リゾバの求人を検討する際に、寮の仕様って結構気になりますよね。
リゾバの寮は大きく分けて5つのタイプがあります。
- 完全個室(1R個室)
単身用アパートのように、風呂やトイレ・簡易キッチンなども自分の部屋にある。 - ふつうの個室
スキー場、有名ホテルなどに多い。大浴場や共同キッチン・社員食堂などがある。 - 館内寮(客室寮)
温泉旅館などに多い。働く施設の一部にスタッフ用の部屋がある。
「客室寮」はその名の通り、お客様が使う部屋を使います。 - 相部屋
ニセコ・白馬などのスキー場や沖縄などの人気エリアに多い。
1部屋を2人、またはそれ以上で使う。 - シェアハウスのように一軒家を数人で使うタイプ
自分の部屋以外の共有施設はみんなで使い、掃除やゴミ出しなどの管理も協力して行う。
今回紹介するのは、私が実際にリゾバするときに使用した寮で、温泉旅館の客室寮です。
事前の派遣会社の話では、徒歩10分程度のところにあるアパートタイプの「1R個室寮」を使うことになっていましたが、閑散期+働く期間が短かったのもあるのか、行ってみたら客室を案内されて使うように言われました。
派遣会社の話と現場の話が違うのは割とあるあるですが、今回みたいに良い方に転がることもたまにあるので、そういう時は余計なことを言わずにラッキー!と思っておくと良いでしょう。
スキー場リゾバでの「ふつうの個室寮」や宮古島リゾバでの「完全個室(1R個室)寮」、石垣島リゾバでの「シェアハウス」もそれぞれ詳しく紹介しているので、良かったら覗いてみてください。
リゾートバイトは、仕事内容だけじゃなく、生活環境もとても重要です。
勢いだけであまり考えずに応募してしまうと、「こんなリゾバになると思わなかった…もう帰りたい(泣)」となる可能性大です!
リゾバによくある失敗とその解決策は以下の人気記事を参考にしてください。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
その他のSNSでの発信はこちらにまとめてあります→インスタ・Tiktok・Youtube
使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
リゾバの寮「客室寮」の設備
リゾバの寮で「客室寮」と書いてあったら、働く施設(ホテルや旅館)に客として泊まるときの部屋と同じと考えてもらって大丈夫です。
どんな感じの部屋か予め知りたければ、施設のホームページで客室の写真を見れば一発で分かります。
「客室寮」の求人は閑散期などで部屋が余っている時によく出てきますよ♪
「客室寮」と似ている「館内寮」がありますが、こちらは建物や敷地は同じでも「従業員用」の部屋の場合もあり、客室寮とは違います。
「客室寮」も「館内寮」も通勤時間が0分というメリットは同じですが、「館内寮」の場合は綺麗な部屋もあれば、エアコンや冷蔵庫が無かったり、畳に染みがあったり壁紙が剥がれていたりと、かなり微妙な場合もあります。
確実に綺麗な部屋が良ければ「客室寮」を選んでね♪
客室寮の設備は、その部屋によってある程度ばらつきがありますが、おおむね、シャワー・トイレ・テレビ・冷蔵庫・湯沸かしポット・テーブル・机・エアコンなどが備わっている部屋になります。
ミニキッチンがついている部屋もあれば、シャワーは無くて大浴場のみ、トイレは廊下で共同などの部屋もあります。
高級なホテルや旅館の客室寮ほど、部屋の設備も充実している可能性が高いです。
私が利用したことのある客室寮では、空気清浄機や電子レンジがあったり、部屋の窓からオーシャンビューだったこともあります。
「客室寮」のメリット
私が感じる、リゾバの「客室寮」の主なメリットは以下の4つです。
1.とにかく綺麗。ベッド(布団)がふかふか
「客室寮」は、本来はお客様がお金を払って宿泊する部屋なので、その他のどんなタイプの寮よりも基本的にかなり綺麗です。
特に私が良いと思うのは、ベッド(布団)の質。
リゾバの寮によくあるベッドや布団は、へたっていたりペラペラで腰が痛くなりがちです。
やっぱりふわふわの布団に包まれて寝ると疲れもよく取れるし、客室寮最高!って思います。
毎日ホテル暮らしが出来るなんて、まるでセレブだわ!
「客室寮」だと確実にまともなエアコンがついているので、寒かったり暑かったりなども無縁です。
2.掃除をしなくて良い&タオル交換してくれる施設もある
これは完全に施設によりますが、清掃スタッフが仕事として他の客室を清掃するついでに、バイターの部屋にも清掃に入ってくれる場合もあります。
私はいつもコロコロや雑巾替わりにしても良いタオルとかも持って行きますが、たまには掃除機をかけたくなるのでとてもありがたかったです。
他のスタッフに部屋に入られるのはなんか嫌だわ!
