上高地とさわんど地区でバス案内スタッフとして勤務中の筆者が、2023年の上高地混雑状況を予想して、カレンダーに分かりやすくまとめました。
今年の予想はこちらの記事でどうぞ→【2024年】上高地の混雑予想。カレンダーで簡単チェック
【2023年】上高地の混雑予想カレンダー
黄色・・・そこそこ混雑している日
赤 ・・・出来れば避けた方が無難な日
水色・・・シャトルバス運休期間
バス規制日は、観光バス・マイクロバスで来る人も「さわんど」「あかんだな」でシャトルバスに乗り換えるため、特に注意が必要です。
混雑日の上高地の様子
上高地の混雑ぶりは、初めて行く人にはなかなか想像しづらいかも知れません。
混雑日の上高地を分かりやすく例えるなら、安売り日のスーパー、人気イベント中のディズニーランドと一緒です。笑
冗談ではなく、本当にそれくらいの覚悟を持って来ないと、リフレッシュどころか人混みに揉まれて逆にぐったりと疲れてしまう羽目になります。
せっかくの大自然、清々しい上高地でのリフレッシュを期待するも、混雑に巻き込まれて駐車も出来ない、バスにも乗れないとあっては台無しですよね。
現在の上高地の様子・・・【上高地】ライブカメラ一括チェック >>>
混雑を避ける3つの方法
- 混雑日を避ける
- 混雑する時間帯を避ける
- 直行バスを予約する
1.混雑日を避ける
上記のカレンダーで赤色になっている混雑予想日を避けることで、ある程度の混雑は防げます。
とは言っても、休みを取れる日は限られているし、やっぱり猛暑を避けたり紅葉を見に行きたいということで、行きたい日が混雑予想日に重なってしまうこともあるでしょう。
どうしても赤色になっている混雑予想日に上高地に行く場合には、せめて「混雑する時間帯を避ける」のがおすすめです。
2.混雑する時間帯を避ける
混雑・混雑と言っていますが、一番困るのは上高地での観光自体ではなく、マイカーからの乗り換え場所である「さわんど」と「あかんだな」の駐車場付近の渋滞、それに上高地バスターミナルで復路のバスに乗る時です。
「さわんど」と「あかんだな」の駐車場付近はどちらも片側一車線で道幅も狭く、一度渋滞にはまってしまうとなかなか抜け出せません。
赤色になっている混雑予想日では、遅くとも朝の7時台には駐車場に着くように計画するのがおすすめです。
8時、9時と遅くなるにしたがって、駐車場が満車になる可能性が高くなり、まず駐車場へ入るための渋滞が起きます。
うまく駐車できたとしてもその後のバスチケット売り場でまた長蛇の列、バスターミナルから上高地までも、通常30分で着くところを2倍、3倍かかることもあります。
帰りは午後2時過ぎくらいから一気に混みあいます。
午後1時台には帰りのバスに乗るように計画を立てていれば、混雑に巻き込まれる可能性は低くなります。
「さわんど」と「あかんだな」の市営駐車場では、自動精算機による後払いのため、帰りの駐車場内でもまた渋滞が起きます。
民間の駐車場は先払いのため、帰りの駐車場内での渋滞はほとんどありません。※道路の渋滞はまた別の問題
3.直行バスを予約する
そもそも混雑のひどい「さわんど」と「あかんだな」の市営駐車場には近寄らないのも一つの手です。
上高地への直行バスを使ってしまえば、自分で運転する必要がなく、ゆったり座っておしゃべりしたり、寝ているだけで上高地に着けます。
「新宿」「大阪」「京都」「長野」からは【さわやか信州号】が上高地への直行便です。
《公式》さわやか信州号 (alpico.co.jp)
その他東京方面からは登山バス【毎日あるぺん号】も便利です。
登山バス・日帰りバスツアー「まいたび」 (maitabi.jp)
「名古屋」からは【名鉄バス】が上高地への直行便です。※2023年の運行予定はまだ未定
上高地|名鉄バス (meitetsu-bus.co.jp)
元々「さわんど」までマイカーで行く予定だった人は、「松本バスターミナル」付近に駐車して、「ナショナルパークライナー」の早朝便(5:30発)を使うのが、個人的には一番おすすめです。
ナショナルパークライナー 松本バスターミナル⇒上高地(予約制)の運行について
出発日の1ヶ月前からしか予約できない上に、人気ですぐに売り切れてしまうので、前もって検討しておく必要がありますが、料金も割安で、とても良い手段だと思います。
「ナショナルパークライナー」は松本から上高地への往路便しかありませんが、復路の上高地~新島々駅・松本駅へのバスも同じように1か月前から予約可能です。
4/29(土)混雑状況を追記!
