
スキー場のリゾートバイトでキッズパークを検討中なんだけど、具体的な仕事内容やメリット・デメリットを教えて!
スキー場リゾバの職種のひとつ、キッズパーク。
・子供たちの相手をするのかな?
・ソリの貸し出しとか?
スキー場に滑りに行っても、子供連れの人じゃないとあまりしっかりとチェックすることが無いので、実際どんな感じなんだろうって気になりますよね?
「一日中外に出っぱなしで寒さ厳しいかな?」
「外国人の客にはやっぱ英語話せないと難しいかな?」
などなど。

今回は仲良しのリゾバ仲間けいじくん(20代)がキッズパークの経験者ということで、キッズパークスタッフの実態について詳しくお話を聞かせて頂きました。

野沢温泉スキー場でキッズパークスタッフとしてリゾバしました。
過去一良い職場で、最高に楽しいリゾバになりました!
そもそもスキー場リゾバ自体が初めてで、スキー場リゾバのメリット・デメリットについて知りたい人はこちらの記事もおすすめです。

その他のスキー場リゾバ体験談は以下のリンクからチェック出来ます。
各スキー場の特徴なども紹介しています。

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私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績470人以上。もちろん無料です。笑)
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キッズパークスタッフの仕事内容
野沢温泉スキー場でのキッズパークスタッフの仕事内容は大きく分けて以下の3つです。
キッズパークの監視

キッズパークの監視は、子供たちの遊び場と、さらにそのすぐ横にある初心者用のコースも含まれます。
一番事故が起こりやすいのが、斜面を登るエスカレーター的なやつの周りなので、そこは特に注意して見ていました。
自分ではないですが、監視の際によそ見していて子供が怪我してしまったスタッフもいました。

監視さえしっかりしていればあとは自由なので、子供と雪合戦したり、雪だるまや雪像を作ったりしていました。
どうしたらお客さんが喜んでくれるかなと考えながら仕事をするのが楽しかったです。

レンタル品の貸し出しなどはキッズパークの担当ではないとのこと。
子供たちと遊びながらでもOKとか、かなり自由度の高い職場ですね!


雪面に絵描いたり…え、これ、営業中ですよね?笑
雪像のクオリティもやたら高い!笑
スノーモービルの運転

野沢温泉スキー場では、メインとなるゲレンデの入り口が2か所(長坂・日陰)あるので、その間をシャトルバス的な役割でスノーモービルが走ります。
一度に10人くらい乗せて、片道5分程度の運行です。

お客さんを乗せているので安全第一、丁寧に運転していました。
雪面の状況が悪い時もあり、スリップして転倒してしまったスタッフもいます。

私もパトロールの仕事でよくお客さんを乗せてモービルで走りますが、雪降ってて視界が悪かったり、横滑りして思うように行きたい方向へ行けなかったり、モービルの運転は難しいです。
雪かき

雪かきっていうか…ベンチ作ってる。笑
夜の間に、圧雪車がだいたいのところは綺麗にしてくれていますが、圧雪車が入れない部分などはスコップで雪かきします。
主に営業前の仕事ですが、営業中にも雪が降り続けば、必要に応じて雪かきをします。

キッズパークの仕事の中では、雪かきが一番重労働っぽいな。
営業中は監視とスノーモービルの運転がメインだから、思ってたより楽な仕事かもしれない。

キッズパークスタッフと言っても、子供やお客さんと遊ぶのがメインではないんですね。
接客要素が少な目なので、接客の仕事が苦手な人でも大丈夫そうですね。
キッズパークスタッフの一日の流れ

~7:30 | 起床・仕事準備・出勤 |
8:00~ | オープン準備 |
8:30~ | 監視・モービル運転・待機 |
昼休憩(1時間)特に決まった時間は無く待機中に | |
午後 | 監視・モービル運転・待機 |
16:30 | 片付け、退勤(残業は基本無し) |
オープン準備は、危険な場所へのネット設置、雪かき、モービルのガソリン入れなどです。
片付けはその逆でネットの撤去、モービルにカバーをかけたりなど。