自分で掃除をするからと言えば問題ありませんよ。
それでも勝手に入ってくるようなら防犯の面から言っても大問題なので、施設の上司か派遣会社の担当者に伝えましょう。
私が働いたことのある施設で良かったのは、週1でシーツ、タオルは毎日取り換えてもらえた施設ですね。
ここまでしてもらっちゃうと、「本当に寮費無料で良いの?」なんて思います。
3.大浴場が使える場合も多い(サウナがあると最高!)
「客室寮」や「館内寮」の場合は、施設の大浴場を使える場合が多いです。
毎日広い湯船で足を伸ばして浸かれるなんて最高すぎますよね!
毎日温泉に入ってたらお肌すべすべになったわ!
シャンプーやボディーソープも使ってOKの場合もあるので、こだわりが無ければ荷物(出費)が減らせます。
私はまだ経験がありませんが、サウナがついている大浴場が入り放題という施設で働いていたリゾバ仲間もいます。
ここ数年サ活流行ってますもんね!
私もサウナ大好きなので、いつかサウナ入り放題の施設で働いてみたいです!
「リゾートバイトダイブ」では【サウナ利用可】の条件検索が出来ます。
サウナ―の皆様、リゾバでサウナ入り放題ですよー。求人件数85件!2024年9月時点
4.職場まで通勤時間0分
「客室寮」や「館内寮」の求人は、働く職場のホテルや旅館内で生活することになるので、出勤時間が0分です。
よほど大きな施設でも、廊下を歩いてせいぜい2.3分もあれば十分でしょう。
この出勤時間の短さにハマって「客室寮」や「館内寮」ばかり選ぶバイターも多いです。
私も通勤時間は短ければ短いほど良いと思っています。
よほど通勤中の景色が良いところなら…?
でもやはり10分を越えてくると「もっと近くが良いなあ…」って思ってしまいますね。
通勤は毎日のことだから大きいわよね!
会社員時代は片道1時間以上かけて通勤していたわ。
「客室寮」は、とにかく綺麗で快適で便利!
本来は一泊何千円~何万円もするような部屋に、毎日無料で住める夢のような生活を送れます。
「客室寮」のデメリット
もちろん良いことばかりではないので、しっかりとデメリットもお伝えします。
1.綺麗に使わなくちゃと気を使う
いまはリゾバの寮として使っているけれど、また繁忙期になれば普通に客室として使う可能性もあるので、綺麗に使わなくちゃと気を使います。
たとえば飲み物をこぼしてカーペットに染みを作ったり、不注意で壁に傷をつけたりしないように気をつけましょう。
リゾバの寮では洗濯ものを部屋干しするのが割と普通ですが、洗濯ひもを繋ぐための釘なんかも客室寮には当然打てません。
壁に絵が飾ってあったり、枕元にもライトがあったりと、客室寮はなにかと備品が多いので、うっかりぶつかって壊さないように注意が必要です。
2.いつも職場にいるような気分になる(閉塞感)
通勤時間0分のメリットと相対しますが、「客室寮」や「館内寮」は職場から近いがゆえに、気持ちの切り替えがうまくいかず、人によってはその施設に閉じ込められているように感じてしまう人もいます。
特に山奥のホテルや旅館だと、出歩くにしても周りに何も無いので、車やバイクなど移動手段を持っていないと閉塞感は強くなりがちです。
最初はこんな自然豊かなところで暮らせるなんて最高って思ってたけれど、だんだん街が恋しくなってきたわ。泣
毎日同じスタッフとしか顔を合わせない生活って結構ストレスになりやすいんですよね。
リゾバ初心者は、周辺にカフェや息抜き出来るスポットがある施設を選ぶと良いかも。
3.その後のリゾバで寮に対する基準が厳しくなりやすい
一度「客室寮」の綺麗さや快適さに慣れてしまうと、その後のリゾバの寮に対する基準が厳しくなり、なかなか次の求人を選べなくなってしまう人が結構多いです。
ユニットバスなのか…。
洋室でベッドが良いのに和室ばっかり…。
なんか古そう。虫出そう。
人それぞれリゾバに求めるものは違うので、もちろん「寮の綺麗さ」を一番に考える人がいても良いとは思うのですが、「客室寮」の求人はもともとそれほど多くないので、それを一番に求めるとかなり選択肢が狭くなってしまうのは避けられません。
本当に自分好みの部屋に住みたければ、賃貸で一人暮らししてお気に入りの家具や雑貨で部屋を作り上げる方がよっぽど楽しいんじゃないかなと私は思ってしまいますが…。
