※本記事は2023ー2024シーズンのものです。
2024-2025シーズンも寮の値段や食費など大きく変わることはないと思いますが、担当者にしっかり確認した上で応募してください。
ルスツのリゾートバイト求人を見ていると、寮の仕様が「個室」だったり「相部屋」だったり、条件がまちまちなことに戸惑いを覚える人も多いと思います。
ルスツの寮は主に以下の2ヶ所に分かれています。
- スキー場の敷地内にある「ルスツ寮」(相部屋のみ)
- 送迎バスで約8km(20分くらい)離れた「喜茂別寮」(相部屋・個室どちらも可能)
この他に外国人専用の寮もいくつかあるようですが、日本人はこのどちらかの寮になると思って間違いありません。
私が派遣会社から頂いた求人票では、以下のように説明が載っていました。
下記条件に該当する方のみ先着順で個室でのご希望をいただけます。
※その際の寮は喜茂別寮となります。
・職種が、ファーストフード調理販売、リフトゴンドラ係、客室送迎ドライバー、チケット販売、レンタル、パトロール、スクール受付、ワックスルーム、スキーインストラクター、スキーイベント係、アクティビティ係、動物係、寮清掃、社員食堂スタッフの方
・2ヶ月以上勤務が可能な方
・ご自身で車の持ち込みが可能な方
引用:リゾートバイト.com
職種によって決まりがあるのは、ホテル関係の仕事だとバスの送迎時間外に出勤・退勤があるためだそうです。
自分で車を持ち込むなら、職種に関係なく「個室=喜茂別寮」も選べるよってことですね。
夏は条件が変わるかもしれませんが、スキーシーズンは「個室=喜茂別寮」となります。
「ルスツ寮は相部屋のみ」です。
私はゲレンデ内の仕事で採用確定していたため、喜茂別寮(個室)の希望を出せる条件を満たします。
いつもなら、選べるなら「絶対に」個室寮と決めているので、すかさず「喜茂別寮」の個室と希望を出したいところですが、ここでひとつ問題が出てきます。
- 相部屋=寮費無料
- 個室 =寮費7,000円/月
個室だと7,000円/月の寮費がかかるので、もしイマイチな寮だったらどうしよう…ってことです。
(喜茂別寮でも、相部屋で良いなら寮費はかかりません。)
喜茂別寮ってどんなとこやねん!気になるう!
って調べても全然出てこない!(泣)
たぶん、同じように気になって困っている人いるんじゃないかな?と思い、実際に喜茂別寮で生活した筆者が、喜茂別寮での生活を紹介することにしました。
私は男なので、喜茂別寮の「男性エリア」しか分かりませんが、もし女性と仲良くなって聞けたらそちらも後で追記したいと思います。(必ず書けるという保証は出来ませんが)
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
その他のSNSでの発信はこちらにまとめてあります→インスタ・Tiktok・Youtube
使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
スキー場リゾバの募集は年々早くなってきていて、2024-25シーズン2024年、ルスツの募集はなんと7月末から出始めました。(さすがに早すぎやろっ!!)
