ドイツを旅行する際にぜひとも体験して欲しいこと、それが「古城に泊まる」ことです!
え?!お城に泊れるの?どうやって?!
興味はあるけど…でも、どうせお高いんでしょう…?
って、思いますよね?
ですが、だれでも簡単に、しかも一般的なホテルよりもかなりお安く古城に泊まれちゃうんです!
私がワーキングホリデーでドイツに1年間滞在した際に、実際に泊まった古城ホテルの体験談と合わせて古城ホテルの魅力をお伝えします。
ドイツの格安で泊まれる古城ホテル
ドイツには、ホテルとして活用している古城がたくさんあります。
通常は1泊数万円もするような古城ホテルですが、ドイツにはユーゲントへアベルゲ(ユースホステル)として格安で泊まれる古城もあるのが魅力的です。
ユースホステル?日本にも結構あるけど…。
実はユースホステルは、ドイツ発祥の宿泊施設なんです。
世界初のユースホステル「Altena Brug」にも泊まってきましたよ。
ドイツ発祥のユースホステルは、ドイツ国内だけでも400ヶ所以上あり、宿泊費を押さえて旅行したい人にはもってこいのホテルです。
「ユースホステル」なので、複数のベッドが並んだ相部屋タイプの部屋がメインですが、少し料金をプラスすればシングルルームやツインルームにも泊まれます。
古城ユースホステルと古城ホテルの違い
「格安で泊まれる古城ユースホステル」と「お高い古城ホテル」の一番の違いは、ホテル内部の様子です。
1枚目の写真が世界初のユースホステル「Altena brug」、2枚目の写真がラプンツェルの舞台となったと言われる古城ホテル「Hotel Burg Trendelburg」です。
写真をクリックすれば、各ホテルのホームページをチェックできます。
ドイツ語のページで読めない場合は、スマホの左上に翻訳機能があるので活用してください。
意味不明な部分もありますが、おおよそのことは分かるかなと思います。
ホームページの写真を見て頂くと分かると思いますが、現在ユースホステルとして使用している古城は、だいたいどこも綺麗に改装されているので、建物の中に入ると歴史的な雰囲気は薄いです。
扉や照明、ところどころに年代物の家具などが使われていることはありますが、基本的に部屋の中は簡素な造りとなっています。
部屋の内装まで中世の雰囲気たっぷりが良ければ、宿泊費は高くなりますが、「ユースホステルではない古城ホテル」に泊まるのがおすすめです。
格安で泊まれるユースホステルは、<ドイツの古城ユースホステル一覧>をチェック。
ドイツの古城ユースホステル宿泊体験
ドイツの古城ユースホステルには何ヶ所か泊まりましたが、今回は世界初のユースホステル「Altena Brug」の様子をご紹介します。
世界初のユースホステルで、1912年に始まり、すでに110年以上もの歴史があります。
創設者はリヒャルト・シルマンという小学校教師で、子供たちの教育旅行のための宿泊施設がドイツ各地にあったら良いなと考案されました。
現在は世界に75ヶ国以上、3,000軒以上ものホテルがユースホステルに加盟しています。
アルテナブルグは、シュトゥットガルトからドュッセルドルフに拠点を移すついでの小旅行で宿泊しました。
アルテナブルグは丘というか崖?の上に立っているので、小さな村からは細い坂道を登っていきます。
今日あの城に泊まるの?!マジ!?
テンション上がり過ぎてやばい!!