客室寮最高!って一度は書いておいてアレなんですが、それなりにデメリットもあることを分かった上で応募すると思わぬ失敗が防げます。
寮のタイプに限らず、リゾバでは失敗しやすい要素がいくつかあるので、こちらの記事も合わせてチェックしておくことをおすすめします。
私が使ったリゾバの「客室寮」の紹介
私が実際に使ったことのあるリゾバの「客室寮」を紹介します。
施設名は伏せますが、写真と動画で紹介するので、より具体的なイメージがつかみやすいかなと思います。
まずはじめに寮の条件を紹介します。
寮の条件
- 寮費無料(水道・光熱費等も無料)
- 備品は丁寧に使い、汚れや破損に気を付ける。破損の度合いによっては実費請求の可能性あり
- ゴミは溜め込まない。朝廊下に出せば清掃スタッフが片付けてくれる
- 他人を部屋に入れない
- 敷地内において、喫煙所以外での喫煙は厳禁
- 常にお客様がいることを念頭において生活する
「客室寮」「館内寮」が他のタイプの寮と一番違う点は、やはりお客様も同じ建物内にいるってことですね。
職種によっては、自分が接客した相手と廊下や大浴場で会うこともよくあります。
寮の写真・動画
玄関からの寮全体の写真です。
客室寮の中でも、こちらは単身者用の部屋なので、それほど広いわけではないですね。
「客室を使って」と言われたときには一瞬テンション上がりましたが、派遣会社のサイトに載っていた写真で見た限り、社員寮の部屋はこの2倍くらいの広さがあったような…。
私は毎日朝晩ストレッチを習慣にしているので、こんなに綺麗じゃなくて良いから、もう少し床面積が広い部屋の方が好きです。
トイレは便座暖め機能付きのウォシュレットで、洗面台の上にはアメニティがしっかりと備わってました。
ひと通りお風呂セットは持ってきていましたが、無料で使えるものはもちろん使わせていただきます。
旅館の大浴場も使って良かったので、よほど部屋から出るのがめんどくさい時以外は大浴場を使ってました。
アルカリ性のつるつるした私好みのとても良いお湯でした。
露天風呂でぼけーっと夜空を見上げていると、一日の疲れも吹き飛びます。
窓際には机と椅子、テレビ、湯沸かしポット、ドライヤー、その他おもてなしセットが置かれていました。
清掃のスタッフにまで連絡が行き届いてなかったのか、単純に間違えたのか。
必要ない物は机の端にまとめて置いて、パソコンスペースにしました。
冷蔵庫も小さいですが一応あったので、飲み物やヨーグルトなんかを入れていました。
まかないが一日2食(昼・夜)で朝食がつかない求人だったので、スーパーまでたまに買い出しに行っていました。
徒歩2分でコンビニ、バイクで5分くらいのところに24時間のスーパーがあり、大変便利な周辺環境でした。
私は3食の中で朝が一番お腹減る人なので、朝食つかない求人は出費がかさむわ🥺
— けんのリゾバ旅 (@rezoba_ken) October 20, 2023
原付5分のところに24時間やってるスーパーあるから、なるべく安くすませる朝飯買ってきた。
パンは3斤で198円🥺トースターなんてものは無いからちぎってそのまま食べる🙃 pic.twitter.com/8I9WDvHkzZ
ホテル暮らしかつ食費も2食無料ってだけで十分好待遇ですが、欲を言えば、やはり3食つきが良いなあ…。
ベッドはマットレスもしっかりしていたし、掛布団もふわふわで最高でした。
私は腰が弱いので、寮の布団の寝心地にはいつも不安がつきまとうのですが、この時のベッドは今までの寮の中でも最高レベルでした。
快適過ぎて休日はたびたびベッドから出たくない病が発症していました。笑
シーツはリネン室から勝手に出して使って良かったので、1週間に一度は取り替えるようにしていました。
使ったシーツや部屋で出たゴミは、朝廊下に出しておけば清掃スタッフが片付けてくれます。
洗濯ものを干すためのスペースが無いのが客室寮にありがちなマイナスポイントです。
洗濯ひもを繋げられるような場所が無いし、釘を打ったりできません。
私は壁のハンガー掛けにピンチハンガーをかけていましたが、ちょっと無理矢理な感じでした。
この時の寮は、調理場裏の野外に置いてある洗濯機を使うことになっていました。
真ん中の洗濯機が「派遣会社&中居スタッフ用」となっていました。
