手な子もなんとか気合いで働けていたので大丈夫だと思います!

自分が英語を話せたとしても、英語が母国語じゃない地域のお客さん(中国・韓国など)もけっこう多いので、英語が全く伝わらないこともよくあります。
チケット販売スタッフの給料
今回お話を伺った美雪さんの場合の給料データです。
時給 | 1,200円(ナイター時1,500円) |
休日数 | 月4~6日 |
月収 | 25万円くらい(直接雇用で社会保険未加入) |

今回の滋賀高原スキー場は<リゾートバイトダイブ>からの応募でしたが、派遣ではなく紹介型で直接雇用となりました。
社会保険未加入なので、自分で国保や国民年金を納める必要があります。

スキー場の求人は、リゾバの中でも特に『派遣』だけでなく『直接雇用』の求人が多いですよね。
・『派遣』と『直接雇用』って何が違うの?
・国保や年金の手続きってどうすれば良いの?
という人の為に、リゾバに関する保険や税金の違い、手続きを詳しく記事にまとめました。
スキー場チケット販売スタッフ求人の探し方
リゾートバイトをする際は、出来るだけ複数の派遣会社の求人を見比べて、どこから応募するか決めましょう。
今回お話を伺った美雪さんも、理想の求人を見つけるためにいくつかの派遣会社とやりとりし、さらに直接いくつかのスキー場に問い合わせして探したそうです。

私の理想の条件が『カップル同室寮』『英語が話せる環境』の2つで、彼の理想の条件が『スキー場でたくさん滑れる』でした。
スキー場のリゾバでは『カップル同室寮』がなかなか見つからなくて大変でした。
派遣会社によって扱っている求人が違うし、たとえ同じスキー場の同じ職種でも時給や待遇が違うことがあるのがリゾートバイト。(もやは常識!)
少しでも自分の理想の求人を探すために、さらに他のスタッフより時給が低かったなんて損がないように、下調べは念入りに、色んな派遣会社の求人をよく見比べて応募してくださいね。
上の画像は、「リゾートバイト.com(グッドマンサービス)」と「アルファリゾート(アルファスタッフ)」に載っていた実際の求人ですが、同じキロロのリフトスタッフでも時給が50円~70円違います。
たった50円と思うかも知れませんが、一ヶ月に換算すると10,000円くらいの差が出ます!
経由する派遣会社が違うだけでこんなに違うのなら、しっかりと比較検討するべきですよね。

私は以下の6社すべてに登録して、それぞれの担当者とやりとりして決めています。
それぞれ派遣会社の特徴やメリット・デメリットは人気記事で詳しく解説しています。
よくある質問

ここからは、私がいつもリゾバ探しで気になること(たぶんみんなも気になること)を色々質問して答えてもらった内容をそ紹介していきます。
チケット販売スタッフの人数や年齢・男女比は?雰囲気はどんな感じ?
チケット販売に携わっている人で考えると、社員:4名(社員さんは事務兼任のような感じなのでチケット専任というわけではありませんが)、バイト:5名。
男女比0:100で女性だけです。

なんと!全員女性だったんですね。
スキー場によると思いますが、確かに私が働いたことのあるスキー場でも、チケット販売は女性スタッフの方が多かったですね。

20代の子が多く活気に溢れています。
リゾバを沢山経験している子やスノボがやりたくて応募した子、何度もこちらのスキー場に来ている子など。
寮の生活はどんな感じ?
トイレやお風呂や食堂は共同、部屋は相部屋(彼と同室)です。
以前のリゾバは完全個室だったので、相部屋での生活、トイレやお風呂共同に不安はありましたが、すぐ慣れました。
無料で住めているのでそれで割り切れることが多いです。

同僚から聞いた話では、男性同士の相部屋が毎日うるさく迷惑しているとのことでした。
相部屋だとどうしても盛り上がってしまうと思いますが、騒音問題にも発展しまうので、自分だったら嫌だなぁと思いました。

相部屋は、気が合うと最高に楽しい!けれど、気が合わないと…ちょっとねえ…って感じで当たり外れが大きいです。
恋人や以前からの友人となら安心ですが、私は選べるなら出来る限り個室を選びます。笑
楽しすぎて周りにまで迷惑をかけちゃうのは考えものですね。
カップル同室寮のリゾバってどんな感じ?おすすめ?

