今回は、現在職業訓練一ヶ月の筆者が実際に職業訓練を受けていく中で感じるメリット・デメリットについて、詳しく紹介していきたいと思います!
人によっては、なんだか合わないなと感じることもあると思うので、メリットだけでなく、デメリットもしっかり検討してください!
職業訓練ってなんなの?という方はまずこちらの記事へ
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追記!
6ヶ月間の職業訓練を修了したので、私やクラスメイト達のその後の進路について書き足しました。
本記事のメリット・デメリットにも、卒業までの間にさらに感じた内容を書き加えています。
気になる訓練修了後の進路についてはこちらの記事へ
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職業訓練のメリット
①無料で学べる
この職業訓練シリーズでも、もう何度も書いてきていますが、まず無料で学べるというのが最大のメリットだと思います!
職業訓練の種類や対象者・期間などを詳しく知りたい方はこちら >
②給付金がもらえる
「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」では、受講料が無料なだけではなくて、給付金がもらえるというのも、職業訓練の大きなメリットのひとつです。
過去の記事の「給付金はどれくらいもらえるの?」という項目で、支給額や条件について詳しく解説させていただきました。
③雇用保険の受給期間が延長される
雇用保険の受給期間は
といった条件によって、それぞれ変わってくるのですが、公的職業訓練を受講している間は、たとえ途中で受給期間が終了しても、訓練が終わるまで給付金の受給が延長されます。
お金の心配をせずに勉強に集中出来るのは嬉しいですよね!
④失業認定の手続きが楽になる
雇用保険を受給するためには、「失業認定申告書」の提出が必要で、それには原則として月に2回以上の求職活動実績というものが必要になってきます。
職業訓練に通っていれば、訓練を受講することが活動実績として認められます。
さらに「公共職業訓練」ではハローワークへの書類提出も訓練校が代行してくれるので、自分でハローワークへ行って手続きしなくても良くなります。
※「求職者支援訓練」の方は月に一度の「指定来所日」があります。
⑤独学より効率よく学べる
独学では、分からないところが出てくると、そのたびに自分で調べなくてはいけませんが、職業訓練に通えば、その場ですぐに先生に教えてもらえます!
曖昧にしたまま先に進んでしまうと、そのうち壁にぶつかりますし、勘違いしたまま覚えてしまうという最悪な事態も防げます。
現場に詳しい先生なら、型通りの知識だけではなく、より実践的な手法を教えてくれるので嬉しいです!
⑥人の失敗から学べる
訓練校では色んな人たちと一緒に授業を受けるので、自分はつまづかなかった問題でも、他の人が失敗をしてくれることで、そういう可能性があることを知ることが出来ます。
就職して実際の現場に立てば、予想外の問題が起こることもありますよね!
問題の解決法をたくさん知っておけるというのはとても良いことだと思います。
もちろん自分の失敗が他の人の役に立つこともあります!
みんなで協力し合って成長出来たら素晴らしいですよね!
⑦就職しやすくなる
職業訓練では、就職に向けたサポートも行っていて、例えば履歴書や職務経歴書の書き方・面接の練習なども無料で受けられます。
参考書や動画などで調べても、実際に添削してくれたり、面接官の代わりになって改善点を教えてもらえる機会はなかなかありませんよね。
特に今まで自己流でやってきた人たちにとっては、とても心強いサポートだと思います!
履歴書などは何度でも書き直しが出来ますが、面接は本番一回勝負だから、しっかりと準備して臨みたいですよね!
卒業生の実際の就職状況など、気になるその後の進路は【第14回】職業訓練生のその後の進路は?就職しないとどうなる?という記事で詳しく紹介しています。
⑧生活リズムが整う
失業中はつい夜更かししてしまったり、朝もぐだぐだしがちですよね。
職業訓練に通えば、毎日決まった時間に登下校するので、生活リズムが整います。
特に失業期間が長くなってしまった人は、就職に向けてワンクッションおけることで、心身への負担も少なく済むと思います。
就職していきなり寝坊なんて絶対出来ないですよね!
