カップルでリゾートバイトって、すごく楽しそうな気がするけど、実際どうなんだろう?
私は過去に3度、カップルでリゾートバイトをしたことがありますが、一人の時とはまるで勝手が違うので、色々難しいなと感じたのが正直な感想です。
特に以下の特徴に当てはまるカップルが初めてリゾートバイトをする際は要注意です。
- カップル歴が短く、同棲(半同棲)の経験がない
- どちらかが(または両方とも)一人の時間も大切にしたい派
- 出会いが遊びの場で、お互いの仕事中の様子を知らないカップル
- 移動手段が徒歩と公共交通機関しかないカップル
本記事では、私の実体験を元に、カップルでのリゾートバイトのメリット・デメリット、楽しく過ごすための注意点をお伝えします。
うまく活用できれば、楽しい思い出と共に絆も深まる最高の経験となりますが、「こんなはずじゃなかった…」となる人も(私含め)たくさんいます。
ノリと勢いだけで応募して後悔することのないよう、本記事の内容をチェックしつつ、理想のカップルリゾバ選びの参考にしてもらえたら幸いです。
Twitterでは「けんのリゾバ旅」というアカウントで情報発信しているので、なにか直接聞いてみたいことがあれば、気軽にリプやDMでご連絡ください。
私も旅やリゾバで楽しい経験をたくさんしてきたので、同じように素敵な経験できる人が増えたら嬉しいなと思っています。(相談実績300人以上。もちろん無料です。笑)
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カップルでリゾバはおすすめ?先に知りたい4つのデメリット
まずは私が実際に感じたカップルでリゾバする際のデメリットをお伝えします。
1.リラックス出来る時間・場所が無くなる
カップルでリゾバをするときによくあるのが、せっかくならと「カップル同室」の求人を選んでしまうこと。
リゾートバイトの派遣会社のサイトでは、【フリーワード検索】で「カップル同室」と入力すれば、簡単にカップルで同室可能な求人だけに絞り込めます。
【2024年11月最新】リゾバおすすめ派遣会社ランキング!で紹介している6つの派遣会社のうち、以下の3社はすぐに「カップル同室」の求人が見つけられます。
特に【リゾートバイト.net】
は、カップル同室可の求人が多いので、カップルで一緒の寮に入りたい人にはお勧めです。
「リゾートバイト.com」と「リゾートバイトダイブ」はフリーワード検索が出来ないので検索効率が悪いですが、「カップル歓迎」や「カップル応募可」の求人の中に同室OKな求人が見つかることがあります。
以下の流れは、今回一番カップル同室の求人が多かった【リゾートバイト.net】
での手順です。
他の派遣会社でも同様の方法で「カップル同室」の求人を探せます。
【リゾートバイト.net】
のトップページの中ほどに、フリーワード検索があるので、そこに「カップル同室」と入力して🔍をクリックします。
カップル同室の求人のみに絞られます。
リゾートバイト.netでは、求人数がすぐ出てきませんが、他の派遣会社のサイトだとこの時点で何件求人があるか分かります。
以下のように、ハッシュタグが付いて「カップル同室」とかいてある求人を選んで詳細を確認しましょう。
リゾートバイトは、寮費・水道光熱費が無料の求人が多いため、初期費用をかけずに同棲生活を送れるメリットがあります。