営業中は基本5人での交代業務です。
1時間モービル運転、30分監視をその日のメンバーで順番を決めて実施していました。
それ以外の時間はぜんぶ待機です。

待機の時間もけっこう多いですね!
外で働いている時間は、一日あたり実質5~6時間くらいかな。
キッズパークスタッフのメリット・デメリット

スキー場キッズパークスタッフのメリット・デメリットを紹介します。
子供たちと遊ぶのが直接の仕事内容ではありませんが、キッズパークで働いていれば自然と子供たちと触れ合う機会は多いです。
野沢温泉スキー場に限らず、いまや日本の有名どころのスキー場はどこも外国人率がかなり高いので、英語を使おうと思えば使える機会はたくさんあります。

キッズパークスタッフの待機場所と同じ場所にインフォメーションがあるので、 待機時間はそこに座らせてもらい、海外のお客さんの接客をして英語の勉強をしていました。

もはや職種変わってる!笑
もちろんすぐ近くでインフォメーションのスタッフがいて何かあればすぐ代わるだろうけど、野沢温泉スキー場の仲良し度、自由度はんぱねえな。
私もそうでしたが、リゾバ中に英語力アップして、ワーホリや留学に備える人多いですよね。
スキー場のリゾバは英語力アップに繋がる仕事が多いのでおすすめです!
キッズパークスタッフは、ゲレンデの閉まる時間が決まっているため、基本的に残業になりません。
リフト係やチケット販売係ならナイター残業が当番で回ってきたりしますが、キッズパークまでナイターに対応しているスキー場はまずありませんからね。

野沢温泉のキッズパークスタッフは、一日当たり7時間45分勤務です。
残業もたくさんしてがっつり稼ぎたい人には向いてないかも。

野沢温泉スキー場はそもそもナイターが週1日しかないので、ナイターで滑り込むのにも向いてないです。
温泉巡りや村で酒を飲んだり、ゲレンデ以外も楽しみたい人におすすめです。

寒い時は無駄に雪かきをしたりして体を暖めていました。笑
シャトルの運転はモービルにグリップヒーターがついてるのでそこまで寒くはないです。
寮からスキー場まで約1キロの坂を登っていくので、どんなに寒い日でも到着したら汗びちょびちょになりました。

野沢温泉スキー場のリゾバで、通勤が大変で…というスタッフは多いです。
私は通勤している間に体がほぐれて準備体操代わりになるな!と前向きにとらえるようにしていました。笑
キッズパークスタッフの給料
今回お話を伺ったけいじくんの場合の給料データです。
時給 | 1,250円 |
休日数 | 月9日(派遣会社で決まった日数) |
月収 | 平均22万円くらい(社保等引かれる前) |

今回の野沢温泉スキー場は<リゾートバイト.com>からの応募でした。
派遣会社の方で月9日は休日としっかり決まっていたので、それほど連勤にならず働くことができました。

スキー場の求人は、派遣会社を通しても『派遣』だけではなく『直接雇用』になる求人も多いです。
『派遣』か『直接雇用』かで、社会保険の加入有無、残業や休日の条件も変わってくるので、どちらが自分にとって合っているかよく検討してから応募してくださいね。
・『派遣』と『直接雇用』って何が違うの?
・国保や年金の手続きってどうすれば良いの?
という人の為に、リゾバに関する保険や税金の違い、手続きを詳しく記事にまとめました。
スキー場キッズパークスタッフ求人の探し方

リゾートバイトをする際は、出来るだけ複数の派遣会社の求人を見比べて、どこから応募するか決めましょう。
私も毎回そうですが、今回お話を伺ったけいじくんも、3年間のリゾバ経験の中で派遣会社を変えつつその時々の理想の求人に応募しています。

今まで奥美濃、ルスツとスキー場リゾバを経験してきて、今回は野沢温泉で探していました。
子供が苦手だったので子供慣れしたいなと思ってキッズパークを選んだのですが、職場の人間関係も過去一良くて、本当に楽しいリゾバになりました。