条件の良い求人は9月中にはほぼ無くなると言って良いでしょう。
人気のスキー場や人気の職種はすぐに埋まります。
働きたいスキー場や職種の候補がある人はサイトをこまめにチェックして、早め早めに動きだしましょう。
ルスツリゾバの喜茂別寮
自分の部屋
喜茂別寮の中でもさらに「本館」と「新館」に分かれます。
私が住んでいたのは「新館」なので、この記事の写真も「新館」になります。
他のスタッフに見せてもらって確認した「本館」と「新館」の部屋の大きな違いは、以下の2点だけです。
本館 | 新館 |
---|---|
フローリング風の床マット(スリッパ入室OK) | カーペット(スリッパは廊下で脱ぐ) |
備え付けの棚・物干し竿が無い | 備え付けの棚・物干し竿がある |
新館の方が少し綺麗なのかな?気にするほどの違いはないと思います。
部屋の広さは8畳くらいでほぼ同じです。
リゾバの寮に入る時、私がいつも気になるのが、布団の質と洗濯物の干しやすさですが、喜茂別寮はどちらもとても良かったです。
レンタル布団は1,200円/月かかります。
持ち込みもOKなので、自分の布団を使えば節約になりますが、送料と手間を考えればレンタルしてしまった方が楽かなと思います。
ちなみにシーツは月2回まで交換可能です。
喜茂別寮には「本館」と「新館」それぞれ2基のWifiが飛んでいます。
速度も普通に調べものしたりYoutube観るくらいなら特に遅いとは感じませんでした。
オンラインゲームとかで通信速度にシビアな人だとどう感じるのか、私はほとんどゲームをやらないのでそこまでは分かりません。
何も残していってはいけない決まりになっているのか、前のバイターが置いていってたら良いなあと淡く期待していたハンガーやベッドサイドライト、その他何かしら役立ちそうなアイテムは部屋内には何もありませんでした。
調理・洗濯のスペース
「本館」も「新館」も、1階から4階の各階に調理スペースがあります。
「新館」は調理スペースと洗濯機スペースが同じ部屋になっていて割と広いので、2~3人くらいで調理できると思います。
「本館」は調理スペースと洗濯スペースが別になっていて、調理スペースは狭いので1人ずつしか使えません。
「本館」の洗濯機スペースは各階には無く、1階に洗濯機と乾燥機が5台ずつあるだけです。
洗濯機にしろ調理スペースにしろ、別に同じ館とか同じ階のものを使わなければいけないなんて決まりはないので、すべて埋まっていて使えないということはまずありません。
管理人がいる時間帯しか使えませんが、男子寮と女子寮の間にある共用エリアにも調理できるスペースがあります。
管理人がいる時間帯は、8:00~12:00・15:00~19:00頃。定休日(一切入れない日)もあり
前のバイターが置いていったフライパンや包丁、お皿、塩・胡椒などがあるので、使いたければ自由に使って構いません。
何度も使いたければ、自室に確保しておいてもOKとのこと。
炊飯器があれば良かったのになあ…。
喜茂別寮の男女共用エリアは使える時間が短く、寮外の人は立ち入り禁止のため、みんなで集まりたいときはスキー場の食堂スペースを利用していました。
スタッフ用の最終バスが21:20なので乗り遅れないように!
トイレ・風呂
「本館」も「新館」も各階にトイレと、歯磨きなどに使える洗面所があります。
「本館」は「新館」よりは数が少ないですが、それでもすべて埋まっていて使えないということにはまずならないと思います。
調理スペースもそうですが、共同生活なのでなるべく綺麗に使うようには心がけていますが、清掃は清掃のスタッフがしてくれるので、毎日綺麗な状態が保たれていてとても気分が良いです。
喜茂別寮のお風呂は「新館」の1階にあるだけです。
洗い場は全部で12ヶ所。湯船もそれくらいの人数が入ればちょっとキツイかなって感じです。
喜茂別寮は最大で200人以上のスタッフが生活することになると思いますが、お風呂で混雑を感じたことは今のところありません。
9:00〜11:30の清掃時間以外はいつでも自由に入れます。
朝風呂派の人も安心ですね。
敢えて色んな時間帯に使ってみましたが、多くても5人くらいでした。
洗い場待ちしたことは一度もありません。
お風呂場にはシャンプーやボディーソープなどは一切置いてありません。
脱衣所もドライヤ―やその他、温泉施設にあるようなものは何もありません。
※入浴に関して必要なものはすべて持って行きましょう。
談話室・ゴミ捨て場・その他
談話室は「新館」の1階、風呂場のすぐ隣にあります。
使用可能時間は14:00~22:00です。
飲食禁止になっていて、たまにパソコン作業をしている人を見かけるくらいで、あまり活用されていない様子。
調理の項目で紹介した、唯一の男女共有エリアには、本棚があり、おそらく前のバイターが置いてったのであろう小説や漫画が置いてあります。
それほど数は多くないですが、割と話題になった小説も置いてありました。ちょっとした暇つぶしには良いですね。
男女共有エリアでは、男女が集まって一緒にご飯を食べたりプチ飲み会?みたいなものをちょくちょく見かけました。
自動販売機は「本館」1階の洗濯機横に2台と「新館」1階の風呂場横に1台ありました。
徒歩5分くらいのところにセブンイレブンがありますが、外まで出るのが億劫なときは助かります。
ゴミ捨て場の写真を見てもらえば分かると思いますが、ルスツはゴミの分別がかなり細かいです!
