【きついリゾバNo,1】がっつり稼げる伝説のシャケバイ体験談

リゾートバイト
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「シャケバイ」って聞いたことありますか?

かつて旅人たちの間では定番の季節労働で、私も計4回通いました。

今ではリゾートバイトをしようと思ったら、まず派遣会社に登録して、その中から自分好みの求人を探すのが一般的だと思います。

しかし、まだネットも普及しておらず、派遣会社の利用も一般的ではなかったその時代には、私含め、おそらくほぼすべての旅人が、履歴書も持たずにとりあえず現地に行って、着いたその日から3食付きの住み込みで働きだすのが普通でした。

面接なんてめんどくさいものもなく、そもそも電話すら持っていない人も(私もですが)たくさんいました。

食費・寮費ももちろん無料なので、どれほどぎりぎりの状態でも、とにかく辿り着きさえすれば、ほぼ確実に60万円以上稼げます。

よう
よう

私が初めてたどり着いたときには全財産5,000円を切っていました。笑

シャケバイ終了後は、その大金を持って海外へ飛んだり、のんびりと沖縄まで南下してサトウキビ狩りや製糖工場の住み込みバイトへと流れていくのです。

シャケバイは、漁獲量の減少や時代の流れもあって、今でも細々とは続いていますが、すっかりバイターも減ってしまい、かつてのカオスな楽しさはありません。

今はリゾートバイトを受け入れる施設、リゾートバイトを専門に扱う派遣会社も増え、たくさんの選択肢の中から自分好みのリゾバを見つけることが出来ます。

これからリゾートバイトを始めてみたいという人は、まずはこちらの記事を参考に、自分に合った派遣会社を見つけることから始めてみてください。

本記事は、今ではもはや伝説となってしまったシャケバイの体験談です。

よう
よう

昔の旅人はこんなむちゃくちゃな仕事をして稼いでいたんだなあと、楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。

シャケバイとは?

この工場はロン毛は数名、比較的小綺麗な旅人が多かった。

北海道の東端、知床の少し南にある、標津・羅臼という町で、秋に獲れる鮭の加工を手伝うアルバイトです。

工場は獲れる時期に一気に買い付けて、とりあえず下処理までを済ませて一旦冷凍庫で保存し、次の年まで徐々に解凍しながら出荷していきます。

メスの鮭は腹に卵を抱えているので、その卵を取り出してイクラにするのも重要な仕事です。

旅人たちは敷地内の寮に住み込んで、朝から晩までとにかく鮭の下処理、イクラ造りに追われます。

よう
よう

あまりの過酷さに、夜逃げする人が毎年必ず何人かいます。笑

普段はなんてことない静かな漁村ですが、シャケバイの時期だけは全国から何百名もの旅人たちが集まって賑わい、それぞれの加工場で濃い人間ドラマが展開されます。

ヒッピーのようなドレッドヘアーにもっさりとした髭を蓄えた年齢不詳の人、背中に和彫りの入れ墨が入っていてその筋のお方なのかなとも見える人、「何故こんなところに?」と目を疑う可愛らしい女の子…実に色んな人がいます。

よう
よう

私の数多くのリゾバ体験の中でも、あれほど濃ゆいバイターたちが集まる職場は他にありませんでした。

めちゃくちゃ過酷でありながら、それでも何度も通ってしまったのは、そんな旅人たちとの刺激的な日々が癖になってしまっていたんでしょうね。

一日の流れ

6時起床

6時から7時までが朝食の時間なので、それぞれ眠い目を擦りつつ食堂に向かいます。

食堂では、この期間だけ雇われた地元のおばちゃん(みんなからは「ばあば」と呼ばれている)が朝昼晩と3食作って待っていてくれます。

ばあば
ばあば

ほおれ!今日もしっかり飯食って、一日頑張ってくるんだよ!

食事は、土曜日の夜がカレーと決まっていて、それ以外はだいたい普通の家庭料理です。

メインのおかずは一人ずつ配られますが、それ以外にも常備菜、漬物なんかがテーブルの上にたくさん置いてあります。

メイン以外のおかず、ごはん、みそ汁はお代わり自由です。

鮭やイクラがたくさん出るのかと思っていましたが、むしろイクラなんかは高級品ということもあり、ひとシーズンに1,2回出れば良い方です。

よう
よう

出したところで、みんな鮭やイクラは仕事中常に見続けて嫌気が差しているので、あまり喜ばないみたいです。笑

私は鮭もイクラも大好きなので、要らないという人の分まで喜んで食べてました!