寮生活のついでに、カップル同室寮での生活についてももう少し聞かせて欲しいです。
職種が違うので日中は違う場所で勤務ですが、部屋に帰れば彼と一緒にいれるので、良い距離感で生活できています。
もし一緒の職種だとずっと一緒で疲れちゃうかも(笑)
万一喧嘩してしまったら同室で逃げ場がないのでつらいとは思いますが、それ以上に一緒に生活できる楽しさや改めてパートナーのひととなりを知れる新鮮さなど今までとは違う感覚で、同棲する前よりさらに彼のことを理解でき大切に思えるようになりました。

リゾバでの同部屋だと初期費用や大きな手間なく気軽に同棲生活を味わえるので本当におすすめです!

私も実はカップル同室寮でのリゾバ経験者ですが、女性側の感想もだいたい同じような感じなんですね。
カップル同室寮でのリゾバの探し方や注意点については<こちらの記事>で紹介しています。
寮(お風呂場、トイレ)の広さ、綺麗さは?
寮の部屋は約7畳ほどのスペースで収納棚はありますが、お世辞にも綺麗とは言えないのが正直なところです。
同僚の部屋は床がフローリングで綺麗な部屋だったのでそれぞれの部屋で当たり外れがありそうです。
お風呂場とトイレはそれなりに綺麗ですがスキー場だから寒い!

私の寮では廊下やトイレまでには暖房設備が整ってないのかなと思うほど寒いので、共同のトイレやお風呂場に行くのが少し億劫になります(笑)

私の経験では、同じスキー場に採用になっても、早くに応募した人は綺麗な寮で、遅くに応募した人は古い寮だったり、遠く不便な場所の寮になっていました。
洗濯について(乾燥機ある?男と一緒?混み合う?)
乾燥機はありませんが洗濯機が合計5つほどあるので、洗濯したいときにできないということ今の所はありません。
男性と共同にはなるので気になる方は嫌かもしれませんが、私は別に気にしないタチなので空いている洗濯機を見つけて使っています。

男性と同じものを使いたくないという人への配慮なのか、女性のお風呂場の脱衣所にも1台洗濯機があるのでそこを使用することも可能だと思われます。

私がリゾバしたことのある5ヶ所のスキー場ではすべて、洗濯機も乾燥機もありました。
部屋がすぐ乾燥するので、私は乾燥機はまったく使わず、加湿の目的も兼ねて部屋干ししてました。
食事(食堂)はどんな感じ?
- 朝:6時30分〜7時30分
- 昼:10時30分〜13時00分
- 夜:17時00分〜18時30分
食堂は食事時間が決まっており、 時間内で食べなければいけない決まりになってます。
最初は時間の制約があって心配でしたが、慣れると生活リズムがそれに合っていくので特に問題はありません(寝坊して朝ごはんが食べれない時もありますが)

17時くらいにご飯を食べちゃうと就寝前にお腹が空いてしまって、持参のラーメンなどに手を出してしまうことも少なくありません…(笑)
食事内容は勿論美味しいですが、揚げ物やお肉類が多い印象です。
ほとんどの方が体力仕事だからそういった食事に偏ってしまうのだと思います。
メインの他にもサイドメニューが充実していて、サラダやちょっとしたおかず、漬物など取り揃っているのでそこまで困ることはないですし、もし我慢できなかったら外食もできるので大丈夫です。

リゾバ(特にスキー場)では、なかなか買い出しに行けない場所に住むこともあるので、食事条件は要チェックです!
寮費や食費はかかる?

志賀高原スキー場では、寮費・食費ともに無料です。
あまり条件で重視していなかったですが、寮費・食費無料はお財布的にもすごく有難いと痛感しています。
リゾバのメリットとして寮費や食費が無料のところが多いですが、実はスキー場リゾバでは寮費や食費がかかるところが多いんです。
ヒラフのような超人気エリアだとそもそも相部屋しか無かったり、それ以外のスキー場でも相部屋だと寮費無料だけど、個室だと有料(月7,000円くらい~)のところが多いです。
食費も同じく、1食200円~400円かかるようなスキー場もあれば、3食無料のところもあります。

あと『派遣』は無料だけど『直接雇用』だと寮費や食費がかかるなんて場合もあります。
求人によって、また雇用形態によって色んな条件があるので、大変だけどしっかり見比べて検討してね。
やる前に不安だったことは?

