私がワーキングホリデーから就労ビザを取り、ニュージーランドに4年半移住していたときは、レストランでシェフをしていました。
就労ビザを取れたのは、高校生の時にしていた飲食店バイトの経験が元になっています。
当時はそんなつもりは全くありませんでしたが、いざ海外に移住したいと考えた時に、「飲食店で働いていて良かった!」と思ったので、将来的に海外移住を目指している人に向けて、具体的にどんな飲食店が海外移住に繋がりやすいのかをお伝えしたいと思います。
飲食店バイトが海外移住に繋がるなんてイマイチ信じられないけど、気になる話だなあ…。
私以外にも、この方法で海外移住→永住権を狙っている人、実際に取得して暮らしている日本人はかなり多いですよ。
年収は能力ではなく『どこで働くか』で決まる。 pic.twitter.com/8VPXTSTFzo
— ツイ廃RE𝕏 (@REX_TwiHai) September 5, 2024
海外移住の方法
飲食店バイトが海外移住に繋がるという話をしましたが、具体的な飲食店の紹介の前に、まずは海外で暮らすための6つの方法を紹介します。
- 現地企業に就職する
- 日本企業の海外支部に派遣される
- 自分で稼ぐ
- 滞在費の安い国で暮らす
- 永住権を取る
- 現地の人と結婚する
それぞれの具体的な方法、メリット・デメリットについてはコチラの記事で紹介しています。
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今回紹介する方法は「1.現地企業に就職する」と「2.日本企業の海外支部に派遣される」に関わってくる内容です。
現地企業に就職する方法
まずは現地企業に就職する方法について説明します。
これから説明する基本的な流れが分かれば、飲食店だけに限らず多くの職種で海外移住を目指すことが可能だということが分かります。
日本からいきなり現地の求人募集に応募して採用されるのはかなり難しいので、私はワーキングホリデー制度を使ってまずはアルバイトとして働き、そこから就労ビザに切り替えるという方法をとりました。
現地で就職する(就労ビザを取る)際に、特に重要になってくるものは以下の2点です。
「企業が求める人材の適任者が現地では見つからないという証明」が必要な理由は、あなたを採用することによって、現地の人の就職の機会を減らしてはならないからです。
「あなたがそのポジションの適任者であるという証明」には、あなたの持っている資格や経験等が、企業の求めている人材の要素と一致していることが重要になってきます。
どちらも就労ビザを発給してもらうためには不可欠なもので、たとえ企業があなたを採用したいと思っても、この2点を国に提出して、国からその必要性が認められなければ、就労ビザは下りません。
ちょっと難しいよ。もう少し簡単に説明してくれない?
簡単に言うと、「国としては出来る限り現地の人を雇って欲しいけれど、現地の人ではあなたの代わりは無理だと分かれば、あなたにビザを出しましょう」という状況が必要なのです。
逆を言えば、代わりの人が見つかってしまうような仕事では、就労ビザは下りないということです。
僕はそんな凄いスキルは持ってないから無理だよ!
諦めるのはまだ早いですよ!
現地の人には無くて、あなたが持っている決定的な要素があるんです。
現地の人には無くて、あなたが持っている決定的な要素、それは「日本人であること」です。
日本人であることは、日本では当たり前のことですが、海外に出ればそれだけでひとつの武器になります。
例えば、日本語通訳、日本語教師、日本の伝統芸能、日本食、これらはすべて、就労ビザを取る際に必要になってくる、現地の人ではあなたの代わりは無理だという理由として成り立ちます。
ええっ?じゃあ日本人ならだれでもOKなの?
いいえ。日本人であっても、なんの知識も経験もなければ、現地の人を一から教育するのと変わりません。
あなたの持っている資格や経験等が、そのポジションに就くために十分なものである必要があります。
「オーナーが日本人だから」「オーナーが親日家だから」「日本人は仕事が丁寧な気がするから」なんていう理由では、ビザは下りません。
学生のうちから飲食店バイトで経験を積んでおくことで、将来的に海外移住にも繋がってくると言ったのはそういう理由です。
海外移住に繋がる飲食店バイトの選び方
それでは具体的に、海外移住に繋がる飲食店について説明していきます。
先ほどの項目ですでに答えは出ているようなものですが、「日本人であること」が武器になる飲食店が、海外移住に繋がります。
つまり、早い話が日本食ですね。
世界的に見ても、これほど多くの専門店が揃っている国は日本以外にありません。
さらに、専門店でありながら、マニュアルが確立されているおかげで、学生のアルバイトでも働ける機会が整っていることが素晴らしいです。
日本食といっても幅広く、たとえばカレー屋なんかも、日本のカレーはインドのカレーとは違うので、見方によっては日本食とも言えますが、出来れば海外的にもすでに日本食として広まっているものを選ぶと良いでしょう。
具体的には以下のような飲食店が、海外で就職する際に「日本人であること」が重要であると認められやすい飲食店です。
どのお店もよくバイト募集を見かけるね!
ここで重要なのは必ずキッチンで、実際に調理に関わるポジションに就くこと!
皿洗いやホールの仕事では、日本食の経験者という強みにはならないからです。
日本企業の海外支部に派遣される方法
上に挙げたような飲食店は、特に海外への出店も多いので、予め海外進出志向のある飲食店を狙って入り、その後その店での活躍が認められれば、海外支店のスタッフとして応募することも出来ます。
もちろん、学生バイトからそこまでのレベルになるには、かなりの努力が必要だと思いますが、学歴や高い語学力を身につけずとも海外に移住する方法としては、かなり有効な手段です。
そもそも料理の世界は、昔は見習いから入って一人前になるというのが一般的な業界で、今でも十分、調理師学校を出ずとも一流の人たちと対等に戦える世界です。
どうせなら、たかが学生バイトと思ってやるのではなく、もしかしたら世界で活躍するチャンスがあることを見据えたうえで、より良い飲食店を見つけてバイトして欲しいなと思います。
うーむ、ニューヨークのど真ん中で寿司を握る。
セレブがこぞって僕の寿司を食いに来る。
そんな未来が僕にもあるかもしれないなんて!
私は女王の住む町に相応しいと名付けられたクイーンズタウンという町で、ブラックカードばかりの超セレブ相手に天ぷらやステーキを提供していました。
海外の飲食店求人サイト
最後に、夢の広がる海外の飲食店求人サイトをいくつか載せておきます。
中には年収1,480万なんて求人も…。シェフは世界中で生きていける素晴らしい仕事ですね!
寿司職人、和食料理人、シェフ、板前、調理師の海外就職・転職・求職支援
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将来の可能性を広げたい人は、ぜひ学生のうちから飲食店バイトを経験しておきましょう!
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