リゾートバイトでナイトフロントの求人が「稼げる」って聞いて気になってるんだけど、具体的な仕事内容やメリット・デメリットってどんな感じなんだろう…?
ホテルに泊まったことがある人なら、普通のフロントスタッフの仕事ぶりは自然と目に入るので、なんとなくどんな仕事をするのか分かりますよね。
しかし、深夜に働く「ナイトフロント」の具体的な業務や一日の流れについては、未知な部分が多いのではないでしょうか?
今回はスキー場リゾバで仲良くなった優香さん(仮名:30代前半)にナイトフロントの実態について詳しく教えてもらいました。
実際に働いたことのある人から体験談を聞けたことで、次回以降のリゾバの選択肢として「ナイトフロント、めちゃくちゃアリだな!」と感じました。
スキー場のホテルでひと冬、ナイトフロントとしてリゾバしました。
私の体験がみなさんのリゾバ選びの参考になれば嬉しいです。
スキー場リゾバの募集は年々早くなってきていて、2024-25シーズンも、早いところでは7月末から出始め、8月末頃にその他のスキー場求人も一気に増えました。
条件の良い求人は9月中にはほぼ無くなると言って良いでしょう。
2024-25年は募集がかかってすぐに応募したので希望のスキー場、職種に決まって一安心。
働きたいスキー場や職種の候補がある人はサイトをこまめにチェックして、早め早めに動きだしましょう。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
その他のSNSでの発信はこちらにまとめてあります→インスタ・Tiktok・Youtube
使い慣れているところからコメントやDMでご連絡ください。
ナイトフロントはどんな人におすすめ?
ひと冬ナイトフロントとしてリゾバしてどうでした?「またやりたい」って思いましたか?
もちろん!というか、また来年もやる予定です。笑
おお!そうなんですね!
色々気になる事はあるんですが、手っ取り早く、まずはこんな人におすすめとか、こんな人は向いてないと思うってのがあれば最初に教えて欲しいです。
あくまで私の考えですが、以下の点に当てはまる人はナイトフロントに向いていると思います!
逆に当てはまらない人は止めておいた方が良いかも…?
どこでもすぐ眠れる人
ナイトフロントの求人をチェックしていて分かったのは、私がリゾバしたスキー場のホテルだけでなく、ほぼ必ずと言って良いほど2~4時間程度の「仮眠時間」が設けてあることです。
私が働いたホテルでは、フロントの奥にちょっとした畳スペースがあり、その上に布団が敷いてあるので、仮眠時間はそこで寝ます。
別に必ず寝なくても良いんですけど、ナイトフロントの特権(昼間時間の活用)のためには、ここで寝ておくのがおすすめです。
フロントのすぐ隣なので、電話が鳴ったり、わずかな物音が気になり眠れなくなってしまう人は、何か趣味にあてたり、その時間を活用して勉強すると良いと思います。
<中抜けの求人>の休憩時間と同じような感じかな…?
昼夜逆転になっても平気な人
ナイトフロントはその名の通り、夜の時間に働き、昼間が自由時間になります。
この昼夜逆転生活が、合わない人にとっては結構しんどいと思います。
工場の2交代・3交代のようにローテーションしないだけマシですが、それでもうまく順応できる人と出来ない人がいると思います。
私はまさに、<製糖工場リゾバ>での昼夜逆転&ローテーションの勤務が合わな過ぎてしんどかったな…。
私は仮眠時間もぐっすり眠れたし、昼もスノボ後にしっかりと寝ていたので平気でしたが、一緒に働いていたもう一人のスタッフは、「眠い…」が口癖みたいになってました。笑
寮のカーテンをぴっちりと閉めても遮光性が低く真っ暗にはならないとか、他のスタッフが夕食として食べるがっつり系のまかないを寝起きで食べるとかも、人によってはストレスになると思います。
一人時間も楽しめる人
ナイトフロントで働くと、他のバイターと自由時間が合わないので、一人時間も楽しめる人が向いていると思います。
みんなが働いている時間に自由に動き回れるのは良かったですが、「仕事終わりにみんなでナイター」とか、そういう楽しみは基本出来ません。
私の職場は日勤のフロントスタッフが2年目で、みんなで遊べるようにって気を利かせて休日に誘ってくれたのでとても嬉しかったです。
私みたいに一人で黙々とスキーの練習するのが好きなタイプはむしろ向いてるのかも…?
