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【酸ヶ湯】青森県八甲田「ヒバ千人風呂」で混浴デビュー

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歴史ある総ヒバ造りの大浴場が圧巻の国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉旅館をご紹介します!

「酸ヶ湯」は湯が白濁していたり、男女エリアが分かれていたりと、混浴初心者にもハードルが低いので、同じ湯に浸かって混浴デビューしてみたいカップルや家族にもおすすめできる温泉です。

けん
けん

まるでタイムスリップ!

本当にこんな温泉があるんだなあと感動しました。

歴史ある温泉旅館

酸ヶ湯温泉の歴史の始まりは、今からおよそ300年前。
傷を負った鹿がこの湯に浸かり傷を癒したのだろうと考えられて、「鹿湯」と呼ばれたのが名前の由来です。

その後、地元の人が小さな小屋を建てて、山菜採りや猟師の人に温泉を開放していたら、冷え性、疲労回復、筋肉痛など、さまざまな体の不調に効果のあるということで、あっという間に評判になりました。

湯治客が増えてきて、湯治棟に引き続き旅館も増築。
1945年にはその素晴らしい効能などが認められ、国民保養温泉地第1号に指定されました。

総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」

「酸ヶ湯」の魅力は何といってもこの千人風呂。
総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」は、事前に写真では見ていましたが、実際に入ってみると本当に圧倒されます。

広さはなんと160畳分もあり、天井までの高さも約4メートルもあるこの大空間に、柱が1本も立っておらず、床も壁も天井もすべて木造。

けん
けん

効能などはさておき、まずこの作りの見事さ、雰囲気だけで感動しました。

こんな豪雪地帯なのに柱が無くても潰れたりしないのが凄いです。

湯治場・保養温泉としての「酸ヶ湯」

「酸ヶ湯」に湧き出る5つの源泉の泉質はすべて酸性・含硫黄泉であり、「療養に適した温泉」(療養泉)として効能が認められています。

表は横にスクロールできます👆

泉 質酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)
浴用の適応症神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、
病後回復期、疲労回復、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、
慢性婦人病、糖尿病、高血圧症
浴用の禁忌症急性疾患(発熱時)、活動性の結核・悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、
出血性疾患、高度貧血また泉質上、皮膚・粘膜の過敏な人(特に光線過敏症の人)、
高齢者の皮膚乾燥症

どの源泉が何に効いているのかなど、詳しいことは分かりませんが、温泉から出たあといつまでも体の芯からぽかぽかと温かかったです。

また、建物の入り口からすでに硫黄の香りが漂っていて、入浴中ももちろんこの硫黄の香りに包まれて、とても気持ちが良かったです。

私は利用しませんでしたが、温泉療養相談室看護師の資格を持つ相談員が常駐しているので、健康チェックや入浴方法などを相談することが出来るそうです。

けん
けん

ただ気持ち良いだけでなく、湯治・保養を目的とした人たちから重宝されている温泉なんですね。

酸性の温泉なので、入ると肌がちょっとぴりぴりとしました。

酸ヶ湯へのアクセス・駐車場

宿泊者限定の無料送迎バス(所要時間:約60分)

※前日までに要予約

青森駅商工会議所(セブンイレブン)前→酸ヶ湯
10:15発/14:00発

酸ヶ湯→青森駅商工会議所(セブンイレブン)前
8:50発/12:30発

電話番号:017-738-6400 酸ヶ湯 受付時間/9:00〜17:00

自動車・電車・バス・タクシー

高速道路(東北自動車道)
■青森中央I.C.より約40分
■青森I.C.より約50分
■黒石I.C.より約45分

電車・バス
■青森駅下車:東口→酸ヶ湯温泉前/JRバスで約1時間10分
■新青森駅下車:東口→酸ヶ湯温泉前/JRバスで約1時間20分
■十和田湖休屋→酸ヶ湯温泉前/JRバスで約1時間30分 JRバス時刻表はこちら

タクシー青森中心部から約45分
料金/約7,000円~8,000円

冬季

青森~酸ヶ湯間をJRバスが年中無休で定期運行。一般自動車も通行可。

冬季期間中の夜間は雲谷ゲートが閉まります。
また緊急規制による通行止めが発生する場合もあります。
詳しくは八甲田周辺の規制情報をご確認ください。

国道・駐車場は除排雪してますが、大量の降雪の場合には四輪駆動・タイヤチェーン等の滑り止めが必要。
寒冷地仕様でない車両はバッテリー能力が低いため厳冬期はエンジンがかからなくなる場合もあります。
17時以降は原則として除排雪しないので、それ以前に到着することをお勧めします。