なかなか職場となるスキー場が決まらないまま10月に突入してしまい、どんどん良い求人が減っていくときは不安でした。
スキー場リゾバの募集は年々早くなってきていて、早いところでは7月末から出始め、8月末頃にその他のスキー場求人も一気に増えました。
条件の良い求人は9月中にはほぼ無くなると言って良いでしょう。

私の経験では、同じスキー場に採用になっても、早くに応募した人は綺麗な寮で、遅くに応募した人は古い寮だったり、遠く不便な場所の寮になっていました。
人気の無い、余り物求人から選びたくなければ、早め早めに探し始めましょう!
自分で用意しなきゃいけない仕事道具は何かある?

チケット販売は自分で用意するものは基本的にありません。強いて言えば教えて頂いた内容をメモする手帳とペンくらいでしょうか。

仕事に必要なものは、基本的に派遣会社から送られてくる「持ち物リスト」に書いてあります。
新たに買い足すときは、必ずレシートを取っておきましょう!
リゾバあるあるなのですが、派遣会社の担当者がきちんと現場の実態を把握していなくて、「せっかく用意したのに必要なかった」ってことが割とよくあります。
そんな時は、「派遣会社の持ち物リストに書いてあったからわざわざ買ったのに、使わないから返金してくれ!」と言ってレシートを見せると良いです。
これあると便利ってものは何かある?
暇潰し道具は必須です!
山の上なのであまり娯楽がありませんので、暇潰し道具がないと時間をかなり持て余してしまうと思います。

私はSwitchや本、趣味である手帳や刺繍など色々持ち込んでいます。

ナイターあまり滑らない人だと、確かに時間持て余すかも?
普段なかなか出来ないことを、自由時間の多いリゾバ中にじっくり取り組んでみるのも良いですね。
休日は何してる?
週に1度しかないお休みなので、存分に楽しんでいます。

彼が車を持ってきてくれているので、街に降りて長野の観光や温泉などに行ったり、リフト券が無料で借りられるのでスキーやスノボを楽しんだりと、アクティブに過ごしています。



やっぱ車あると行動範囲広がって良いよなあ!
って言っても私はまだ当分車を買う気はないのだけど。
でもあったら絶対もっと楽しめるよなあ…。
月の出費(生活費)はどれくらい?
月の出費は10万円程ですが、ほとんど娯楽費(外食やお買い物など)なので、節制すればかなりお安く生活できると思います。
志賀高原は標高が高いため街に降りるにも車やバスが必須になるので、街に降りて買い物するにしても週に1度がいいとこです。

不便な場所だからお金を使うタイミングも少なく済み、結果的に節約できると思います。
逆に週1しか行けない反動でお財布が緩むことやネットショッピングに走ることもありますが…(笑)

お金は貯めたい!でも反動で使っちゃうあるある!
全リゾバ民の永遠の課題ですね。笑
リゾバする目的として、寮費や食費などの出費が少ないメリットを活用して、たくさん貯金したいと考える人は多いです。
リゾバでたくさん貯金するために気を付けたいポイントや、実際どのくらいの期間でどれだけ貯金出来るのかを、私の長年のリゾバ経験を元に記事にまとめました。
まとめ
リゾバ仲間でスキー場チケット販売スタッフ経験者の美雪さん(仮名20代)に協力していただき、チケット販売スタッフの仕事内容や一日の流れ、メリット・デメリットについても紹介しました。
スキー場によって勤務時間やスタッフの年齢層・男女比などは多少違いがあると思いますが、おおむねどこのチケット販売でも同じような仕事内容・一日の流れになると思います。

チケット販売スタッフは、仕事を通して英語力アップや、もしかしたら早上がりで他の職場より滑りも充実するかも!とメリットがたくさんありますね。

チケット販売スタッフは、接客業が好きな方や英語を話したい方には特におすすめです。
逆に1人で黙々と仕事したい方には向いていないと思います。
スキー場で他の職種にも興味がある人はこちらをチェック→スキー場リゾバ体験談まとめ >>>
リゾバに興味がある人へアドバイス

最後になりますが、リゾバに興味がある人に何かアドバイスお願いします。

リゾバに興味がある人は勿論、今後の将来に悩んでいる人にもおすすめです。
色んな人が集まっているのでそれぞれの人生経験や考えに触れることで新たな自分を発見したり、時間があるので今後の展望についてじっくり考えたりと、自分にフォーカスできる時間が多いのはリゾバのメリットだと痛感しています。
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