しかし、もしまだ付き合いだしてから日が浅く、同棲(半同棲)の経験がないのなら、いきなり「カップル同室」のリゾバは止めておいた方が無難でしょう。
リゾバは新しい生活環境と新しい仕事がダブルで同時に始まるので、慣れるまでは心身共にストレスが大きいです。
特に一人の時間も大切にしたい派の人は、寮に帰っても常に恋人がそばにいる環境は、癒しよりも負担の方が大きくなりやすいと思います。
寝る時間、起きる時間、ご飯やお風呂…。
今までみたいに自分の好きなタイミングで自由な生活できなくなるって事か…。
2.見たくないものまで見える
同棲生活によって、恋人の見たくない面まで見えてしまって幻滅…というのは良く聞く話だと思いますが、リゾバでは、それに加えて職場での立ち振る舞いまで追加されます。
特に遊びの場で出会い、互いの仕事中の様子を知らないカップルだと、慣れない仕事であたふたしていたり、ミスを連発している姿なんてあまり見たくないものです。
見えたところで、サポートしてあげるだけの余裕もきっとないので、それもまた歯がゆいことでしょう。
2人とも仕事が良く出来て、職場からも頼りにされて…なんてカップルなら良いかもしれませんが、誰にでも合う合わないがあるので、うまく馴染めない苦手な職場になると大変です。
自分は良くても恋人は辛そう…とか、またはその逆もあり。
2人して「もうやってられるかー!」なんて職場に出会う可能性もゼロではありません。
彼女の前でかっこ悪いところ見せたくないしなあ…。
必要以上に気を張っちゃって疲れそう。
3.ストレスから喧嘩が増える
慣れない仕事、慣れない生活環境のなかで少しずつ溜まっていくストレス。
1人きりなら自分なりのストレス発散法でうまいことやりくり出来るはずのところも、すぐそばに恋人がいることでつい愚痴を漏らしがちになってしまいます。
互いに愚痴を漏らし合えば、リゾバに対するモチベーションもどんどん下がっていくばかり。
何気ない一言から喧嘩に発展してしまうと、逃げ場のないリゾバ生活は悲惨です。
車やバイクを持ち込めば、好きな時間に好きな場所へ出かけられて、息抜きもしやすいのでおすすめです。
移動手段も無く、カップル同室で喧嘩が一番最悪なパターンか…。
4.周りが鬱陶しくなりやすい
カップルでリゾバに行くと、十中八九、職場で余計な詮索をされたり、何かといじられ話題にされやすくなります。
- どこで出会った
- どんな風に付き合い出した
- この後の予定は?結婚は?
このような、仕事に全く関係のない話をほぼ間違いなく聞かれるでしょう。
職場によっては下品な下ネタも平気で飛び交います。
休みを合わせてくれるのはありがたいけれど、それを恩着せがましく言ってきたり、直接言えば良いものを「彼女に〇〇って伝えておいて」なんて都合よく使ってくる職場もあります。
こちら側が仕事とプライベートをきっちり分けていても、職場側がいちいちめんどくさいパターン、確かにありそう…。
カップル同室寮について
基本的に、リゾートバイトでは男性と女性では寮自体が別の建物になっていたり、建物は同じでも階が違うとか、なにかしらでエリアが区切られている場合がほとんどです。
そして多くの施設では、男女の寮は行き来が禁止となっています。
たとえリゾートバイト以前からお付き合いをしていて、職場で周知の間柄でも同様です。
下の画像は、私が働いたリゾバの寮の廊下に張り出されていたものです。
ちょこっとぐらいバレないんじゃないの?
見つかっても素直に謝れば許してくれないかな?