当時ユースホステルとして使用していた城内は、現在は博物館になっていて見学は出来ますが泊まることは出来ません。
城壁の一部と、門より外側の別棟が宿泊施設になっています。
下の食堂写真はアルテナブルグではありませんが、たまたま教育旅行中の生徒さんたちと一緒になった<Leibertingen-Wildenstein>での朝食風景。
ドイツのユースホステルはだいたいどこも朝食ビュッフェつきなので、子供たちに負けじと腹いっぱいソーセージやドイツパンを食べまくりました。笑
もっとたくさん写真撮っていたような気がしていたのですが、皆様にお見せできるのはこれくらいでした。
泊まった感じとしては、部屋の中にいる分には、普通のユースホステルとなんら変わらない感じ。
トイレやシャワーも基本は部屋の中にあるし、いたって簡素な普通のユースホステル仕様でした。
外観や廊下、食堂などでは古城感のある良い雰囲気のところが多いかったです。
古城は見晴らしの良いところに建っていることが多いので、部屋やバルコニーからの眺めは抜群でした。
今回紹介したアルテナブルグは、<サライの記事>でも紹介されていました。
博物館の様子などより詳しく知りたい人はぜひ読んでみてね。
宿泊予約はユーゲントへアベルゲ<Altena Brugホームページ>でどうぞ。
人気のドイツ古城ホテル
私は元々それほど宿泊費にお金をかけない派なので、散々検討した挙句、やっぱユースホステルだけで良いか!となりましたが、旅行予算に余裕がある人は、お高い方の古城ホテルもご検討ください。
実際には泊まりませんでしたが、散々調べた中で、私が「もし泊まるならこの古城ホテル!」と思ったものをいくつか紹介します。
1年間もドイツに住んでいたので古城を見慣れてしまって特別感が薄れていましたが、今考えると、どれかひとつでも泊まっておけば良かったな…。
※高いと言っても、一泊数十万もするような超高級ホテルではありません。
記念日やドイツ旅行での特別な思い出として泊まるのはとてもおすすめです。
1. ブルクホテル アウフ シェーンブルグ(Burghotel auf Schonburg)
「ブルクホテル アウフ シェーンブルグ」は、Schön=美しい、burg=城の名の通り、ドイツでもっとも美しい城のひとつと言われています。
小高い丘の上に建っているので、部屋の窓やテラスからはゆったりと流れるライン川を見下ろす絶景が広がっています。
写真を見ても分かる通り、外観だけでなく内装もアンティーク調でまとめられていて雰囲気が素晴らしいです。
口コミでも「何から何まで最高です」「スタッフの対応も丁寧」「内部も迷路のような作りでいかにも古城という感じ」と評価が高く、いつかは泊まってみたい古城のひとつです。
日本からの直行便もあるフランクフルトから、車で約1時間のためアクセスしやすい古城でもあります。
四つ星ホテルで、部屋数も29室しかないので、ゆったりと過ごすには最高の古城ホテルです。
2.シュロスホテル クロンベルク(Schlosshotel Kronberg)
「シュロスホテル クロンベルク」は、フランクフルト郊外の古城で、軍事的な城(Burg)ではなく、元々はビクトリア・フリードリッヒが1893年に建てた居住用のお城(schloss)です。
多くの古城(Brug)のように丘の上ではないので、ホテル内だけでなく、綺麗に整備された広い庭園を散策しても貴族の雰囲気を十分に味わえそうです。
今回紹介する中では最高ランクの5つ星ホテルで、内装は爽やかでエレガント、特に女性に人気がありそうな雰囲気です。
もちろん口コミ評価も高く、朝食が豪華で良いとの声が多く見られました。
また、2019年のものではありますが、日本人スタッフがいるとの書き込みもあるため、現在はどうか分かりませんが、語学に不安がある人には嬉しいポイントです。
アクセスのしやすさは、1つ目に紹介した「ブルクホテル アウフ シェーンブルグ」よりもさらに良く、フランクフルト空港からわずか30分足らずで行けます。
3.ホテルブルグ トレンデルブルグ(Hotel Burg Trendelburg)
最後に紹介するのは「ホテルブルク トレンデルブルク」ラプンツェルの舞台となったと言われる古城です。
印象的な塔は宿泊者なら無料で登れます。
「ホテルブルク トレンデルブルク」では、特に夕食時のサービスに力を入れているようで、おとぎ話やパペット人形劇などと一緒に夕食を楽しめるようです。
個人的に気に入ったのは、サウナがあること。
予約制の貸し切りスタイルで、1時間20ユーロだそうです。
ドイツの古城ホテル情報まとめ
ドイツに行ったらぜひとも体験してもらいたい「古城ホテル」での宿泊。
本記事では格安で泊まれる古城ユースホステルと、宿泊代は高いけれど雰囲気はより抜群なおすすめ古城ホテルを紹介しました。
俺はそんなに予算掛けられないからユースホステルで十分だな!
せっかくなら雰囲気最高の古城ホテルでお姫様気分を味わいたいわ!
もちろん、今回紹介した以外にもたくさんの古城がドイツにはあり、例えば宿泊しなくてもレストランで食事だけとか、もう少しリーズナブルに泊まれる古城ホテルもあるので、ぜひ色々調べてみてください。
私の大好きなドイツで、素敵な古城体験が出来れば幸いです。
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