ナイトフロントの仕事内容・一日の流れ
ナイトフロントの具体的な仕事内容と一日の流れを教えて欲しいです。
ナイトフロントは細々とした業務が多いですが、難しいものは何もありません。
一日の流れと共に説明していきますね。
普通のフロントとナイトフロントの勤務時間帯の違い
色のついている部分が勤務時間です。
↓↓↓↓↓↓↓↓
時刻 | 仕事内容 |
---|---|
19:00~ | 出勤、引継ぎ、データ入力、翌日の準備 |
22:00~ | 館内見回り、トイレ・浴室の清掃、自販機・売店の補充 |
24:00~ | 仮眠(もう一人と交代制) |
3:00~ | 待機(もう一人と交代制) |
6:00~ | チェックアウト |
~8:00 | 引継ぎ、退勤 |
19:00~ 出勤、引継ぎ、データ確認・入力、翌日の準備
19時5分前くらいに出勤して、まずは日勤のフロントスタッフから仕事を引き継ぎます。
と言っても特別なことはそうそう起きないので、ほとんど雑談して終わりです。笑
日勤のスタッフが退勤したら、データ確認と入力、翌日の準備を行っていきます。
データ確認と入力は、宿泊者の予約と実際の部屋番号・人数・プラン等が合っているかを確認して、翌日以降の新たに入ってきた宿泊予約をパソコンに入力します。
宿泊者が少ないときはすぐに終わりますが、繁忙期はこれだけで3時間くらいかかります。
ちなみに私が勤務していたホテルは52室、最大292名が宿泊できます。
データ入力が終わったら、翌日のチェックアウト時にお客様に渡すスキーのリフト券やパンフレットなどをまとめてカウンターに用意しておきます。
私が働いたのはスキー場のホテルだったので、この時間帯からチェックインする人はまずいませんが、街中のホテルだとチェックイン対応も覚える必要があると思います。
ナイトフロントの業務は最初の2~3時間がメインで、後は基本のんびりとしていて、ほぼ休憩みたいなものです。
22:00~ 館内見回り、トイレ・浴室の清掃、自販機・売店の補充
だいたい22時頃から館内の見回りやトイレ・浴室の清掃、自販機・売店の補充に出かけます。
しっかりとした清掃は清掃のスタッフが昼間にするので、ナイトフロントのスタッフはゴミが落ちてたら拾ったり、洗面台が濡れていたら拭いたり、脱衣所のマットを片付けたりする程度です。
せかせかと忙しく動き回るようなことはなく、のんびりと自分のペースでやって大丈夫です。
24:00~ 仮眠(もう一人と交代制)
私が働いたホテルのナイトフロントは2人勤務だったので、24時~3時と3時~6時に分けて、交替で仮眠時間をとっていました。
私はだいたいいつも先に休憩を取らせてもらっていました。
どこでも眠れるタチなので、即布団に潜りこんで寝てましたね。笑
この仮眠時間は時給が発生しないですが、フロントに来たお客様の対応時にたまたま電話も鳴ったりすると、もう一人のスタッフにヘルプして欲しいと起こされます。
3:00~ 待機(もう一人と交代制)
3時からはもう一人のスタッフが仮眠時間に入ります。
残った業務があればそれをやったりしながら、でも基本的には何もすることがなく、スマホでゲームしたり、スノボの動画を観たりしながら暇つぶししています。
じっとしているのが苦手な人には退屈な時間かも知れませんが、座ってるだけでも時給がもらえるなんて、正直オイシイ仕事だなって思います。笑
6:00~ チェックアウト
6時からはまた2人体制での勤務になります。
スキー場のリフトが動き出すのは基本8時からなので、だいたいのお客様はそれに合わせてチェックアウトをしに来ます。
繁忙期だと、この時間帯はちょっとバタバタしますが、忙しくなりそうな日は社員さんがちょっと早めに出勤して手伝ってくれたりします。
~8:00 引継ぎ、退勤
8時5分前くらいに日勤のフロントが出勤してくるので、引継ぎをして退勤になります。
残業になることはまずありません。
私が働いたスキー場では、スタッフ用食堂の朝食時間が8時までで間に合わないので、ナイトフロントのスタッフはお弁当を受け取って帰ります。
私はだいたいその場でお弁当を食べて、2~3時間滑ってから寮に帰っていました。
ナイトフロントは稼げる?給料はどれくらい?
ナイトフロントは夜勤だし、勤務時間も長いから、やっぱり稼げますか?
実際、月の給料はどれくらいもらってましたか?
確かに他の部署より仕事が楽なのに稼げるのかなとは思うけど、めちゃくちゃ良いってわけでもないですよ。
法律によって、22時から5時までは深夜手当で時給が1.25倍になりますが、ナイトフロントはその時間帯に仮眠時間が設けられているので、実際に深夜手当が付いたのは22時~24時までと、3時から5時までの計4時間です。
深夜手当とは別に、1日8時間を超える勤務については残業手当で時給が1.25倍になります。
8時間を超えて残業手当がついたのは、6時~8時の2時間です。
ナイトフロントの給料計算
- 時給1,000円×4時間(19~22時、5~6時)=4,000円
- 深夜時給1,250円×4時間(22~24時、3~5時)=5,000円
- 残業時給1,250円×2時間(6~8時)=2,500円
- 一日あたり11,500円÷勤務時間数10時間=時給1,150円
いや、スキー場リゾバとしては十分高時給だと思いますよ!