多くの派遣会社のサイトでは「フリーワード🔍検索」の機能があるので、そこに「キッズパーク」と入れるか、職種の項目の中に「キッズパーク」があればそれにチェックを入れて探します。
派遣会社によって扱っている求人が違うし、たとえ同じスキー場の同じ職種でも時給や待遇が違うことがあるのがリゾートバイト。(もやは常識!)
少しでも自分の理想の求人を探すために、さらに他のスタッフより時給が低かったなんて損がないように、下調べは念入りに、色んな派遣会社の求人をよく見比べて応募してくださいね。
上の画像は、「リゾートバイト.com(グッドマンサービス)」と「アルファリゾート(アルファスタッフ)」に載っていた実際の求人ですが、同じキロロのリフトスタッフでも時給が50円~70円違います。
たった50円と思うかも知れませんが、一ヶ月に換算すると10,000円くらいの差が出ます!
経由する派遣会社が違うだけでこんなに違うのなら、しっかりと比較検討するべきですよね。

私は以下の6社すべてに登録して、それぞれの担当者とやりとりして決めています。
それぞれ派遣会社の特徴やメリット・デメリットは人気記事で詳しく解説しています。
よくある質問

ここからは、私がいつもリゾバ探しで気になること(たぶんみんなも気になること)を色々質問して答えてもらった内容を紹介していきます。
キッズパークスタッフの人数や年齢・男女比は?雰囲気はどんな感じ?
キッズパークスタッフの人数は全部で7人。
年齢層は20前半から50前半まで幅広く、男女比は男3、女4でした。

キッズパークの社員さんはみんないい人で、 本当に仕事がしやすかったです!
今までいろんな職場で働いてきましたが、 1番良かったです!
僕が働いた時は、派遣のメンバーもみんな仲が良くて休みの日でも職場に遊びに行ってました。笑

なんだかんだ、人間関係が一番重要よな。
どんな楽しい仕事でも雰囲気悪いと最悪だし、逆に仕事大変でも仲間が良いと頑張れる!

スキー場によると思いますが、年齢層の幅が広く、男女の割合が同じくらいの職場は人間関係が良い場合が多い気がします。
寮の生活はどんな感じ?
野沢温泉スキー場の寮はみんな相部屋でした。
僕は仲のいい友達と一緒に応募して同じ部屋になったので良かったけれど、初対面同士で相性が悪いと喧嘩しているところもありましたね。
野沢温泉スキー場の寮はいくつかあって、 横落寮にしか食堂とお風呂がないので、僕が住んでいる寮からは毎回5分ほど坂道を歩いてご飯を食べに行かないといけませんでした。

休みの日もご飯を食べるためにはいちいち横落寮まで行かないといけないので、それがけっこう憂鬱でした。
お風呂は外湯が寮のすぐ近くにあったので、毎日外湯に入りに行っていました。
仕事終わりの熱々の外湯は最高でした!

野沢温泉スキー場で働くなら、できる限り早めに応募して横落寮に入れるようにするのがおすすめです。
横落寮ならカーテンでベッドスペースが区切られているので、相部屋でもプライベートが保ちやすく過ごしやすかったです。

こちらは横落寮。
ベッドが横並びでカーテン付き。
下の段がすべて荷物入れになってます。
トイレと洗面台もついています。

こちらがけいじくんが住んでいた寮。
仕切りなどはなく、敷布団。
仲良くなれれば良いけれど、プライベートは皆無ですね。
寮費や食費はかかる?

野沢温泉スキー場では、寮費・食費ともに無料です。
節約しようと思えば生活費は数千円で済みます。
どこもリゾート地価格なので、仲間と飲みに出れば、一回で一万円を超える可能性もあります。
生活必需品も村内で買うとめっちゃ高いです。
みんなと楽しみたいけれど、節約して貯金にも繋げたい…悩ましいところですよね。
ひと月いくらまではOKとあらかじめ決めておくと良いかも。

野沢温泉は歩いて行ける距離に飲み屋がたくさんあるので誘惑が多い!
毎晩飲み歩いて、リゾバで稼いだ金ほとんど残ってないなんて人もいましたね。笑
リゾバのメリットとして寮費や食費が無料のところが多いですが、実はスキー場リゾバでは寮費や食費がかかるところが多いんです。
ヒラフのような超人気エリアだとそもそも相部屋しか無かったり、それ以外のスキー場でも相部屋だと寮費無料だけど、個室だと有料(月7,000円くらい~)のところが多いです。
食費も同じく、1食200円~400円かかるようなスキー場もあれば、3食無料のところもあります。

あと『派遣』は無料だけど『直接雇用』だと寮費や食費がかかるなんて場合もあります。
求人によって、また雇用形態によって色んな条件があるので、大変だけどしっかり見比べて検討してね。
やる前に不安だったことは?

