スキー場のリゾートバイトでレンタルスタッフを検討中なんだけど、具体的な仕事内容やメリット・デメリットを教えて!
スキー場に行ったことがある人なら、レンタルスタッフの働きぶりはカウンターのこちら側では見たことがあると思いますが、実際に働いてみるとどんな感じなんだろう?って気になりますよね。
「スキー・スノボ用品について専門的な知識なんて全然ないけど大丈夫かな?」
「どれくらい忙しいんだろう?自由に滑る時間はあるのかな?」
などなど。
私は今まで4ヶ所のスキー場でリゾバしてきましたが、まだレンタルスタッフとして働いたことはありません。
そこで今回は、リゾバ仲間でスキー場レンタルスタッフ経験者の遥さん(仮名20代前半)にも協力していただき、レンタルスタッフの実態について詳しくお話を聞かせて頂きました。
斑尾高原スキー場でレンタルスタッフとしてリゾバしました。
私の体験がみなさんのスキー場リゾバ選びの参考になれば嬉しいです。
そもそもスキー場リゾバ自体が初めてで、スキー場リゾバのメリット・デメリットについて知りたい人はこちらの記事もおすすめです。
私のスキー場リゾバ体験談は以下のリンクからチェック出来ます。
「リフトスタッフ」や「パトロール」の仕事に興味がある人はこちらもチェックしてみてください。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
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使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
スキー場リゾバの募集は年々早くなってきていて、2024-25シーズンも、早いところでは7月末から出始め、8月末頃にその他のスキー場求人も一気に増えました。
条件の良い求人は9月中にはほぼ無くなると言って良いでしょう。
2024-25年は募集がかかってすぐに応募したので希望のスキー場、職種に決まって一安心。
働きたいスキー場や職種の候補がある人はサイトをこまめにチェックして、早め早めに動きだしましょう。
レンタルスタッフの仕事内容
スキー場レンタルスタッフの仕事内容は大きく分けて以下の6つです。
私はスキー・スノボ用品については無知の初心者だったため、初めは覚えることが多くて大変でした。
スタッフとして働いたことで、たくさんの知識が身につきました。
レンタルスタッフの一日の流れ
レンタルスタッフが忙しいのは、開店から2~3時間と、閉店の1時間前くらいからです。
それ以外の時間はお客さんもまばらで、すごく暇な日は順番に裏で長い休憩をとったり、中抜けして滑りに行ったりするスタッフもいます。
私が働いた斑尾高原スキー場のレンタルは年末年始と繁忙期の土曜日にナイター営業があり、19時半頃まで残業になることがあります。(大晦日は24時まで営業でレンタルは20時頃まで)
私が働いた岐阜のスキー場では、早朝営業とオールナイト営業もあるので、早番・遅番のシフト制出勤になっていたようです。
以下の時刻表は斑尾高原スキー場のレンタルスタッフの一日の流れをまとめたものです。
働きたいスキー場のホームページをみれば、レンタルの営業時間が書いてあるので、どんな勤務スタイルになりそうかチェックしてから応募すると良いでしょう。(派遣会社の担当者に確認でもOK)
8:00 | 出勤・開店準備 |
8:30 | 開店・レンタル受付開始 |
9:30~(土日祝は11:00頃) | 客入りが落ちついてくる |
11:00頃~ | 順番に昼食(30分間) |
14:00頃~ | 残りの休憩(30分間) |
15:30頃~ | レンタル用品の返却が始まる |
16:30(ナイター日は19:00頃) | 閉店・閉店作業 |
17:00(ナイター日は19:30頃) | 退勤 |
出勤から開店
出勤から開店までは、その日の注意事項の確認やスキー・スノボ用品のチェック、レジの準備と、スムーズな接客のための準備をしていきます。
斑尾高原スキー場ではスキー・スノボ用品の売店も兼ねているので、商品の品出しなどもしていきます。
開店・レンタル開始
レンタル業務の流れは以下の通りです。
- 受付・レジ
- レンタル品の貸し出し
- セッティング
お客さんが申込用紙に借りたい日数や用品の種類などを記入して受付に持ってくるので、受付スタッフは内容をチェックして料金を頂きます。
色んな割引券があって、支払方法も現金以外にもカードやスマホ決済と様々だから、間違えないように注意が必要です。
スキー・スノボ用品の貸し出しは、まずブーツが合うかどうか試し履きしてもらって、その後板を合わせていきます。
身長や体重、滑走レベルなどで適切な板のサイズやセッティングの際の解放値が変わってくるので、申し込み用紙の内容を再度確認しながら進めていきます。
