【動画付き】アイスランド自転車一周体験記の第4回目は、
という、アイスランドを自転車で一周して感じた、それぞれ良かったこと・辛かったことのトップ3を発表したいと思います。
後から振り返ってみれば、辛かった体験も旅のスパイスとして重要だったなあと感じちゃうんですけどね。
良かったことトップ3
私が一周したリングロード(国道1号線)は、Wikipediaによると総延長1,339 kmもあるそうです。
今までにも色んな方法で旅をしてきましたが、実はこれほどの長距離を自転車で旅したことはまだありませんでした。
しかも場所はアイスランド。時には100㎞近く、ほとんど何もない荒野を走り抜けなくてはいけません。
途中で何かあったらどうしよう…。怪我や疲労が溜まりすぎて走り切れなかったらどうしよう…。と実はかなりびびっていました。
最後まで特に大きなトラブル、怪我や病気も無く、無事に一周出来たことがまず良かったです。
特に川の美しさには目を見張るものがありました。
日本では、洪水を防ぐためにほとんどの川が堤防や護岸のためのコンクリートなどで覆われてしまっていますが、アイスランドの川はとても自由だなと感じました。
人の命を守るため、また農地利用や快適に過ごすために、日本では仕方のないことなのかもしれませんが、地球の元々の姿、本来あるべき姿はこうなのかな?と考えたりもしました。
また、アイスランドは世界一美味しい水として、蛇口から天然水が出てくることでも知られています。
日本でも水道水はそのまま飲むことが出来ますが、アイスランドの水は消毒のための塩素などが含まれていないため、ものすごく美味しいんです。
少し前のツイートにはなりますが、当時私も読んですごく驚いたことを思い出したので、ここで紹介したいと思います。
日本を含めて9カ国しか、水道の水をそのまま飲める国はありません!
— 国土交通省 (@MLIT_JAPAN) August 17, 2018
詳しくは、平成30年度版「日本の水資源の現況」
8月1日は #水の日
閲覧はこちら↓https://t.co/WERjkccbL1 pic.twitter.com/mMnEULONzM
自然を大切にして、いつまでも水道から水が飲める国でありたいなと思いました。
アイスランドを一周するとしたら、どうしてもリングロードがメインになるので、同じように自転車で一周している人にもよく会いました。
中でも、すでに70歳を超えていると言っていたドイツ人のおじいさんが、私よりもはるかに大きな荷物を積んで、満面の笑みで元気に自転車を漕いでいるのが印象的でした。
私もこれぐらいの歳になったとき、同じようにまだ旅を続けていられるだろうか?
そのためにはいったい何をすれば良いのだろうか?
と、今までも十分すぎるほど自由気ままに生きてきましたが、この先の人生プランについて、改めてじっくりと考えるきっかけになりました。
人生一度きり!どうせなら思いっきり楽しみたいですよね!
辛かったことトップ3
わざわざ大自然の中に飛び込んでいって、何を言っているんだ!という突っ込みもあるかとは思いますが、「アイスランドの自然は、マジで厳しい!」と実感しました。
特に風!台風でもなんでもないのに、あれほどの強風にさらされたことは未だかつてなかったように思います。
「風が強くて中々進めないなあ」なんていうレベルではなく、荷物をがっつり積んだ自転車ごと何度もなぎ倒されました。
ついでに雨も降ってきたりなんかすると、吹きっさらしで逃げ場もないので、停まって休憩することも出来ません。
たまたま見つけた土管に入ってなんとかやり過ごしたときもありました。笑
私がアイスランドに行ったのは8月でしたが、寒さもかなり厳しく、体感的にはだいたい日本の10月~11月ぐらいに感じました。
日本一周バイク旅の装備を紹介!旅歴15年以上の私が厳選した道具たち<キャンプ編>でも紹介していますが、プラティパスを持っていくと、ただの水筒としてだけではなく、寒いときに湯たんぽとして使えるので超おすすめです!
こちらも、わざわざ自転車で走りに行っていて、何を言っているんだ!と言われればそれまでなのですが、特にアイスランドの東側、リアス式海岸のエリアは「海を突っ切れば10分なのに!」と思える場所で2時間以上かかったりします。
本当は出来るだけすべての海岸線を走りたいと思っていたのですが、「もう駄目だ…」と最後の一回りは省いてトンネルで楽をしてしまいました。
あそこでトンネルを使わなかったら、キャンプ場にたどり着けずに真っ暗になっていたから仕方なかった!と自分に言い聞かせました。笑
<アイスランド自転車一周体験記。特におすすめ&お得なキャンプ場6選!>でもおすすめした【Brunes】もこの辺りだし、景色は最高なんですけどね。
どの辺りのことを言っているのかは、こちらの地図で確認できます。
(北西部はさらにヤバそうです!私はリングロードメインで一周したので行ってません。)
↓↓↓↓↓↓↓↓
2019-CI-Ahlid-net2.pdf (cyclingiceland.is)
これは辛かったというより、単に私の軍資金が足りなかったからなのですが、せっかくアイスランドまで行ったのなら、もっとアイスランドでしか食べられないようなものをたくさん食べてみたかったです。
<アイスランド一周自転車旅&その他の滞在費・かかった費用を全て公開!>でもお伝えしましたが、アイスランドの物価、中でも「レストランでの食事」はかなり高いです。
私もそれなりに覚悟していったつもりだったのですが、まさかあそこまで高いとは思っていなかったので、食事については少し後悔が残りました。
アイスランドに行ってから「うわーマジかー!」とショックを受けて、「本当は食べたかったのに高すぎて食べられなかった…」とならないように、食費の予算はかなり多めに見積もっておくことをおすすめします。
ちなみにアイスランドはここ数年グルメブームで、世界中の有名シェフがこぞってレストランを出店しているそうです…。またいつか。
安く済ませるためのお得な情報は<アイスランド自転車一周体験記。特におすすめ&お得なキャンプ場6選!>で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回でアイスランド自転車一周旅の記事はおしまいになります。
全部読んでくれた方も、情報集めにちょこっと覗いてみただけの方も、私の記事で少しでもアイスランドの魅力や役に立つ情報を提供出来たら嬉しいなと思って書きました。
アイスランドは私の旅人生の中でも特にお気に入りの国です。
みなさんにもぜひいつか行ってもらいたいなと思っています!
最後に、1回目の記事にも載せましたが、3分程度の短い動画も作ったので、良かったら観ていってください。
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