
リゾートバイトをしてみたいけど、接客はちょっと苦手…。
裏方でコツコツ働ける仕事ってないかな?
そんな人におすすめなのが、洗い場スタッフです。
この記事では、洗い場の具体的な仕事内容や職場による働き方の違い、一日の流れ、向き不向きなどを詳しく紹介します。

ひとことで「洗い場」と言っても、職場によって働き方は結構違います!
おすすめの職場の選び方も紹介するので参考にしてください。

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私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績470人以上。もちろん無料です。笑)
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リゾバによくある職種について、自身の体験とリゾバ仲間から直接聞いた内容を一挙にまとめた「職種選びの決定版」となる人気記事もぜひご覧ください。
洗い場の仕事内容

リゾバに限らず、飲食関係の仕事を合計10年近くやってきた筆者が、洗い場の仕事内容を詳しく紹介します。

一般的な店舗では、びっくりドンキー、回転寿司屋などのチェーン店、居酒屋、イタリアンレストラン、カフェ、高級日本食料理屋など。
リゾバでは、家族経営の小さな民宿や大型老舗温泉旅館、結婚式が行われる有名ホテルまで、色んな宿泊施設で働きました。
どんな施設でも、洗い場の仕事内容はほぼ変わらず、レストランや食堂で使われたお皿や調理器具の洗浄・片付けです。
基本的には裏方の業務で、接客はほとんどありません。
稀に、ホールの人手が足りない時には、お皿を下げてくるように頼まれることもありますが、接客と呼べるほどお客さんと関わることはありません。
洗い場の仕事の流れ
洗い場の仕事は、レストランの営業時間に沿って進んでいきます。
調理やホールなどと違い、仕込みや事前準備はないので、営業時間に合わせて出勤になります。
出勤したら、まず洗い場のセット、受け入れ準備をしていきます。
食洗機のスイッチをいれたり、洗剤がちゃんと補充されているかなどのチェックです。
調理道具の洗い物も任される施設では、仕込みに使ったフライパンや鍋、タッパー、トレー等がシンクに大量に重なっているので、それらを洗って片付けます。

例として写真を2つ載せておきますね。
これらは少ない方ですが、出勤するとだいたいこんな感じで洗い物がすでに溜まってます。笑


そうこうしているうちに、お客さんが使ったお皿やグラス、カトラリーも下げられてくるので、ひたすら洗っていきます。
ゴミや食べ残しはゴミ箱に落として、シャワーやざっと手洗いで汚れを落としてから食洗機に入れる施設が多いです。
いかに手早く、洗い物を溜め込まずに食洗機を効率よく回していけるかがポイントです。
ランチやディナーも作業内容は同じです。
一日中オープンしている施設ならシフト制勤務になりますが、営業時間のトータルが8時間以内なら、中抜けで長い休憩時間挟んでの勤務になる可能性が高いです。

多くの旅館・ホテルでは、ランチはそれほど力を入れていないので、朝食とディナーの勤務になります。
働く時間帯がどうなるかは、担当者にしっかり確認してください。
洗い物を全て片付けて、最後に食洗機とシンクを洗い、ゴミ出しすれば終了です。
だいたい22:00~23:00頃退勤になることが多いですが、数組の客だけがいつまでも残っているような状況だと、先に退勤し、少しの洗い物はまた翌日というパターンもあります。
レストラン・旅館・ホテル…職場による違いは?

職場による、洗い場の働き方の違いについて紹介します。
席数100未満の一般的なレストランやホテルの洗い場
- 基本1人、忙しい時期や時間帯は2人で作業する場合もある
- 2人で作業する場合は、ざっと洗って食洗機に入れるまでが1人、もう1人が食洗機から出して拭き上げ、片付けのパターンが多い
- 洗い場もそれほど大きくないので、スペースを有効活用しながら作業する
- 調理道具など、調理場からの洗い物も頼まれることが多い

ほぼ1人で作業するので、大変ではあるけれど人間関係の煩わしさは少な目です。
温泉旅館などの和食・懐石料理系の洗い場
- 種類が豊富で、特に小皿が多いのが特徴
- 食洗機に入れられない食器があり、その場合手洗いが多くなり大変
- 食洗機が使えたとしても、形が複雑で一度にたくさん入れられないことがある
- 高価で取り扱いに気を遣う食器もある