私の知る限り、謝って許してもらった例は一つもありません。
ついこの前働いていたスキー場のリゾバでは、合計10人以上の男女が即刻クビになり、強制退寮させられていました。
楽しいリゾバでついつい羽目を外してしまう気持ちも分からなくはないですが、クビになってしまっては台無しです。
「カップル同室」OKの求人なら、上記のような問題にはならず、気兼ねなく一緒に暮らせます。
リゾバ中に一緒にいる時間を多く取りたいカップルは「カップル同室」の求人から選びましょう。
「カップル同室」の求人では、どんな寮で生活することになるのか、「リゾートバイトダイブ」の実際の求人で載っていた写真をいくつか紹介します。
こちらは単身者用アパートによくある、ワンルームのタイプとほぼ同様の造りですね。
写真から判断すると、おそらく8畳前後の広さかなと思います。
テレビ、ミニ冷蔵庫、電子レンジ、簡易キッチンが見えますね。
写真にはないですが、おそらくユニットバスがついていると思われます。
こちらの寮は長い廊下と階段が見えることから、おそらく一軒家を何人かでシェアするタイプですね。
部屋の広さはやはり8畳程度かなと思います。
カップル2人きりで一軒家を使えるのならかなり良さそうですが、自分たちの部屋以外を他のスタッフと共同で使うことになるのなら、よほど気の合う人同士じゃないと気を使いそうです。
こちらはもう少し大型の寮、元はホテルとして使っていた施設かもしれません。
ベッドが2つ並んでいますが、部屋の広さはおそらく6畳ほど、かなり狭いです。
湯船がついているのはポイント高いですが、部屋についているのか、他のスタッフと共同で使うのかまでは分かりません。
「カップル同室」の求人は、当たり前ですがひとつの部屋を2人で使います。
たまたま2部屋ある寮に当たる可能性もありますが、基本は相部屋です。
しかも、いくつかの写真を見てもらっても分かるように、2人で使うからといって広い部屋が用意されているわけではありません。
2人でも快適に過ごせるような寮も中にはありますが、それを狙って探すとなるとさらに見つかりにくくなるでしょう。
2人が寮にいる間は、常に互いの視野の範囲内で生活することになり、それをどう感じるかで、リゾバの楽しさも変わってくるでしょう。
私はたとえどんなに仲の良い友達とリゾバをするときでも、相部屋は極力避けて「個室寮」を選びます。
恋人と同じ施設にリゾバに行っても、敢えて別の寮で暮らした方がトラブルは少なくなると思います。
カップルリゾバの職種について
カップルで同じ施設にリゾバしに行くなら、職種についても注意すべき点が2点あります。
- 出来るかぎり関わりの少ないポジションにしてもらう
- 働く時間帯が同じ求人を選ぶ
1.出来るかぎり関わりの少ないポジションにしてもらう
カップルでリゾバするなら、出来るかぎり関わりの少ないポジションにしてもらう方が良いです。
一番最悪なのが、例えば調理場とホールみたいに、互いに協力が必要になるポジションに就いてしまうケースです。
すべてがうまく回っている時には問題ないですが、忙しくてやりとりが雑になってしまったり、何かミスが起こると仕事が終わってからも気まずい雰囲気が続いてしまいます。
カップル間で問題が起きなくても、どちらかが他のスタッフと揉めた時に、中途半端に関わりがあると板挟みになってめんどくさい思いをします。
もともと職場で知り合ったカップルなら、ある程度はサポートし合える関係が築きやすいかもしれませんが、そもそも別のポジションに就いてしまう方が楽だと思います。
人間関係のいざこざはどこに行っても付きまとうからなあ。
状況が分からなければ、余計な口出しをする心配もないしね。
同じ部署だと休日を合わせるのが難しい場合があります。
せっかく一緒にリゾバしてるのに休みが合わないと観光しづらくなるので注意!
2.働く時間帯が同じ求人を選ぶ
カップルでリゾバするなら、出来る限り勤務時間帯が同じ求人を選ぶ方が良いです。
もし「カップル同室」の求人に応募するなら、働く時間が違えば生活リズムも変わってくるので、ストレスの原因になります。
もっと寝ていたいのにもう一人が仕事の準備を始めて起きてしまうとか、朝早いから早く寝たいのにもう一人は帰ってきたばかりでテレビを観たいとか。
別々の寮にしたとしても、やはり働く時間が違うと遊ぶ時間が合わせづらくなるので、いちいち待ち合わせをしなくてはいけなくなり面倒になります。
勤務時間が同じなら、たとえ寮は別でも一緒に遊ぶ時間は余裕で持てます。
ちょっと車で買い出しに行きたくなった時とかにも、働く時間帯が一緒ならすぐに出かけられて良さそう!