私もずいぶん健康的な生活になりました。
⑨時間に余裕ができる
私の通っている訓練校では、朝9:25~夕方15:40までです。
会社に勤めている頃と比べたら、毎日かなり自由な時間があります!
さらに訓練休というものもあって、一般的な会社勤めよりも休みの日がかなり多いです!
【第3回】「ものづくりサポート科」の訓練スケジュールと1日の流れについて >
⑩託児サービスがある
私は子供がいないので関係ありませんが、職業訓練に通う人の中には、子供を預けて通っている人もいます。
すべての訓練訓練で対応しているわけではありませんが、託児サービス付の職業訓練では保育料も無料で子供を預けられます。※昼食代やおやつ代などは別でかかります。
自宅で子供をみながらやるよりも、勉強に集中できると思います。
⑪大人になってから受ける授業は楽しい
私は中学生の頃からずる休みの常習犯であり、高校は不登校のあげく中退になったくらい学校嫌いでしたが、職業訓練は一度もずる休みはしませんでした。(コロナになって一週間ほどは休みましたが)
なぜなら、大人になってから新たに何かを学ぶというのは、予想以上に楽しかったからです。
ただ席に座って受ける授業だけでなく、工作系の実習が多かったのも、楽しかった要因だと思います。
ものづくりサポート科の詳しい授業内容は以下の記事で詳しく紹介しています。
職業訓練「CADものづくりサポート科」の授業内容を徹底解説!前編
職業訓練「CADものづくりサポート科」の授業内容を徹底解説!中編
職業訓練「CADものづくりサポート科」の授業内容を徹底解説!後編
職業訓練のデメリット
①自分のペースで勉強出来ない
人によっては、授業のペースが速くてついていけなかったり、逆に遅すぎてストレスに感じることもあると思います。
自分のペースで勉強したい人には、職業訓練は向いていません。
②やる気のない人がいる場合がある
公的職業訓練を受講するメリットのひとつである、「受給期間が延長される」ことを狙って、本当は大して興味もないのに受講する人も中にはいるようです。
私のクラスにも、それが目的だとは思いたくありませんが、授業に集中せずに周りのモチベーションを下げるような発言をする人がいます。
自分の就職に向けてしっかりと勉強出来る人は大丈夫ですが、悪い意味で人に影響されやすい人は不向きかもしれません。
③再就職まで長引いてしまう
受講する学科にもよりますが、私が通っている「ものづくりサポート科」は6ヶ月間あります。
「長期高度人材育成コース」だと2年間も訓練生の期間が続きます。
雇用保険が受給出来るとはいっても、就職した方が収入が良いことが多いと思うので、収入が低いと生活が苦しいという人は、職業訓練は難しいです。
きちんと勉強して就職に繋げられれば良いですが、もし就職できないと、職歴に空白期間が出来てしまうので、その後の再就職はより困難なものになってしまう可能性があります。
④コースによっては正社員への就職は厳しい
職業訓練のコースによっては、訓練校で学んだことを習得するだけでは、正社員への就職は厳しいです。
卒業後すぐに正社員への就職を希望する場合は、何かしらの資格をとれるコースを選んでおきましょう。
正社員への就職が厳しい理由や、私が取った就職戦略については【第14回】職業訓練生のその後の進路は?就職しないとどうなる?という記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は職業訓練のメリット・デメリットについて解説しました!
私はいまのところメリットばかりで、職業訓練に通って本当に良かったと思っています!
職業訓練について迷っている方の参考となれば幸いです!
私もまだ4週間。これからも感じたことや参考になる記事を書いて発信していくので、ぜひ楽しみにしていてください!
※本記事は筆者の職業訓練体験(2022年3月~9月まで)を元に書かれたものです。
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