7時~ ダッパン

前日の作業で、何匹かをまとめてプラスチックの箱に入れて凍らせた鮭を、一度その箱から出して、袋に入れ替える作業です。

7人~10人くらいがずらっと横に並び、1人ひと工程ずつ請け負います。

  1. パレットに積み重なったプラスチックの箱を、取りやすいように手前に引き寄せる。
  2. プラスチックの箱を持ち上げ、台の上に勢いよくひっくり返して、鮭の塊を取り出す。
  3. 空になったプラスチックの箱を受け取って、別のパレットに積み重ねる。
  4. ひっくり返っている鮭の塊を引き寄せながら上下を反転して戻し、次の人へ送る。
  5. 送られてきた鮭の塊を袋に入れて、次の人へ送る。
  6. 袋に入れる人が袋を取りやすいように、袋の口を開けてタイミング良く差し出す。
  7. 袋に入れられた鮭の塊を、別のパレットに積み上げる。

手の空いたバイターは、その周りに立ち、パレットに積み重なった空のプラスチック箱が崩れないようにラップを巻いたり、鮭をパレットに積み上げる作業の補助に加わります。

よう
よう

文字だけの説明では分かりづらいと思うので、簡単に絵を描いてみました。伝われー!笑

このダッパン作業、一人がもたつくと一気に流れが悪くなって、みんなから「おいー!大丈夫かあ?出来ないなら変わるかあ?」みたいな感じの視線を受けます。

シャケバイに来るようなバイターは、みんな負けず嫌いというか、自分が周りより仕事が出来ないなんて許せないというタイプが多いので、おのずとめちゃくちゃスピードが上がっていきます。

先ほど紹介した工程ひとつあたりにかかる時間はおよそ1秒。
初めて見る人はあまりの早さに度肝抜かれます。

よう
よう

みんなアドレナリン全開で、一瞬の隙もありません。

前日に下処理して凍らせた鮭が多ければ多いほど、このダッパンも多くなります。

長い時で3時間くらいかかります。

何パレットずつかでポジションを交代しながらやっていきますが、前日の疲れも引きずったまま、朝いちでこの作業は(特に馬鹿げたスピードが)相当しんどいです。

ちなみに、この鮭の塊は20キロずつ測って凍らせているので、うっかり指を挟んだりするとめちゃくちゃ痛いです。

手を滑らせて鮭を足に落としてしまい、骨折して帰った人もいます。

10時 休憩

カオスな雰囲気漂うプレハブの休憩小屋。

休憩は15分。

日向ぼっこしながらぼけーっとする人もいるし、プレハブの休憩室で暖を取る人もいます。

プレハブ小屋は社員も一緒に使うのでぎゅうぎゅう詰めです。

煙草の煙もすごいし、色んな匂いが混じり合ってるし、漁村の男たちのなまりのきつい言葉が呪文のように飛び交っているしで…かなりカオスです。笑

よう
よう

女性の休憩室は広い畳の綺麗な部屋で、お茶やお菓子なんかもたくさん置いてあって、全然雰囲気が違うそうです。

下処理

ダッパンが終わると、その日に買い付けた鮭の下処理が始まります。

下処理作業は大きく分けて5つの工程あります。

  1. ヘッドカット → 鮭の頭を専用の機械で切り落とす
  2. 腹出し → マキリ(小型ナイフ)で腹を裂き、筋子や白子、その他の内臓を取り出す
  3. 洗浄機 → めふん(鮭の中骨に沿って付いている腎臓)を吸い取る専用の機械に突っ込む
  4. めふんかき → 洗浄機で取り切れなかっためふん、その他の汚れを取る
  5. 計量 → 20キロずつ測ってプラスチックの箱に入れる
  6. 積み → 鮭の入った箱をパレットに積む

私は全部で3ヶ所の工場で働きました。

工場の規模にもよりますが、多いところでは毎日100トンを超える鮭が運ばれてきて、工場の端から端までずらっと水槽が積まれて並んでいます。

バイター
バイター

うわあ…今日も22時越えるんじゃねえ?(ゲッソリ)

大きな工場では、ヘッドカットや腹出しは慣れている社員が請け負い、バイターはそれ以降の作業に加わりますが、全てバイターだけで行う工場も中にはあります。

よう
よう

また、私の拙い絵で補足していきます。伝わるかなあ…笑

どのポジションが楽とかは全く無くて、どのポジションについても”めちゃくちゃ”きついです。

ここでもとにかくスピードが半端なくて、「自分のペースで…」なんて思ってやっていると、すぐに「ほれ、手が止まってるよ!」とか「ここ、ちゃんと汚れ落ちてないよ!」などと女工さん達(地元のおばちゃんバイト)からダメ出しが入ります。

よう
よう

女工さんたちは本当にみんなタフ!