プラスチックや紙ゴミで分けるだけでなく、中身をゆすいだりしてある程度綺麗になっていないと捨てられないものもあります。(カップ麺の容器や調味料の入れ物など)
生ごみだけは、廊下のゴミ捨て場ではなく、調理スペースにある青いバケツに捨てます。
コンビニの袋などにまとめて捨てるのはご法度。
監視カメラをかなり性能の良いものに買い替えたそうで、録画を見て犯人特定、悪質な場合には退寮させられるとのこと。
ゴミは溜め込まず、出勤時などにこまめに捨てる習慣をつけると良いと思います。
ルスツ喜茂別寮の食事事情(社員食堂)
ルスツの社員食堂は、スキー場敷地内に1ヶ所あるだけです。
喜茂別寮に入ると、車を持っていないと朝食を社員食堂で取るのはほぼ不可能です。
ルスツ寮なら歩いて5分なので社員食堂で朝食を食べられます。
喜茂別寮からのスタッフ送迎バスは、一番早くても7:25寮発で、7:40頃にスキー場に着きます。
このバスで通勤する人はだいたい8:00から仕事開始なので、朝食で社員食堂に行く時間はありません。
歩きで通勤するなら片道約8km、2時間くらいかかりますね。笑
社員食堂の食事は朝食200円、昼食と夕食が400円です。
私は職種により昼食も社員食堂に行けないので、自分で弁当を持って行く必要があります。
リフト係も配属されるリフトによっては社員食堂まですごく遠くなるので、弁当持参している人が多いと思います。
23-24シーズンより、昼の弁当用に朝食を持ち帰りにできるようになりました。
弁当の値段は300円。
私は毎日お弁当作るのは大変なので、2,3日に一度の頻度でお弁当を利用させてもらっていました。
社員食堂のお弁当を利用しない日はレトルトカレーがメインでした。
社員食堂の昼・夜のメニューは日替わりのおかずがA・Bの2種類あってどちらかを選ぶスタイル、もしくはカレーライス、ラーメン、うどんのどれか、すべて一食400円です。ご飯大盛りは無料で出来ます。
メインのおかずの他に総菜が1,2種類とキャベツの千切りが置いてあることが多く、別皿に好きなものをとります。
数の制限があるものもあるし、取り皿が小さいので、食べ放題という感じではありません。
外で食べるよりはもちろん安いけれど、まなないで一食400円を安いと感じるか高いと感じるか意見が分かれる微妙なライン。
コンビニ弁当買うよりは良いかなって感じ。
社員食堂で夕飯を食べる場合、喜茂別寮の人は帰りの送迎バスの時刻を気にする必要があります。
スキー場から喜茂別寮への送迎バスは、以下の5本。
ホテル前発 | 喜茂別寮着 |
---|---|
17:20 | 17:35 |
18:20 | 18:35 |
19:20 | 19:35 |
20:20 | 20:35 |
21:20 | 21:35 |
残業無しなら17:00に仕事が終わるので、17:20のバスに乗りたいならかなり急いで夕食を食べる必要があるし、18:20のバスに乗るなら結構時間を持て余します。
社員食堂に行くと忙しくなるので、コンビニで買って寮で食べるって人も多いです。
私はほぼ毎日ナイター滑っているので、社員食堂で夕飯食べて、19:00か20:00まで滑って、その後のバスで帰寮の流れでした。
ルスツリゾバの周辺環境
スキー場リゾバでよくある環境として、一番近いコンビニまでも車で何十分、みたいな山奥になることがあります。
ルスツの場合は、スキー場の周りにも「セブンイレブン」と「セイコーマート」がありますし、喜茂別寮の周りにも「セブンイレブン」と「セイコーマート」、さらに「Aマート」という小さなスーパーがあります。