スノボの場合はどちらを前側の足にした方が滑りやすいかが人によって違うので、「利き手はどちらですか?」とか、「ボール蹴る場合はどっちの足で蹴りますか?」なんて質問をして、「レギュラー」か「グーフィー」かを決めます。
斑尾高原スキー場は海外からのお客様も多く、英語しか話せないお客様を対応するときはとても大変でした。
英語が得意なスタッフは重宝されますよ。
日中の業務
平日は9:30頃から、土日祝日は11:00頃から客入りが落ちついてきます。
日中は割とのんびりとしていて、雑談したりしながら、たまにやってくるお客さんの相手をしていきます。
この時間を利用して、ブーツや板の補修をしたり、ワックスをかけたりもします。
日中は2~3人もいれば十分な時もあり、交替で長い休憩を取ったり、滑りにいくスタッフもいます。
お昼休憩
11:00頃から、順番に30分間のお昼休憩に入ります。
斑尾高原スキー場のまかないは、ご飯とみそ汁・おかず・サラダが基本で、普通の家庭料理を想像してもらえれば良いと思います。
昼休憩は30分しかないので、あまりのんびり食べていると時間が足りないです。汗
返却受付
14:00の休憩をスタッフ全員が取り終わったあたりから、徐々にレンタルの返却が始まります。
貸し出した用品の種類と数、板の番号が合っているか、破損等の有無、ウェアのポケットに忘れ物が無いかなどをチェックしていきます。
返却された用品は汚れやネジの緩みなどをチェックして、問題が無ければそれぞれの棚に戻していきます。
貸し出しの時ほど大変ではないですが、この時間帯も一気にお客さんが来るので慌ただしくなります。
閉店作業から退勤
16:30になったら閉店作業です。
レジの清算をしたり、貸し出した用品がすべて戻ってきているかチェックしていきます。
16:30までに返却となっていますが、なかには少し遅れて戻しにくるお客さんもいます。
売店の方も片付けて、すべての作業が終われば退勤です。
ナイター日は、19:00までの返却で19:30頃退勤になります。(大晦日は20:00頃)
レンタルスタッフのメリット・デメリット
スキー場レンタルスタッフのメリット・デメリットを紹介します。
レンタルスタッフはだいたいどこのスキー場でも未経験で採用してもらえるため、なんの知識も持たずに入っても、仕事をしながら色んな知識・技術が身につきます。
他部署のスタッフはレンタルで500円かかるところを、レンタルスタッフは無料で板に乗り放題だし、自前の板を持っている人は無料でワックス掛け放題です。
レンタルの仕事はどうしても忙しい時間帯と暇な時間帯が出来るので、何も作業が無い時は裏の休憩室でのんびり出来ます。(ちゃんと時給は発生してますよ。)
斑尾高原スキー場だけかもしれませんが、派遣会社からは、黒髪・白マスクと言われていましたが、実際は金髪やシルバー系・明るめの茶髪の人が多く、マスクも黒マスク・茶色マスク・柄マスクなどレンタルスタッフは自由度が高めでした。
スキー・スノボ用品に対して全く知識がないと、初めは覚えることが多くて大変かも知れません。
特にセッティングは、設定を間違うとお客さんの事故や怪我にも繋がるので慎重に行う必要があります。
斑尾高原スキー場だけに限らず、日本のスキー場のパウダースノーを好んで来る海外のお客さんは多いと思うので、ある程度の英語力はあった方が接客がスムーズにいくと思います。
スキー・スノボ用品は重いので、一日に何十・何百と出し入れを繰り返すと、特に女性にとっては結構な重労働となります。
慣れないうちはこんなに忙しいの?!大変すぎる!と思っていましたが、徐々に仕事に慣れてきて、忙しい時間帯と暇な時間帯でうまく気持ちを切り替えつつ動けるようになりました。
レンタルスタッフの給料
今回お話を伺った遥さんの場合の給料データです。
時給 | 1,200円 |
休日数 | 月8日(週休2日程度) |
月収 | 21万円くらい.税金等引かれて手取り17~18万円 |
今回の斑尾高原スキー場では週休2日もらえたので、それほどがっつり稼ぐ感じにはなりませんでしたが、きつすぎずちょうど良いペースで働けました。
次項の<スキー場レンタルスタッフ求人の探し方>で詳しく紹介しますが、同じ斑尾高原スキー場のレンタルスタッフでも時給が1,050円の人もいました。
少しでも良い条件で働きたい人は、派遣会社選びはとても重要です。
スキー場レンタルスタッフ求人の探し方
リゾートバイトをする際は、出来るだけ複数の派遣会社の求人を見比べて、どこから応募するか決めましょう。
今回お話を伺った斑尾高原スキー場のレンタルスタッフでも、派遣会社によって以下のように条件が違いました。
リゾバ.com
・・・時給1200円、食費1日600円【リゾートバイト.net】
・・・時給1050円、食費無料
時給が150円も違う…でも食費は片方1食600でも片方は無料…。
一日4時間以上の勤務なら、食費がかかってもリゾバ.comの方がお得ってことか…?