月計算すると週休2日しても、264,500円ですね。
普通は昼休憩含めて9時間拘束で8時間分の時給がつく部署が多い中、私が働いたスキー場ではナイトフロントは13時間も拘束されて、10時間分しか時給がつかないから、それをどう考えるかなという点もあります。
Twitterのリゾバ仲間でナイトフロントをよく経験している人のツイートも紹介しておきます。
今月の収入は減税含めて28万でした。
— イクラ (@yMEmwQBwNoOdHi2) June 20, 2024
デイフロント6日くらいやってもこれくらいです
フルで🌉ナイトのアニキは32で🤩ビツクリしたらしい
閑散期でも繁盛期でもあまり仕事量変わらないので安定して稼ぎたい人はナイトフロントおすすめです
眠気と空腹との戦いですが😄
元々の時給が高いと、深夜割増もより高くなるのでお得感ありますね。
ってかやっぱナイトフロントめっちゃ稼げるやん!
私も同じスキー場で働いていましたが、寮費無料でさらに食費も休日含め3食無料だったのがとても良かったです。
スキー場は寮費や食費がかかるところが多く、貯めるのには向かないと言われますが、良い条件のところを見つければ毎日スキーしながらでも十分貯金ができますよ。
ナイトフロントはきつい?メリット・デメリットを紹介
ナイトフロントは生活スタイルさえ合えば、仕事自体は楽で良さそうだなってのが、今のところの私の感想ですが、「これはきつかった」って何かありますか?
私はスタッフにも恵まれたので、本当に良いリゾバになったのですが、たぶん、一緒に働くスタッフと相性が悪いとすごくキツイんじゃないかなって思いました。
ナイトフロントは1人で任される職場と、2人1組で勤務する職場があるようです。
1人ですべて任される職場は気楽だけど何かあったときにどうしよう…ってなりそうだし、2人1組で勤務する職場はもう1人とずっと2人きりなので、どんな人が来るか不安です。
女性の場合は、相手によってはセクハラとかそういう怖さもありますよね。
おちおち仮眠なんて出来ない、みたいな。
私も、癖の強いおじさんとかだったらどうしよう…とか実は思ってました。笑
実際はすらっとしたイケメン大学生だったので安心しました。
ナイトフロントのメリット
今までの話も含めて、一度ナイトフロントのメリットをまとめておきたいと思います。
ナイトフロントのメリット
- 基本的に仕事が楽
- 勤務中でもスマホを見たりできて自由
- 昼間に遊べる(スキー場では滑り放題)
- 時給が高くなり、さらに勤務時間が長めなので稼ぎやすい
ナイトフロントのデメリット
私が思いつくデメリットは以下の4つです。
ナイトフロントのデメリット
- 拘束時間が長い(暇つぶしが無いと辛い)
- 昼夜逆転生活が合わない人はつらい
- 他のバイターと自由時間を合わせずらい
- 2人1組勤務の場合はペアになるスタッフとの相性次第でかなり変わりそう
ナイトフロントの求人を探す際の注意点
ナイトフロントの求人って、男性しか募集が無いかと思っていたのですが、すぐに見つかりましたか?
派遣会社のサイト見ても「男性限定」とか「女性不可」とか書いてなくて探しづらいし、実はなかなか決まりませんでした。
結局4社の派遣会社に登録してようやく決まりました。
そんなに!という私も実は色んな派遣会社を試してみたくて、今まで登録だけのも含めれば9社に登録してるんですけどね。笑
優香さんが登録した派遣会社と、実際に仕事が決まった派遣会社はどこですか?
私が登録したのは以下の4社で、最終的には「アルファリゾート」で決まりました。
「リゾートバイトダイブ」以外の3社では、求人検索のフリーワードで「ナイトフロント」と入力すれば、簡単にナイトフロントの求人だけに絞れます。
私のいち推し派遣会社「リゾートバイトダイブ」は、2023年9月のサイトリニューアルでフリーワード検索の機能が無くなってしまいましたが、条件指定で「ナイトフロント」を選べるようになりました。
優香さんはなかなか決まらず、その結果として4社に登録したと言っていましたが、リゾートバイトの求人を探す際には、ナイトフロントに限らず初めからいくつかの派遣会社に登録して探すのがおすすめです。
選べる求人の幅が広がるのはもちろん、同じ求人でも経由する派遣会社が違うだけで時給や待遇が違うことがよくあります。
派遣会社を複数登録するメリットや、私が今でも実際に使っているおすすめの派遣会社の特徴などは、以下の人気記事にまとめてあります。
派遣会社によって特典や期間限定のキャンペーンなども様々なので、お得情報を見逃さないようにね♪
ナイトフロント体験談まとめ
今回はスキー場リゾバで仲良くなった優香さん(仮名)に、ナイトフロントのリゾバについて色々教えて頂きました。
私は昼夜逆転が苦手なので、そこがずっと気になって応募に至りませんでしたが、詳しく話を聞いているうちに、ナイトフロントがすごく魅力的に思えてきました。
私はスキー場併設ホテルでのナイトフロントしか経験ありませんが、また来シーズンもこれで行こう!と思えるくらい最高のリゾバ生活になりました。
ナイトフロントを検討中の人に少しでも参考になれば嬉しいです。
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