屋久島と言えば、青森の白神山地と共に日本で最初の世界自然遺産に制定された土地で、宮崎駿の映画「もののけ姫」のモデルとなったことでも有名ですね。
海・山・森・川すべてが本当に美しくダイナミックで、アウトドアが好きな人にとってはたまらない観光地です。
本記事は、筆者が将来の移住候補地としても考えていた屋久島で、リゾートバイトをした体験談です。
屋久島のリゾートバイトに興味のある人、稼ぎよりも遊びメインのリゾバをしたい人におすすめの内容です。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
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使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
屋久島リゾバの探し方
リゾートバイトの探し方は大きく分けて2つあります。
- 派遣会社に登録して応募する
- 働きたい施設を探して直接応募する
1.派遣会社に登録して応募する
リゾートバイトをする際には、まずリゾートバイト専門の派遣会社へ登録して、その中からお気に入りの求人を選んで応募するのが一般的です。
「どうしてもここで働きたい」という施設があり、その施設が派遣会社と提携していない場合を除いては、派遣会社経由でのリゾバがおすすめです。
求人検索のフリーワードで「屋久島」と入力すれば、簡単に屋久島の求人だけに絞り込むことが出来ます。
ざっと調べた限りでは、屋久島のリゾバはホテルや旅館の求人(フロント・ベル・調理補助・清掃など)がメインでした。
少数ではありますが、レンタカー会社やツアー・アクティビティガイドの募集もあります。
私も実際に登録・利用している派遣会社の特徴やおすすめポイントを、下の人気記事にまとめてあります。
派遣会社選びの参考にしてください。
おすすめ派遣会社6社の中で「リゾートバイトダイブ」と「リゾートバイト.com」はフリーワード検索が出来ません。
リゾートバイトダイブは「鹿児島」まで絞れますが、リゾートバイト.comは「九州」の求人すべてから探すことになり、「屋久島」だけをピンポイントで調べたい人には効率が悪いです。
2.働きたい施設を探して直接応募する
私が屋久島でリゾバした時はどうしても外せない条件があり、派遣会社経由の求人では難しかったため、自分の条件に合う施設を探して直接応募しました。
その頃の私はボルダリングにはまりまくっていて、とにかく岩場に近い場所で、出来れば毎日でも岩場に通えるくらいの短時間勤務が条件でした。
リゾバをする目的は人それぞれですよね。
この時の私は稼ぎはどうでも良いから、とにかくたくさん遊びたかったのと、その後の定住も視野に入れていたので、情報収集に力を入れたかったのです。
見つけ出したのは、「屋久島サウスビレッジ」長期滞在者向けのゲストハウスの求人でした。
メールして条件などを確かめて応募したら、すぐに採用が決まりました。
もし気になる求人がリゾバの派遣会社で見つからない場合は、「島(土地)の名前」×「住み込み」とか「求人」「バイト」などとネット検索すれば、思わぬ求人が見つかる可能性があります。
この方法を使うと、数は少ないですが「宿の手伝いを少しする代わりに宿代無料」という、滞在費を浮かせてのんびりしたい人に向けた求人も見つかることがあります。
屋久島リゾバ体験談
屋久島リゾバの仕事概要
仕事内容 | 業務全般 |
勤務時間 | 不規則(朝2~3時間、夕方1~2時間程度) |
給料 | 時給850円→1ヶ月後900円にアップした |
寮費・水道光熱費等 | 1,000円/日 |
まかない(希望者は朝・夜) | 寸志(強制ではなく、1日100円程度?) |
派遣会社経由の一般的なリゾートバイトでは、1日8時間(+残業)の求人が多いですが、私が働いた「屋久島サウスビレッジ」では、長くても1日6時間程度の勤務でした。
宿泊者の少ない日は、朝2時間程度で終了のときもありました。
仕事内容は業務全般。
館内掃除、敷地内の草むしり、メールや電話対応、宿泊者受付・案内…まあ、何でも屋ですね。
外国人のお客さんもたまにいたので、メールや受付で英語を使う機会がたまにありました。
色々やることあって大変そうに思えるかもしれませんが、実際は超ゆるかったです!笑
時期も6月から10月で、ちゃんと繁忙期にも働いていたはずなのに、いま思い返しても、とにかくのんびりとして、遊びまくっていた記憶が強いです。
時給や待遇面では派遣会社経由のリゾバに劣りますが、稼ぎは重要じゃなくてのんびりしたいという人は、このように個人でやっている宿泊施設や売店などは狙い目です。
直雇用で働いて「ゆるゆるリゾバ」だった経験は、石垣島の売店兼チケット売り場なんかもそうでした。
屋久島リゾバのメリット
屋久島リゾバのメリットは、楽しいリゾートバイトの勤務地を選ぶポイントである以下の4つすべてが揃っていることです。
屋久島は飛行機の直行便が少なく、交通アクセスが悪いです。
移動に時間のかかるところは、たとえ魅力的でも短期の旅行では足が向きにくいですよね。
屋久島は見どころが多く、しかもポイントが割と離れているので、数日間の旅行ですべてを満足に周るのはかなり困難です。
一番人気の「縄文杉」は、往復10時間。それだけで丸1日かかります。
特にアウトドア遊びが好きな人、絶景の中にゆったりと身を浸して癒されたい人にとって、屋久島は最高の場所です。
パワースポットとしても有名らしく、スピリチュアルなものを好む人を多く見かけました。
他の有名どころの観光地に比べて、観光客でごった返していることが少ないのも、屋久島の大きな魅力のひとつです。
おそらく派遣会社経由で働いたとしても、「客が多すぎてめちゃくちゃ忙しい!」なんて感じにはならないでしょう。(保証はできませんが)
リゾートバイトをしながら、見どころをじっくりと周りつつ、大自然の中で思いっきり遊んで、癒されて…。
そんなリゾバの醍醐味を十分に味わえるのが屋久島です。
屋久島リゾバのデメリット
屋久島にはコンビニがなく、島内にある4つのスーパー(Aコープ・わいわいランド)も20時には閉まるので、生活は不便です。(しかも値段がどれも高い!)