子供とうまく接することができるか不安でした。
実際は子供の相手がメインじゃなかったけれど、雪合戦したり、適度に触れ合えて良い環境でした。
仕事内容の不安、人間関係の不安、寮や食事の不安、リゾバって、仕事が決まるまでも、決まってからいざ始まるまでも不安がつきもの。

かれこれ20回以上もリゾバしている私でも、新しいリゾバの前はいつも不安です。
それでも、きっと楽しいリゾバになるはず!と念を送って毎回挑んでます。笑
少しでも不安なこと、気になることは、派遣会社の担当者に遠慮せずに聞いて確認しておきましょう。
自分で用意しなきゃいけない仕事道具は何かある?

監視のとき眩しいのでサングラスは必須!
他は防寒着、スノーブーツがあればOKです。
手袋は冬用のテムレスを使っていました。

仕事に必要なものは、基本的に派遣会社から送られてくる「持ち物リスト」に書いてあります。
新たに買い足すときは、必ずレシートを取っておきましょう!
リゾバあるあるなのですが、派遣会社の担当者がきちんと現場の実態を把握していなくて、「せっかく用意したのに必要なかった」ってことが割とよくあります。
そんな時は、「派遣会社の持ち物リストに書いてあったからわざわざ買ったのに、使わないから返金してくれ!」と言ってレシートを見せると良いです。
お客さんはどんな人が多い?

ハイシーズンは9割外国人(オーストラリアがほとんど)ですね。
3月半ば以降、シーズン終わりに近づくと日本人の割合が大きくなってきました。
野沢温泉は、3月末までが冬山シーズン、4月からは春山シーズンと分かれています。
4月からは、運行するリフト、コースが大幅に縮小されますが、雪があればGWまで営業します。
だいたいのスタッフは3月末で期間満了して帰っていきますが、春山も残りたい人は2月後半ぐらいから申請用紙が回ってくるので、そこに希望期間を記入します。

春山シーズンは、スタッフ人数の調整により、それまで働いていた部署とは変わる場合もあります。
私は残りませんでしたが、けいじくんはGWまで残って働くことにしたようです。
休日は何してる?
午前中はスノボをして、 昼くらいからカフェに行き、 スパリーナのジムで筋トレをしていました。たまに外湯めぐりも。

車が無くても歩いて行ける範囲で楽しめることが多くて良かったです。
たまに友達と休み合わせて長野駅の方まで遊びに行くこともありました。
筆者と休みがあって一緒に滑った時の動画👇

車があると行動範囲広がるけど、野沢温泉なら車なしでも十分楽しめると思います。
長野駅まで行っても、片道2,000円程度なので、善光寺行ったり、都会?的な遊びも出来ますよ。
まとめ
今回は、仲良しのリゾバ仲間けいじくん(20代)に協力していただき、野沢温泉スキー場でのキッズパークスタッフの仕事内容や一日の流れ、メリット・デメリットについても紹介しました。
スキー場によって勤務時間やスタッフの年齢層・男女比などは多少違いがあると思いますが、ひとつの参考になれば。

野沢温泉スキー場のキッズパークは、人間関係も良く、仕事を通して英語力アップや、待機時間の有効活用など、メリットがたくさんありますね。

野沢温泉スキー場のキッズパークは、仕事だけど自由度が高く、楽しく働けました。
きっとここで働けば最高の思い出ができると思います!
野沢温泉のキッズパークについて何か聞きたいことがあればYoutubeからコメントください。
スキー場で他の職種にも興味がある人はこちらをチェック→スキー場リゾバ体験談まとめ >>>
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