スキー場から喜茂別寮へとは方向が逆になってしまいますが、送迎バスで行ける範囲で「サツドラ」という、田舎にしては割と品ぞろえの良いドラッグストアーもあります。
サツドラ方面のバスは30分に一本出ているし、喜茂別寮への送迎バスとタイミングが合わせてあるようで、喜茂別寮に住んでいる人でも買い出しに困ることはありません。
例)スキー場→サツドラ(10分、または40分の買い物時間)→スキー場(5分の待ち)→喜茂別寮
もしそれでも足りなければAmazonなどの通販を利用するか、休日に札幌まで買い出しに出ると良いでしょう。
札幌までは事前申請が必要ですが、スタッフ割で格安で行けますよ。
飲食店は、ベテランスタッフに聞いた感じだと、歩きで行ける範囲ではスキー場周り、喜茂別寮周り共に特別おすすめ出来るような店は無さそうです。
美味しいものを食べたければ、車を持ち込むか、休みの日にバスを上手く使ってお出かけするのが良さそうです。
車を持ち込んでいない人を対象に、申請すれば札幌までのバスが往復数百円で乗れるチケットを貰えます。
月に一度限定ですが、とても助かりますね。申請してからチケットを貰えるまでは何日かかかるので、前もって計画して申請しておきましょう。
喜茂別寮では自炊がベターかも?
私はいつもリゾバの条件を比べるとき、まかない条件をすごく重要視しています。
単に食いしん坊なだけかもしれませんが、食事は1日3回もあるので、良い食事をとっていれば体の調子も良いですし、ストレスも溜まりにくいです。
もちろん無料に越したことはないですが、たとえ数百円払ったとしても、毎食美味しくバランスの良いまかないが食べられるなら喜んで払います。
しかし、今回のルスツ場合は、他の何を置いてもまず「ルスツで働きたい!=ルスツを滑りまくりたい!」を最優先としたために、食事条件ははっきり言ってイマイチでした。
あくまで私の感想ですが、あのまかないに400円はちょっと高いかな…。
そもそも私の職種では社員食堂を使える機会がほぼ夕食しかないので。
夏に働いた宮古島や、前冬シーズンのスキー場リゾバと比べてみると、まかない条件の違いがよく分かると思います。
ルスツでリゾバして喜茂別寮を使うことを考えている人は、ある程度調理できる準備をしてくるのがおすすめです。
小さいですが冷蔵庫もありますし、調理スペースも広く使いやすいので、やる気さえあれば節約しながらもしっかりとした食生活を送れると思います。
私はまさか1日1食しか社員食堂を使えないと思っていなかったので、完全に準備不足でした。
レンジご飯やレトルト食品などをAmazonで何度も注文しました。
Amazon様から救援物資届いた。
— けんのリゾバ旅 (@rezoba_ken) December 12, 2023
ご飯40パック。2週間は持つかな🤔
カレー以外は納豆やふりかけでいきます。
もちろん朝はグラノーラも多用します。
夜は袋ラーメンも食べます。
まかない一食400円をいかに使わないかが今冬の節約→貯金に繋がるとみてます。 pic.twitter.com/oD69sR9Usu
追いカレー届いた✨
— けんのリゾバ旅 (@rezoba_ken) December 20, 2023
いつもちょっと少ないなあって思ってたからメガ盛り!!
20パック!!🤤 pic.twitter.com/RShkACsPA4
まとめ
本記事では、私自身ネットで情報が見つからなくて困った、ルスツリゾバでの「喜茂別寮」の様子を詳しく紹介しました。
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