仕事には厳しいけど、みんな温かくて優しい人たちです。

12時 お昼休憩

わずかな時間でも仮眠をして回復をはかるA氏

お昼休憩は1時間です。

食堂でご飯を食べた後は、部屋で仮眠する人もいれば、ギターの練習をする人も。

まだスマホなんて無かった時代なので、私は近くの図書館で借りてきた小説を読んだり、ウォークマンで音楽を聴きながら海辺を散歩して気分転換していました。

イクラ造り

鮭の腹から出された筋子はすぐに魚卵室へ運ばれ、以下の工程を経て美味しいイクラが出来上がります。

  1. イクラもみ → ダイニングテーブルくらいの大きさの網台に筋子を擦りつけて、バラバラにほぐす
  2. 洗浄 → 遠心分離機、洗浄機で綺麗にする
  3. 目視確認 → 取り切れなかったごみをピンセットで丁寧に取り除く
  4. 計量、漬け込み、箱詰め

バイターの仕事はイクラもみです。

魚卵室は衛生管理が厳重なので、あまり行ったり来たりしないで済むように、2人ずつが日替わりでイクラもみに入ります。

よう
よう

社員も2人加わり、合計4人で朝から晩までとにかくモミモミします。

鮭の下処理は多少のポジションチェンジがありますが、イクラもみの日は、朝から晩までずーっとイクラもみなので、精神的にもかなりしんどいです。

ずっと狭い台の上に立ったまま、ひたすら筋子を網に擦り付けていきます。

いくらは網の下にぽろぽろと落ちていき、ネトネトした筋だけが残るので、うまく掬い上げてゴミ箱へ捨てます。

冷凍庫

朝のダッパン作業で袋詰めされた鮭の塊は、また冷凍庫に収納されます。

一軒家がすっぽり入るくらいの巨大な冷凍庫に、少しでもスペースを無駄にしないように、パレットなどは使わずに床から直に積み上げていきます。

下手に積み重ねると、途中で崩れてとても危険なので、この作業は主にリピーターがメインとなります。

冷凍庫の中はマイナス20度を下回りますが、重い鮭の塊をずんずんと積んでいくので、寒さはあまり感じません。

安全対策はどうなっているんだろう?と気になりますが、命綱などもなく、フォークリフトの先に乗って持ち上げられ、高さ10メートル近くまで積み上げていきます。

よう
よう

これ、本当にバイトがやって良い仕事…?

15時 休憩

ざざーん、ざざーん。繰り返し寄せる波の音に心が洗われます。

午後も15分の休憩があります。

秋の道東は早くも日が傾き始め、なんとなく哀愁漂う空が広がります。

この辺りで、今日は何時ごろまでかかりそうか大体の予想がついてきます。

すごく遅くなりそうな時でもモチベーションをうまく保つ秘訣は、特にやる気を漲らせるでもなく、落ち込むでもなく、淡々と作業に集中することです。

よう
よう

休憩はまだかな?と時計を見てしまうと、途端に針の進みが遅く感じて辛くなります。

トラック積み

自社の冷凍庫で保管せずに、凍らせた後すぐに出荷する鮭もあります。

10tトラックが日に1台か2台やってきて、袋詰めされた鮭を奥からずんずんと積んでいきます。

たまに運転手が手伝ってくれることもありますが、だいたい2人一組でトラック1台分をぎっしりと積み込みます。

バイター
バイター

俺、今日積みばっかやってる気がするんだけど!?(ゲッソリ)

よう
よう

とにかく積んでは下ろし、また積んでは下ろしと、1日何度も重労働を繰り返すのがシャケバイです。

17時 夕飯休憩

夕飯休憩も1時間です。

辺りはすっかり暗くなり、星も輝き始めてきます。

この頃には体力、気力共にかなり削られてきているので、ここでがっつり食べて補給しておかないと、最後まで持ちません。

ばあば
ばあば

みんなお疲れ様!しっかり食べて頑張るんだよ!