食にこだわってる旅館は食器も変わったものが多く、洗い場レベルは結構高めです。
大型ホテルやバイキング会場の洗い場
- 食器の数はとても多いが、同じ形の食器が多くて作業しやすい
- 人手が足りてないと、ホールまで洗い物を取りに行くこともある
- 大きな旅館やホテルなら、洗い場は常に2人以上体制のことが多い
- バイキングは営業終了時に、料理を入れている容器が大量に戻ってくる

リゾバで一番求人が多いのはこのタイプ。
大きなパーティーや結婚式も扱うホテルだとグラスの数も大量。
スキー場のゲレンデ食堂
- ハイシーズンはかなり忙しく、手際の良さが求められる
- アルバイト同士の距離が近く、フレンドリーな雰囲気がある
- 高価な食器はまずないので、取り扱いは楽
- 洗い場リゾバが初めてなら一番おすすめ

スキー場はシーズンごとに募集がかかるので、調理場あるあるの派閥みたいのもできにくいし、雰囲気がフレッシュでおすすめ。
洗い場の設備について

洗い場の設備は、職場によって結構違いがあり、それによって洗い方も変わってきます。

よくあるタイプを3つ紹介しますね。
- シンクがいくつか並んでいて、一槽目に水を貯めて漬け置き洗いするタイプ
このタイプは、とりあえず一槽目にどんどん食器を入れていって、ざっと汚れを落とすやり方なんだけど、この一槽目の水がすごく汚くなるから、私は苦手。手を突っ込みたくない。 - シャワーがついていて、ごみを流すタイプ
このタイプは手は汚れにくいけど、うまくシャワーを使わないと水が跳び跳ねて顔にかかるから気を付けて。片手がシャワーで塞がるので、あまり作業スピードは上がらない。 - 一つ一つきちんと手洗いしてから食洗機にいれるタイプ
このタイプは、食洗機はすすぎの為に使ってる感じ。汚れはスポンジでしっかり落とさなきゃいけないので一番手が荒れやすい。

どのタイプが一番楽なの?

楽なのは一番目のシンクに水を貯めるタイプですね。スピードも一番早いです。
とはいえ、洗い場の設備がどうかで応募を決めたり辞めたりするレベルではないですが。
洗い場リゾバの一日

参考に、以下のタイムスケジュールは私が実際に働いたことのある温泉旅館の一日の流れです。
館内寮で出勤が1分だったので楽でした。
参考記事:リゾバの寮「客室寮」のメリット・デメリットを紹介 >
時間帯 | 仕事内容 |
---|---|
~6:00 | 起床、出勤 |
6:00~ | 朝食バイキングの食器洗いスタート。最初はゆったり |
7:00~ | 朝のピーク。食器の片づけは後回しで、とりあえず洗っていく |
9:00~ | ピーク過ぎ。合間にできてなかった食器の拭き上げなどをして片付けていく |
10:00 | 退勤。朝食バイキングの残りがまかないでした |
10:00~17:00 | 中抜け。散歩したり、寝たり、自由時間。よく河原で本を読んでました |
17:00~ | 夜の出勤。先にバイキング時の残りや調理道具の洗い物 |
18:00~ | 夜だけパートのおばちゃんと2人体制 |
18:30~ | 夜のピーク。拭き上げと片付けはおばちゃんに任せる |
21:30~22:00 | ピーク過ぎ。洗い場の掃除・ゴミ出しなど |
終わり次第 | 退勤。その日によって違うが、忙しい日でも22:15を超えることは無かった |
洗い場リゾバのメリット・デメリット
洗い場のリゾバは、特別なスキルや経験が必要ないので、誰でも応募可能で不採用になることがまずありません。
仕事で覚えることも少なく、慣れるのも早いため、プライベートを充実させたい人にはおすすめです。
客の目に触れる仕事ではないので、茶髪やタトゥーなどで他の求人に応募出来ない人でも採用されやすいです。
基本的に一人作業、数人でやる場合にも自分の持ち場をこなすだけなので、チームワークや人付き合いが苦手な人でもなんとかなります。
毎日ひたすら洗い物を続けるだけなので、飽き性の人には向いていません。
他のスタッフとの連携もほとんど無いので、一人で黙々と作業するのが苦手な人は避けましょう。
大型施設では洗い物の数も半端なく多いので、「ただ洗うだけだから楽」と高をくくっていると予想以上に大変さを感じると思います。
きちんと出来て当たり前を求められるので、戻す場所を間違えたり、洗い残しがあると厳しく指摘されることもあります。
何故か洗い場は調理場の中では下に見られることが多く、雑な扱いを受けやすいです。