上記の<上高地の混雑予想カレンダー>では「出来れば避けた方が無難な日」と予想した4/29ですが、実際はほとんど混雑のない快適観光の穴場日となりました。
バス案内会社でも混雑を予想して、朝一からすぐに出発できるシャトルバスを5台準備(200人以上乗車可能)して待機していたのですが、結局1台しか稼働せず、その後もほぼ常に5台の余裕を持ったまま一日を終えました。
考えられる理由としては、上高地の天気予報が、29日の夕方~30日のほぼ一日中雨予報だったからかなと思います。
まだシーズン初めということもあり、泊まりで上高地入りする予定だった人が、「またの機会に」と計画を取り止めたのではないかなと思います。
このように、上高地の混雑状況は天候によりかなり左右されます。
逆に、他の休日が雨予報のために、唯一の晴れ予報日に一気に混雑することもあるので、実際にどうなるかは、その日になってみるまで分かりません。
5/4(木)混雑状況を追記!
5/4(木)ゴールデンウィーク2日目の混雑状況を分かりやすく箇条書きにしてお伝えします。
- 4:50・・・通常の5:00よりさらに10分早い4:50からシャトルバス運行開始
参考:【2024年】上高地シャトルバスの運行時間・料金最安の方法を紹介 >> - 5:00・・・10分間隔でバスを運行。常に満車(バス待ち50~100名)
- 6:30・・・さわんど第3バスターミナル(410台)が満車
- 8:00・・・その他の駐車場も8割以上が満車
参考:【2024最新】上高地さわんど駐車場の利用方法を徹底解説! >> - 9:00・・・駐車場に入れない車による上高地への道路の渋滞発生
- 9:30・・・道路渋滞によりシャトルバス運行の遅延(バス待ち常時50名以上)
- 11:00・・・上高地から戻って来たお客様により帰路の道も一時渋滞
- 11:30・・・帰ったお客様分の駐車スペースが空いて、新たなお客様による混雑の第2派(バス待ち50~80名)
- 14:00・・・少し落ち着いてくる
筆者の勤務時間が14:00までだったため、その後のさわんど地区バスターミナルの状況は分かりません。
14:00以降は通常、上高地へ向かうお客様よりも、上高地から帰ってくるお客様により上高地バスターミナルがまず大混雑します。
そのお客様たちがさわんど地区に戻ってくると、駐車場や松本方面への道路の渋滞が始まります。
2023年のゴールデンウィーク前半は天気にも恵まれ、上高地の風景は素晴らしいものになりましたが、その分やはり混雑もたいへんなものになりました。
雨の日の上高地ってどんな感じ?
5月19日(金)
あえて1日中雨予報の上高地へ行って、4時間かけて散策してきました。
「上高地って雨でも楽しめるの?」「景色はどんな感じで見える?」などの内容を下の記事にまとめました。
私の正直な感想をお伝えするなら、「雨予報なら、上高地はまた次回」にするのがおすすめです。
晴れの日と比べると、上高地の魅力は半分以下です。
「なんだ、こんなものか」なんて残念な感想を持たないためにも、上高地へはぜひ晴れの日におこしください。
上高地の紅葉時期・おすすめスポットは?
上高地は夏の爽やかさだけでなく、紅葉時期も人気のエリアです。
せっかく行くなら、しっかりと一番の見ごろ時期に行きたいですよね!
下の記事で見ごろ時期の詳しい説明、おすすめ撮影エリア、その他お役立ち情報をまとめています。
まとめ
上高地とさわんど地区でバス案内スタッフとして勤務中の筆者が、2023年の上高地混雑状況の予想と、混雑を避ける効果的な方法について紹介しました。
本記事の情報はあくまで前年までの筆者の経験と、2023年シャトルバス開通後の上高地の様子を見ていての判断ではありますが、少しでも混雑を避けて上高地を満喫したい人の参考になれば幸いです。
上高地へマイカーで向かう際の拠点となる「さわんど駐車場」「あかんだな駐車場」の最新情報は以下の記事にまとめました。
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