空腹は最高の調味料!というだけではなく、ばあばのご飯は毎日食べても全然飽きずに、とても美味しかったです。

疲れて食欲がなくなってくると余計にやばいので、無理してでも押し込んでエネルギーに変えていきます。

夕食後

夕食後は、特に休憩などはなく、その日に買い付けた鮭が全て終わるまでひたすら続きます。

最盛期は基本的に22時越え。私の経験では、最長で夜中2時までやった日もありました。

ここまで来ると、立ったままうとうとし出す人も出てきますし、逆に変なテンションになってきて「うおりぃやぁあ!!」と叫びながら頑張ってる人もいます。(が、その気合はあまり長続きしません。笑)

どれほど遅くなろうとも、翌朝はまた普通に7時からダッパンが始まります。

バイター
バイター

睡眠時間、いったい何時間やねん!〇ぬぞ!

よう
よう

労働基準法が厳しくなかった時代のなせる所業ですね。

仕事後 自由時間

標津川に降る満天の星々。

最後に作業台や床、その他全体を洗浄して、その日の作業は終了です。

仕事が終われば、あとは自由時間です。

とは言っても、お風呂はひとつしか無いし、洗濯機も回さなきゃいけないしで、さっさとやること済ませて眠りたい気持ちを抑えつつ、自分の順番が回ってくるのを待ちます。

ここでうっかりごろんと横になって待とうものなら、一瞬で寝落ち確定です。笑

車で1時間くらいのところに無料の露天風呂「川北温泉」があるので、息抜きも兼ねてみんなで出かける日もあります。

よう
よう

のんびりと温泉に浸かりながら、色んな話したなあ…。ほとんど覚えてないけど。笑

休日

休日は日曜日だけです。

その日曜日ですら、冷凍庫の都合で10時頃までダッパン作業が入る日も何度かあります。

毎日工場の中であれほど過酷な仕事をこなしているので、休日の開放感は半端なく、ただ散歩しているだけでも、限りない自由を謳歌している気分になります。

標津の中心まで歩いて30分ほどを、音楽を聴きながらのんびり歩いて買い物に出かけたり。

標津のメインストリート。と言っても特に何があるわけでもない。

もちろんみんなで遊びに出かける日もたくさんありました。

開陽台に行ったり。
斜里岳に登ったり。
よう
よう

私のお気に入りは、年に何人訪れる人がいるんだろう?という感じの、ポー川に伸びる遊歩道でした。

夕暮れのポー川遊歩道。静かな自然が広がっています。
よう
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実は、この記事を書こうと調べていたら、偶然、当時一緒に働いていたバイターのYouTubeを発見しました。

この写真の彼です。

まさか今でも歌っていて、しかも月に何度もライブをするほど精力的に活動しているとは思わず、めちゃくちゃ感動しました。

彼の作ったシャケバイの歌、【思い出の丸一和田商店】良かったら聴いてみてください。

給料

まだ旅人たちが大勢集っていた2000年代前半までは、ほとんどの加工場で時給900円が一般的でした。

それでもシャケバイがたくさん稼げたのは、労働基準法をガン無視したかのような超長時間労働のおかげです。

よう
よう

当時は2ヶ月で、ほぼ確実に60万円以上稼げました

2015年に久しぶりにシャケバイをしたときには、もう旅人の姿はほとんどなく、「時給1,000円に上げてるのに全然人が集まらん」と嘆いてました。

残業規制や漁獲量の減少もあり、2015年時点では、どんなに遅くとも21時を超えることはなく、仕事もなんだかまったりペースに変わっていました。

昔に通ったときより体は断然楽でしたが、2ヶ月以上働いても、50万円も貯まりませんでした。

よう
よう

濃ゆい旅人たちと「ぐおおー!やったるぜえ!」みたいなノリでワイワイやっていた頃が懐かしかったです。

バイト期間

まるでこの世の端っこにいるような気分になる野付半島。

シャケバイは、秋に川に帰ってくる鮭を捕まえて加工するので、期間は8月中旬から10月末までです。

私が2度働いた「和田商店」では、自炊には変わるけれど寮費無料で、そのまま続けることも出来ました。

冬の仕事はホタテの殻剥きや鱈の加工がメインです。

よう
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女工さんに勧められ、それまで見たことのない大きさの剥きたて生ホタテをその場で口いっぱいに頬張り、「ああ~美味すぎるぅ」と感動しました。