Amazonなどで通販したとしても、他の地域より届くまでに時間がかかりますし、送料が高い場合が多いです。(リゾバ時は送料無料になるAmazonプライムは必須!)
自然以外に見どころがほとんどありません!(もしかしたらあるのかも知れませんが、私には分かりませんでした)
派遣会社の求人でも時給が1000円前後と、他の地域のリゾバに比べてけっこう時給が低いです。(基本的に離島の時給は低い)
自然が好きな人、まったりするのが好きな人にとっては最高ですが、がっつり稼ぎたい人、都会も近くないと嫌な人にとっては退屈な生活になると思います。
屋久島リゾバでいくら貯まった?給料・支出・貯金額
「屋久島サウスビレッジ」での給料や支出、貯金額を公開します。
月 | 給料 | 支出 | 貯金 |
---|---|---|---|
6月 | 31,450円 | 15,000円 | 16,450円 |
7月 | 86,700円 | 38,000円 | 48,700円 |
8月 | 92,700円 | 41,000円 | 51,700円 |
9月 | 97,300円 | 46,000円 | 51,300円 |
6月中旬から仕事始めだったため、7月以降が参考になると思います。
個人経営のゲストハウスでの直雇用ということで、一般的なリゾバよりも時給が低く、遊び優先だったために勤務時間も短かったけれど、それでも毎月5万円くらいは貯金出来ました。
短い日は2時間、長くても6時間、平均すると4.5時間くらいの勤務が多かった印象です。
休みは月で8日くらいでした。
派遣会社の求人に載っていた屋久島リゾバ求人をチェックすると、15万円から20万円を予想収入としている求人が多かったです。
派遣会社経由なら、寮費・食費無料や、交通費が出たりとメリットがたくさんあるので、私のようにその他の条件に強いこだわりがないなら、派遣会社経由でのリゾバが断然おすすめです。
「屋久島サウスビレッジ」直雇用ならでは?ゆるいリゾバ生活
私は今までにも何度か直雇用のリゾートバイトをしたことがあり、ほとんどの施設でゆるゆるだったのですが、今回の「屋久島サウスビレッジ」でも、かなりゆるいリゾバ生活でした。
個人経営の施設はそもそもマニュアルなんてものがないところも多く、それゆえ、正解が分からず苦労する場合もありますが、オーナーと気が合えば、これほど快適なリゾバ生活はなかなかありません。
プライベートな時間は海に山にと、とにかく毎日遊びまくっていました。
いくつか動画をまとめたので、見てもらえたら嬉しいです。
「屋久島サウスビレッジ」の食事条件はかなりアバウトで、「あそこに食費用のビンがあるから、心づけとしていくらでも良いからたまに入れてくれると嬉しいなあ」という感じでした。
こんな制度のリゾバ先は初めてで、正直、困りました!笑
みんないくら入れるんだろう…。入れなくても構わないし、みたいな感じ。
まかないを食べる食べないは完全に自由で、宿泊者も使う自炊棟があるので、そこで作って食べても良いです。
まかないを食べるなら、食事の配膳や片づけをちょこっと手伝ってね、みたいな感じでした。(10~20分くらい?仕事レベルじゃないです。)
基本的にまかないは宿泊者と一緒に食べるので、私は宿泊者が多い時には手伝って、一緒におしゃべりしながら食事を楽しみ、宿泊者が少ない日には自炊してプライベートの時間を充実させていました。
まかないが豪華だと感じた時にはそっと100円~200円入れてました。笑
「屋久島サウスビレッジ」は宿泊者との距離が近く、また長期滞在する客が多いので、自然と仲良くなりました。
ハイキングやSUP、地元のお祭りなど、一緒に遊びに出かける日もたくさんありましたし、宿のイベントで竹を取ってくるところから始める「本気の流しそうめん」なんかもありました。
ニュージーランドで知り合ったクライミング仲間が遊びに来てくれて、一緒に本富岳でクライミングをしました。(スコールに当たり敗退、後日ソロで完登)
色んな島でダイビングやシュノーケルをしてきましたが、屋久島の海はそうとう魚影が濃く、海亀出現率もかなり高かったです。
その他にも、屋久島はとにかくアウトドアの遊びが充実していて、毎日すごく楽しかったです。
屋久島は縄文杉だけじゃないよ♪
アウトドアが好きな人にはマジで遊び放題パラダイス!
まとめ
屋久島は、私の好きな遊びが特に充実していることもあり、普通のリゾートバイトではなく、直雇用でゆるい仕事を選びました。
派遣会社経由なら、1日8時間労働になると思いますが、その分時給や待遇も良いはずです。
屋久島の魅力は、まだまだたくさんあり、正直4ヶ月でも足りないくらいでしたが、さらに優先してやりたいことが見つかってしまったので、離れることにしました。
屋久島のリゾートバイトに興味のある人や、稼ぎよりも遊びをメインにしたリゾバ求人の探し方を知りたい人に参考になれば幸いです。
その他のリゾバ体験談、リゾバに役立つ記事の一覧は下のリンクからチェックしてください。
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