酸ヶ湯の基本情報

料金日帰り入浴料 大人1,000円、子供(小学生)500円

大浴場・玉の湯・日帰り休憩所の利用が可能

入浴券にはタオルとバスタオルが付いていて、タオルは持ち帰り、バスタオルは使用後返却になります。
営業時間「ヒバ千人風呂」7:00~18:00(受付終了17:30)
※女性専用時間8:00~9:00

「玉の湯」9:00~17:00(受付終了16:30)

休憩所 9:00〜15:00

蕎麦(鬼面庵)・軽食(ぶな林) 10:00〜16:00
定休日年中無休
構成・設備「ヒバ千人風呂」混浴(一部女性専用)
毎日午前と午後の8時~9時の間は女性専用になります。
洗い場なし・石鹸等使用不可
脱衣所ドライヤーあり

「玉の湯」女性専用内湯、男性専用内湯
リンス・シャンプー、ボディソープ、ドライヤー

※貴重品は脱衣所入り口の鍵付きロッカーへ(無料)
アメニティ・その他売店にて販売
タオル 200円(税込み)
湯あみ着 レンタル400円 販売1,300円(税込み)
※湯あみ着の着用は、販売している物かレンタルしている物に限り、持ち込みしたものは使用不可
※湯あみ着の着用は任意です。
住所〒030-0197 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
電話番号017-738-6400 【受付時間】7:00〜21:00
ホームページ国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉旅館【公式サイト】

酸ヶ湯の入浴の流れ

1.券売機で買った入浴券をフロントに渡すと、タオルを2枚もらえます。

一枚は使用後に返却するバスタオル、もう一枚はそのまま持ち帰れるミニタオルです。

「千人風呂」では体を洗うことが出来ません。
「玉の湯」にはシャンプー・ボディーソープが付いています。

2.まず「玉の湯」へ行って体を洗います。

玉の湯はこじんまりとしていますが、こちらも硫黄の香り漂う白濁したお湯で、とても気持ちが良いです。
女性の方はこちらもヒバ造りになっているようです。

「玉の湯」と「千人風呂は」離れているので、もう一度服を着て「千人風呂」に向かいます。


3.いざ「千人風呂」へ。

「熱湯」「四分六分」「打たせ湯」「冷の湯」と4つの浴槽があります。

「熱湯」と「四分六分」がメインの浴槽になっていて、それぞれ真ん中に目印があり、男女のエリアが左右に分かれています。

けん
けん

立て板で囲われた完全に女性専用のエリアもありますが、とても狭いので、そこだけで十分に「千人風呂」を満喫するのは難しいと思います。

酸ヶ湯には「混浴を守る会」三ヶ条というものがあり、館内の掲示板にも以下のように書いてあります。

第一条 男性入浴者は女性入浴者を好奇の目で見るべからず
第二条 女性入浴者は男性入浴者を好奇の目で見るべからず
第三条 混浴は老若男女を問わず和を尊び大らかで豊かな入浴の姿を最高と為すべし

けん
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混浴は日本の貴重な文化のひとつです。お互いにマナーを守って、いつまでもこの素晴らしい文化を残していきたいものです。

浴槽に入ってしまえばお湯が白濁しているので見えませんが、気になる人はロビーでレンタルか販売の湯あみ着を着用、もしくは女性専用の時間帯、朝夕8時~9時に入ると良いでしょう。

4.好きなだけ満喫したら、「千人風呂」から上がります。

温泉の効能のためには、その後洗い流したりはせずそのままが良いと書いてありますが、肌の弱い方や、硫黄の匂いが苦手な方は、もう一度「玉の湯」の真水で洗い流すと良いでしょう。

酸ヶ湯の感想

はじめのうちは恥ずかしさもありましたが、徐々に慣れてきて、この歴史ある素晴らしい温泉の景観、雰囲気を十分に堪能することが出来ました。

エリアの分かれ目に並んで入っているカップルや、女性一人の方でも混浴エリアでのんびりと入浴を楽しまれている方がいました。

「酸ヶ湯」は浴室も広いし、お湯が白濁しているので、混浴初心者としては比較的ハードルの低い混浴温泉だと思います。

「混浴なんて…」と考えて、はじめから敬遠してしまうのはとてももったいないと思います。

八甲田は秋の紅葉や冬のスキー・スノーハイクも人気なので、次回は【酸ヶ湯】に宿泊して、もっとじっくりと楽しみたいなと思いました。

けん
けん

体験談を読んで、「私も行ってみたい!」「勇気出して入って良かった!」という人が増えたら嬉しいです。

※本記事は、筆者に恋人がいたときの体験談です。
当時の恋人も、本当に行って良かったと喜んでくれていました。

サイト内画像の引用・情報元は国民保養温泉地 酸ヶ湯温泉旅館【公式サイト】

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