2月ごろオホーツクからやってくる流氷が標津の浜にも接岸するとの話を、以前ひと冬越した旅人から聞いていて、「私も流氷を見たい!」と思い延長を決めましたが、プライベートでの諸事情が重なり、泣く泣く仕事を切り上げて、年末に標津を離れました。

オートバイで旅をしていたので、ありったけの服を着こんで、それでも凍えながら極寒の北海道を横断しました。

また別の工場では、新潟の支社で年末まで働いてくれる人を募っていたため、そのままシャケバイ仲間3人で小樽からフェリーで向かったこともありました。

シャケバイのきつさレベル

何故か恒例となっていた断髪式。
※いじめではありません。笑

私の数多いリゾバ経験の中でも、シャケバイ以上にきつい仕事は他にありませんでした。

おそらく誰に聞いても十中八九同じ答えが返ってくるはずです。

それほどシャケバイはきついです。

シャケバイで得られる労働災害を以下にリスト化しました。

  • 腰痛
    毎日20キロ超えの鮭の塊を何千箱も積み下ろしするので、腰痛対策は必須です。
  • 腱鞘炎
    めふんかきで発症。夜中に手の痛みで目が覚めることも多々あります。
  • 手足の冷え
    道東の秋はすでにダウンジャケットが必要なレベルです。
    その中で、氷水に浸かった鮭を1日中扱うのですから…ねえ。
  • 指切断
    ヘッドカットで誤って指を切断したバイターがいて、みんなで指探しをしたこともあります。
  • 足骨折
    凍った鮭の塊を落として悶絶していたバイター。
    病院から帰ってきたら松葉杖ついていました。
  • あわや死亡
    フォークリフト(積み上げた鮭の山)から落下したバイターもいたそうです。 

指切断も足骨折も、実は私の友達、または友達の友達です。

よう
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「体力に自信のない人が迂闊に手を出すべきではないバイトだよ」と何度も忠告したのですが…。

大麻で捕まる?!

もう10年近く前の話ですが、シャケバイのバイターが何人も、大麻所持の疑いで警察に逮捕されたというニュースがありました。

どうやらシャケバイ時期の北海道は、自生する大麻の収穫時期にちょうど良いらしく、夜な夜な車で出掛けて獲ってくる人もいるという話は聞いたことがあります。

偏見かもしれませんが、確かにヒッピーみたいな人も多いし、そういうこともあるかもしれないなあと思いました。

そんなニュースがあった次の年には、私も事前に厳重注意され、抜き打ち?で社員が寮に様子を見に来ることも何度かありました。

よう
よう

地元の人も、労働力として頼りにはしていても、厄介ごとを持ち込まれるのは嫌ですもんね。

シャケバイの魅力

シャケバイの魅力をうまく表現するのは、とても難しいです。

私自身、毎年「こんなきついバイト、もう2度と来ないぞ!」と思いながら3年連続で通い、5年以上間が空いても、「またシャケバイしたいな…」と戻ってしまったのです。

秋の道東の美しさ。濃ゆい旅人たちとの共同生活。馬鹿げた過酷労働を励まし合って乗り越える達成感。

どれも言葉にするといまいちピンときません。

当時は旅人がすぐに稼げる場所が限られていた、ということもあると思います。

今では様々な施設がリゾートバイターを受け入れていて、選択肢も豊富です。

よう
よう

私も、出来るだけ色んな経験をしたいタイプなので、派遣会社の求人情報を眺めては、「次はどんな仕事しようかな?」とワクワクしています。

しかしその一方で、シャケバイ程のきつくも刺激的な日々はもう2度と味わえないんだろうなと思うと、一抹の寂しさを覚えます。

かろうじて、沖縄の製糖工場や愛媛・和歌山のみかんバイトでは、今でもそれらしい小汚い旅人バイターを見かけるようです。

もしあなたが、「普通のリゾートバイトにはもう飽きた」と感じたならば、そういうところで働くのもおすすめです。

まとめ

私のリゾートバイト経験の中でも特に印象深く、またよく通ったシャケバイを紹介しました。

コロナの影響もあるし、現在のシャケバイがどんな状態になっているのかは分かりません。

公に募集している、 「標津漁協」のホームページですら、シャケバイ募集の案内は令和2年度を最後に途絶えています。

シャケバイ募集|標津漁業協同組合 公式サイト

ちなみに、シャケバイ仲間の歌にもある「和田商店」も、今はもうありません。

よう
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もはや伝説となってしまったシャケバイ体験談、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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