「キノコ狩り初心者でもマツタケ採れた!」と前回の記事で書きました。
その記事の中でも、マツタケ狩りの出来る山は「止め山」になっていることが多く、無断で立ち入って採取すると「窃盗罪」や「森林法」違反により捕まる危険性があることをお伝えしました。
山の持ち主ではない個人がマツタケ狩りを楽しむ方法は、大きく分けると以下の3つになります。
- 山の持ち主や入山権を持っている知人と一緒に山に入る
- マツタケ狩りを行っている旅館などで日帰り入山券を買う(ガイドツアー等も可)
- 規制されていない山でマツタケの生えているところを探す
私は地元のおじちゃんと一緒にキノコ狩りを楽しむついでに、マツタケの生えやすいところへ連れて行ってもらって見つけることが出来ました。
わずか1時間で10本以上も採ってくる松茸狩りのプロみたいなおじちゃんに、「マツタケ狩りのコツ」や「マツタケの正しい探し方」を丁寧に教えて頂きました。
法律などの問題は各自で解決していただくとして、この記事では
「マツタケはどんな場所に生えるのか」
「どんな風に探すと見つけやすい良いのか」
について徹底解説いたします。
キノコ狩り初心者の私でもマツタケ2本採れました!
他のキノコと違って、広い山の中をむやみに歩き回っても絶対見つからないわ。
この記事で紹介するポイントをしっかりとおさえれば、きっと夕飯には美味しいマツタケに舌鼓していることでしょう!
マツタケ狩りのコツ(基本知識)
マツタケ狩りのコツとして、まずは以下の3つの基本知識を紹介します。
- マツタケ狩りの時期
- 生えやすい場所
- 生えやすい条件
マツタケ狩りの時期
マツタケ狩りの時期は、地域によって少しずつ異なります。
- 北海道:8月中旬~9月中旬
- 東北:9月上旬~10月中旬
- 関東・中部:9月中旬~10月下旬
- 近畿・四国:9月下旬~11月上旬
- 九州:10月上旬~11月中旬
その年の気候や、標高によっても微妙に違いがあるそうですが、おおよそこの期間の真ん中あたりが最盛期となるようです。
私の住む長野県では、今年は10月に入ってからたくさん採れ出したとの噂を聞いて、10/15,16に出かけました。(2022年)
金木犀が香り出すとちょうど良いなんて聞いたこともあるわ!
生えやすい場所
- 樹齢20~40年の赤松の根本
- 南側で日当たりが良い
- 傾斜地で水はけが良い
- 下草などに覆われず風通しが良い
マツタケはその名の通り、松の根本に生えます。
特に樹齢20年~40年の赤松の根元に生えやすいとのこと。
樹齢なんて言われても分からないよ…。
とにかく赤松を見つけたら全部調べてみる!
キノコなのでじめじめした場所を好むのかと思いきや、マツタケは意外にも腐葉土などもなく乾いた土を好むそうです。
湿気が強いと他の菌の強いキノコに負けてしまうんだとか。
生えやすい気象条件
- 雨上がりの翌日
- 20度以下
湿気を好まないとは言っても、マツタケもキノコの一種なので、やはり雨が降ると良く伸びます。
土の中の温度が20度以下になるとよく成長しだすようです。
他の人に採られる前に、雨の翌日はいち早く山に入っていきたいですね!
秋は寒くなったりまた急に暖かい日があったり、日によって全然気温が違うから、天気予報を要チェック!
マツタケの探し方(見つけるコツ)
マツタケ狩りは、他のキノコ狩りよりも見つけるのがはるかに難しく、たとえ入山券を買って山に入ってもなかなか見つけられないと聞きます。
マツタケの生えている場所まではたどり着けているのに、すぐ横を素通りしてしまう人が多いそうです。
マツタケは、全部土の中に埋もれていたり、頭のほんの一部しか見えていないことが多いんです!
普通に立ったまま探したんじゃまず見つけられないわ!
マツタケの探し方
- 目線は低く
- 土の盛り上がりを見逃さない
- 手で触って確かめる
- 根元から半径3メートルは隈なく探す
前述したとおり、マツタケはそのほとんどが土の中に埋もれています。
他のキノコのように姿がしっかりと見えているものはごく稀なので、立ったまま眺めているだけでは中々見つけられません。
おじちゃんに、「その辺りにあるぞ」と教えてもらったのに、それでも「え?どこどこ?」となかなか見つけられませんでした。
しゃがんでじっくりと地面を眺めて、ようやく頭の先っぽだけちょこんと覗いているのが分かったわ。
マツタケは斜面の下側から上を見上げるような格好で、出来る限り目線を低くして探します。
土の上を手のひらで撫でるように探っていくと、マツタケの埋まっているところでは、僅かですが不自然な土の盛り上がりを感じられるはずです。
赤松の根は半径3メートルくらいは地下で伸びているので、その範囲は隈なく探します。
間違って踏みつけないように、赤松が見えたら慎重に近寄っていきましょう。
マツタケを見つけたら決して引っ張らずに、周りを優しく掘って、マツタケを揺らすようにしながら、そっと引き抜きましょう。
石突についてくる土にはマツタケの菌がついているので、もう一度土の中に埋めて戻してあげましょう。
松茸狩りのコツ&探し方まとめ
- 樹齢20~40年の赤松の根本
- 南側で日当たりが良い
- 傾斜地で水はけが良い
- 下草などに覆われず風通しが良い
- 雨上がりの翌朝
- 20度以下
- 目線は低く
- 土の盛り上がりを見逃さない
- 手で触って確かめる
- 根元から半径3メートルは隈なく探す
マツタケ狩りは、なかなか見つからないからこそ、見つけた時の喜びは大きいです!
ぜひ宝探しのような気分で、自然を楽しみながら頑張って探してみてください。
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