洗い場だっていなくては困る大切なポジションなんですけどね…。
「誰でも出来る簡単な仕事」と捉えて、横柄な態度で接してくるアホなスタッフがたまにいます。
一日中水仕事になるので手が荒れやすく、ハンドクリーム必須です。
赤切れや切り傷等、手に怪我をしてしまうとなかなか治らないので十分注意しましょう。
リゾバで洗い場の職種を選ぶなら、大きすぎない施設を選ぶと洗い物もそれほど多くないのでまだマシです。(でも「洗い場」の求人を専属で設けるような施設はたいてい大型)
身長によっては中腰姿勢が長時間続くこともあるので、手荒れだけでなく腰も注意してください。(腰痛持ちは避けるのが無難)

私は20代後半からぎっくり腰を頻繁にするようになって、もう洗い場リゾバは辞めました。
洗い場は、お客さんの入り状況によって忙しさが大きく変わります。
例えば、修学旅行とかで団体客がどっと入るとめちゃくちゃ忙しいし、逆に閑散期で予約の少ない時期は早上がりになったりもします。

毎日安定して同じ時間働きたいって人は、職場選びを慎重にしてくださいね。
洗い場リゾバに向いている人

洗い場リゾバに向いている人の特徴を紹介します。
- 黙々と作業するのが得意
- 体力に自信がある
- 接客はあまり好きじゃない
- きれい好き、または几帳面な性格

わいわい仲良く働きたい人とか、同じことをずっと続けるのが苦手な人は向いてないってことか。
洗い場リゾバの選び方
洗い場のリゾバは、きちんと働きやすい職場を選べば問題ありません。

しっかりと確認しておきたい条件は以下の3つです。
- 何人で働くことになるのか
- 繁忙期や閑散期でどれくらい忙しさが変わるのか(残業・早上がりの可能性)
- 職場の雰囲気はどうか
特に職場の雰囲気はとても大事で、飲食系って雰囲気悪いところは本当に悪いんですよね。
「ただ黙々と洗うだけ」のはずなんですけどね。ホールや調理場に嫌なスタッフがいると思わぬ迷惑を受けることがあるかもしれません。

洗い場に限らず、やっぱり人間関係の良好な職場の方が働きやすくて良いですよね。
「リゾートバイトダイブ」では、求人ごとのレビュー・口コミが見れるので、求人選びの参考になります。

洗い場に限らず、リゾートバイトは仕事環境と生活環境の変化がダブルでやってくるので、慣れるまでは疲れも溜まりやすいです。
仕事以外の条件もしっかりと確認しておくことで、楽しいリゾバになるはずです。

仕事以外で特にチェックしておきたいポイントは以下の3つです。
- 寮・周辺環境
- まかない条件
- リゾートバイターの人数
1.寮・周辺環境
リゾバの寮はいろんなタイプがあるので、自分が生活していて楽な寮を選ぶと良いです。

人気なのは、アパートみたいな「完全個室寮」やホテル暮らしが出来る「客室寮」ですね。
いろんなタイプの寮を紹介しているので参考にしてください。
- 完全個室(1R個室)
単身用アパートのように、風呂やトイレ・簡易キッチンなども自分の部屋にある。 - ふつうの個室
スキー場、有名ホテルなどに多い。大浴場や共同キッチン・社員食堂などがある。 - 館内寮(客室寮)
温泉旅館などに多い。働く施設の一部にスタッフ用の部屋がある。
「客室寮」はその名の通り、お客様が使う部屋を使います。 - 相部屋
ニセコ・白馬など、スキー場や沖縄などの人気エリアに多い。
1部屋を2人、またはそれ以上で使う。 - シェアハウスのように一軒家(アパート)を数人で使うタイプ
自分の部屋以外の共有施設はみんなで使い、掃除やゴミ出しなどの管理も協力して行う。
2.まかない条件
リゾバはまかない条件も様々です。3食無料で毎回手作りの美味しいご飯が食べられる職場もあれば、まかないはつかず自炊の求人もあります。