時給や待遇だけでなく、派遣会社によってそもそも提携しているスキー場が違ったり、同じスキー場でも募集している部署が違ったりするので、より自分好みの求人を探すために複数の派遣会社に登録するのは必須です。
同じ部署で同じ仕事しているのに、経由する派遣会社が違うだけで自分の方が損をしているなんて絶対嫌ですよね?
ちょっとした事前調査で防げる損です。必ずいくつかの派遣会社で比較検討してくださいね♪
派遣会社を通さないでスキー場のサイトから直接応募すると、時給や待遇が良くない場合が多いですし、派遣会社独自の特典がつきません。
何かトラブルが起きた際にも派遣会社が間に入ってくれないので自分で対処しなくてはいけません。
どうしても働きたいスキー場がどこの派遣会社とも提携してない場合にのみ、直接応募するようにしましょう。
よくある質問
レンタルスタッフの人数や年齢・男女比は?
社員2人 | 20代と60代 |
派遣9人 | 40代2人・30代2人・20代5人 |
男女比 | 男9人:女2人 |
私が働いた斑尾高原スキー場では、思っていたよりも年齢層が高く、女性スタッフが2人だけでとても少なかったです。
岐阜のスキー場のレンタルスタッフは20代がほとんどで、男女比は6:4くらいでした。
スキー場リゾバは、毎年春に解散してまた夏過ぎくらいから募集が始まるので、どんなスタッフが集まるかはその年によって変わります。
レンタルスタッフはどこのスキー場も割と若いスタッフが多くわいわいとした雰囲気があると思っていましたが、最終的には行ってみるまで分からないということですね。
嫌な客とかいる?そういうときの対応はどうする?
いろんなお客さんがいるので、臨機応変に対応できるように努めていますが、困った時はすぐに社員さんやベテランスタッフに助けを求めます。
スキー場は基本的にみんなワクワクしながらやってくる場所なので、受付時から不機嫌なお客さんはあまりいません。
しかし、使おうと思っていたクーポンが対象外だったり、前はこうだったのに…など、何かしら思い通りにならない時に不機嫌になってしまうお客さんはどうしてもいます。
嫌な客というわけではないですが、たまに持ち込みの板の調整を頼まれたりもしますが、もしも何かあった時に責任が取れないので、基本的にお客さんの持ち物には手を出さないことになっています。
斑尾高原スキー場でのリゾバってどう?
ただ滑りに行くだけじゃないので、ゲレンデの造りや雪質の好みだけでなく、生活上の快適さが気になりますよね。
前回はコルチナスキー場で、館内清掃と大浴場の清掃をしました。
今回は応募時期が遅れたからなのか、コルチナスキー場は不採用になってしまいました。
派遣会社の担当者に薦められて斑尾高原スキー場に来ましたが、結果的には前回のコルチナスキー場より良かったです。
私が使っている派遣会社は「リゾバ.com」です。
保険証の関係もあるし、継続して同じ派遣会社を使えば有休がつくので、よほど不満がでたり、他の派遣会社で魅力的な求人を見つけない限りはこのまま「リゾバ.com」を使っていくと思います。
休日はどんな風に過ごす?
やっぱりスキー場で働くなら滑りまくりでしょ!
って、実はそうでもない人も結構多いことを知っていますが、遥さんはどうですか?
物心ついたくらい~中3までは、親に連れられてスキーやスノボをしていましたが、ここ10年以上滑ってません!笑
スキー場は冬のリゾバ先として働きやすいのでまた来ましたが、休日は部屋でテレビを観たりゲームをしたり、山を下りて観光や趣味・娯楽で過ごしています。
スキー場リゾバは、昔から冬だけ住み込みで働くバイターを長く雇ってきた経験があるので、バイターが働きやすい環境が整っていることが多いです。
近くのスーパーまで買い出しバスの送迎があったり、無料(または社割)で使える施設が多かったりして、スキー・スノボに興味がない人でも、快適なリゾバ生活を求めて来る人は多いです。
まとめ
リゾバ仲間でスキー場レンタルスタッフ経験者の遥さん(仮名20代前半)にも協力していただき、レンタルスタッフの仕事内容や一日の流れ、メリット・デメリットについても紹介しました。
スキー場によって勤務時間(シフト制の有無)やスタッフの年齢層・男女比などは多少違いがあると思いますが、おおむねどこのレンタルでも同じような仕事内容・一日の流れになると思います。
仕事を通してスキー・スノボ用品の知識・技術が身につくのはレンタルスタッフの大きなメリットですね!
滑るのが好きな人なら、いろんな板で滑り比べが出来るのも楽しそうです。
全くの無知の初心者だった私でもしっかりと働くことができたので、興味があるならあまり心配せずにぜひ挑戦してみて欲しいです。
フロントとかインフォメーションよりは、かなり自由度の高い部署だと思いますよ。
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