カップルリゾバの5つのメリット
ここまで散々カップルリゾバのデメリットや注意点を並べてきましたが、カップルでリゾバをするメリットもたくさんあります。
1.とにかく楽しい!
まずは何といっても、恋人と一緒のリゾバは楽しいです!
うまくいっている間は、一人でのリゾバの軽く100倍は楽しく感じるでしょう。
毎日仕事の疲れを労い合い、絶景の中で一緒に遊びまくり、旅行気分もあり、楽しくないわけがないのです。笑
しかもただの旅行とは違い、仕事をすることで、より深くその土地が記憶の深くにまで刻み込まれます。
2.初期費用なしで同棲生活を体験できる
付き合いの短いカップルにはおすすめしないと言いましたが、「カップル同室」の求人は初期費用をかけずに同棲生活を体験できるのがメリットです。
普通のカップルだと、まずはどちらか一方の部屋に半同棲して、やがて一緒に部屋を借りて…なんて流れになることが多いと思いますが、部屋を借りるにも引っ越すにも初期費用がかかります。
そのまま結婚という流れになれば良いですが、もし破綻してしまったら、また新しい部屋を探したり、共同で使っていたものの処分などにも手間がかかります。
「カップル同室」のリゾバでうまくいくなら、その後の同棲生活もうまくやれそうだなと自信に繋がるはずです。
3.良くも悪くも恋人の色んな面を知れる
リゾバをすれば、「カップル同室」ならもちろん、そうでなくとも恋人の色んな面を知れます。
職場が別でも、どんな仕事ぶりをしているか人づてに伝わってきますし、社交性なども知れます。
新たな魅力を知って惚れ直すこともあるでしょうし、苦手な部分をサポートしてあげたくもなるでしょう。
付き合いが長くなればなるほど、綺麗ごとだけでは済まなくなることが絶対出てきます。
リゾバをすれば、普通にお付き合いをしていくよりも断然早く、相手のことを深く知れるようになるでしょう。
4.うまくいけば絆が深まる
本記事で、先にデメリットをたくさん挙げてきたように、カップルリゾバはメリットよりもむしろデメリットが多いと私は思っています。
私がリゾバしてきた施設でも、実際に喧嘩を繰り返し、別れてしまったカップルをたくさん知っています。
それほど、カップルリゾバは悪く言えば危険地帯なわけですが、うまく乗り越えればその分ぐっと絆が深まるでしょう。
リゾバで資金を貯め、その後ワーホリへと飛び立ったカップルもたくさんいます。
ワーホリとリゾバは生活環境が似ているので、日本のリゾバでうまくやれれば、きっと海外でも楽しい生活を送れることでしょう。
5.交友関係を広げやすい
カップルでリゾバに行くと、一人で行くよりもすぐに友達が出来ます。
男でも女でも気にせず遊びに誘えるし、互いの職場で仲良くなった人を紹介し合うことでも交友関係が広がります。
一人で来ているバイターは、いきなり一対一で遊びに誘われるより、「私たち行くけど一緒にどう?」みたいな誘われ方のほうが気が楽みたいです。
私はかなり気分屋なので、誘いを断ることも多かったのですが、友交的な彼女がすぐ誘いに乗ることでスタッフ間の気まずさがなく友好な関係を保てました。
まとめ
カップルでのリゾートバイトについて、自身の経験を元にメリット・デメリット、注意すべき点をお伝えしました。
「やめとけ」「デメリットが多い」「別れたカップルも多い」なんて聞いて、モチベーションが下がってしまったカップルも多いかも知れませんね。
しかし、本記事の内容はあくまで私の経験からくる私なりの意見ですので、カップルでリゾバを検討中の人は、本記事を参考にしつつも恋人とよく話し合って、二人にとって最高のリゾバ生活をしてもらえたら幸いです。
カップルリゾバは、一人の時以上に条件選びがめちゃくちゃ大切!
常に思いやりを持って、楽しいときも辛いときも二人で力を合わせて頑張ってください。
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