リゾバ経験者はまず間違いなく同意すると思いますが、まかない条件の悪い職場だと、ストレス溜まりやすいですし、ストレス発散の為の出費も多くなります。
私やリゾバ仲間のまかないツイートをいくつか紹介しますね。
今回のリゾバまかないを公開その④
— けんのリゾバ旅。奄美なう (@rezoba_ken) May 22, 2024
一食200円。
①チキン南蛮
②とろろそば温玉つき、炊き込みご飯
③麻婆豆腐
④塩焼き鳥
ここ来てからずーっと思ってるんだけど、マジで美味い✨
ただ贅沢を言うなら、肉率高めなので、海鮮丼とか出て欲しいはある。
自分でレストラン行けって話ではある。 pic.twitter.com/UDDGWgck2N
リゾバのまかないって、ほんと現場によって違う。
— だいき@自己破産して再スタート (@2021daiki) July 28, 2025
前の西表島は毎日ほぼ既製品のお弁当。3日で飽きた…。
今の職場は、島のおばちゃんたちの手作りごはん。日替わりでありがたい✨
たまに弁当の日もあるけど、たぶんおばちゃんたちの休日😌
資本の差ってこういうとこに出るよね。 pic.twitter.com/2Ypy5sdOsn
またこのえげつない豪華なまかないを頂く生活が始まりました…。
— たかみか|旅に生きる2人 (@tt_resort) July 11, 2025
普通に注文したら2つで4,000円近くするモノを無料で頂けるのはリゾバの特権すぎる💦 pic.twitter.com/n8lmq93vjZ
3.リゾートバイターが多い求人を選ぶ
たとえ同じ洗い場ではなくとも、同じレストラン内やホテル内にリゾートバイターが多い職場なら、何か困ったことがあったときに相談しやすいし、仲良くなれば一緒に観光にも行きやすいので、楽しいリゾバになりやすいです。
逆に自分以外社員しかいないような職場だと、なかなか雰囲気に馴染めなかったり、下手すると雑用処理班みたいにこき使われる可能性もあります。
自分の前にもたくさんリゾートバイターを雇ってきた経験のある施設なら、リゾートバイターの扱いにも慣れているので指示にも無理が少ないし、分からなくて困るような場面が少ないです。

やっぱりリゾバって言ったらみんなでわいわいってのが醍醐味でしょ!

他に何人リゾートバイターが働いているかは、派遣会社に聞けばすぐに教えてくれます。
洗い場の求人が多い派遣会社

【2025年8月】リゾートバイトのおすすめ派遣会社6社徹底比較ランキング!の中で、洗い場の求人が多い派遣会社は以下の3社です。

特に1位のリゾートバイト.comは高時給の求人が多いのでおすすめです!
リゾバの洗い場体験談まとめ
本記事では、今までレストランやホテルでリゾバを経験してきた筆者が、洗い場のリゾバについて詳しく紹介しました。
リゾバは良い職場に当たれば本当に楽しく働けるし、貯金もしっかり出来たりと魅力がたくさんあります。

変な職場に当たってしまうと「こんなキツイなんて…全然遊べないし、もう辞めたい(泣)」なんてことにもなりかねません。
職場の雰囲気や実際の作業内容は、しっかり担当者に確認してから応募しましょう。
それなりのスピードや丁寧さは、どの洗い場の求人でも求められますが、人間関係が良く、受け入れ態勢が整っている職場なら、きっと忙しくても楽しんで働けますよ。
リゾバは仕事内容だけじゃなく、生活環境も大切なので、どんな寮で、周辺には何があるのかなんてのもきちんとチェックしてね。
リゾバ初心者にありがちな失敗と解決策は下の人気記事で紹介しています。

本記事の内容が、洗い場リゾバに興味ある人の参考になれば幸いです。
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