前回の寮が自分の部屋に洗濯機もある寮だったので、最悪そのまま出かけても何にも言われませんでしたが、共同で使う洗濯機の場合はすぐに回収しないと迷惑がかかるので気をつけていました。
洗濯ネットを使えば、もし取り出すのを忘れて次の人が使いに来た時も洗濯物を取り出しやすいし、中身を見られないので安心です。
写真でだいたいのところは紹介しましたが、一応動画にも撮ったので、良ければ観てみてください。
「客室寮」が多い派遣会社
「客室寮」の求人を探すのは簡単で、派遣会社のサイトの求人検索画面で条件にチェックを入れたり、フリーワード検索で「客室寮」と入力するだけです。
「リゾバ.com」と「リゾートバイトダイブ」「アルファリゾート」では、フリーワード検索を使わなくても、「客室寮」というボタンがあるので、それで絞れます。
私のおすすめ派遣会社の「客室寮」の求人数は以下の通りです。
※2024年5月時点
アルファリゾート
203件
176件
リゾートバイトダイブ
124件
ワクトリ
63件
【リゾートバイト.net】
25件以上(同じ施設で複数の職種の求人を載せる仕様ため、正確な数は不明)
リゾートバイト.com
フリーワード検索無し&条件指定で「客室寮」も出来ないため、件数は不明
やはり温泉旅館リゾバの多いアルファリゾートは、館内の客室を寮にしているところが多いですね。
ちなみに人気条件の「温泉に入れる」求人は、どの会社でも条件指定して探せるので、温泉好きには嬉しい機能です。
客室寮だから絶対に温泉に入れるわけではないので、どちらも外せない!って人は両方にチェックを入れて探してね♪
だいたいの派遣会社で500件以上の「温泉利用可」の求人がありました。※2024年5月時点
「客室寮」で働く際の注意点
リゾバの寮の中でも特に人気な「客室寮」ですが、事前に担当者に確認しておきたい注意点と、実際に施設に入ってからスタッフに確認しておくべきことがあります。
気になる事を挙げ出したらキリがないですが、特にこの2点だけは必ず聞いておいてください。
- 繁忙期に入ったら部屋を移動する可能性があるかどうか
- 部屋の掃除、ゴミ出しの方法
1.繁忙期に入ったら部屋を移動する可能性があるかどうか
「客室寮」の求人は、閑散期に多く出回りますが、長期で働きたい人は、働いている間にまた繁忙期に突入する可能性があります。
繁忙期になった時に客室が足りなくなって「○○日からはこっちに移って」なんていきなり言われることも少なくありません。
ええー?!客室寮が良くてわざわざこの求人選んだのに!泣
予め、契約期間中は絶対に客室寮から移ることはないと派遣会社に確認を取っておけば、万が一現場でお願いされた場合にも「契約内容と違う」と言って却下出来ますし、どうしてもと言うなら正当な理由として辞めることも可能です。
後から泣き寝入りすることのないように、求人内容・条件等はしっかりと確認をとっておきましょう。
2.部屋の掃除、ゴミ出しの方法
部屋の清掃やゴミ出しの方法は寮によってまちまちで、寮の清掃用具入れから勝手に使ってする場合もあれば、清掃用品だけでなくゴミ袋も地域指定のものを自分で買わなければいけない場合もあります。
「客室寮」の場合は、清掃スタッフにお願いする場合が多いと思いますが、勝手にこうだと思っていたら違って怒られた、なんてことになっては嫌な思いをするので、事前に確認しておくと良いです。
清掃やゴミ出しに関しては、わざわざ派遣会社に確認するまでも無く、現場についてから他のスタッフに聞けば十分です。
まとめ
リゾバの寮の中でも特に人気の高い「客室寮」について紹介しました。
色んなタイプの寮がある中で、綺麗さや快適さ、便利さに関しては圧倒的に「客室寮」は優れています。
無料で毎日ホテル暮らしが出来るなんて、リゾバって本当に凄いなあって思います。
しかし、寮の綺麗さだけに心を奪われていると、周辺環境が不便すぎてつまらなかったり、仕事内容が自分に合わな過ぎてしんどかったりなんて失敗にも繋がるので注意が必要です。
色んな条件をまんべんなく検討して、本当に自分好みの求人を見つけ出してくださいね。
本記事の内容が、素敵なリゾバ選びの参考になれば幸いです。
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